« 2019年11月 | トップページ

12月10日(火) 吉野さん ノーベル賞の 受章を前に 笑顔がちょっぴり ぎこちなかった・・・?

Mx4500fn_20191213_235317_001
 今年のノーベル化学賞受賞者・吉野彰さんが、いよいよスウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで、グスタフ国王からノーベル賞受賞記念のメダルと症状を手渡される式典に臨むということで、メディアはそれを大きく取り上げている。その吉野さんの表情を見ていると、笑顔が少しぎこちない印象であった。
 緊張しているせいなのかな、とも思ったが、本人は言下にそれを否定。それならばと勝手に想像してみるに、受賞決定以降、マスコミにいつも追い回されて、しかもそこで投げかけられる質問が、「今のお気持ちは?」だとか、「奥様のご様子は?」だとか、研究者としての人生を一筋に生きてきた吉野さんにとってみれば、どうでもいいような質問を、繰り返し繰り返し投げかけられるので、もういい加減にしてほしい、という気分になっていたのではなかろうか。
 しかしさすがは民間人研究者の吉野さん、すぐに気を取り戻して、笑顔を振りまいていたが・・・。

|

12月9日(月) 2ヶ月余 一体何を していたの? 北風の中に 国会閉会!

Mx4500fn_20191213_160540_003
 今日、第28回臨時国会が閉幕。 10月4日に召集され、67日間にわたって開かれてきた国会である。
 しかし振り返ってみると、安倍総理の後援者を数多く招いて、「税金の個人的使用」と指弾された「桜を見る会」問題以外については、残念ながらほとんど何も印象に残っていない。 2か月余りにわたって国会が開かれていて、しかもその国会の動きを数多くのマスコミが追いかけていたのだから、本当ならば、もっといろいろな国政上の議論が記憶に残っているはずである。しかし、それが全くと言っていいほどない。本当に国会が開催されていたのだろうかと思うほどである。
 もう今から100年以上も前のことになるが、旧制一高の学生であった藤村操が、日光の華厳の滝で投身自殺をした。そのときの遺文「巖頭之感」のキーワードは、「不可解」であった。今、日本の国会も、この「不可解」という言葉を残して、激しい時代潮流の中に投身自殺せんとしているのか・・・。
 

|

12月8日(日) 「経済学」とは 人の心を 切り捨てて 「学問」にした エーカッコシーかも。。。?

Mx4500fn_20191213_160540_002
 12月のフォレスト・トレンド勉強会で取り上げたのは、宇沢弘文著『経済学は人びとを幸福にできるか』という本であった。この本は、宇沢氏が晩年になって世に出した本であり、各地で行った講演や様々な紙誌に寄稿した論文などを1冊の本に取りまとめたというものであった。
 この本には、先にご紹介した通り、『経済学は人びとを幸福にできるか』というタイトルが付けられていた。おそらくは、著者は、既成の経済学では、その目的を達し得ないという含みを込めたタイトルなのだと思う。つまり、「経済学」はしっかりとした理論体系と客観性を持つ「学問」のように見えるけれども、その実態は、経済学者が立てた仮説に合致するものだけを残し、それ以外を切り捨てることによって、初めて成り立つものである、と指摘している。とりわけ、理論的な表現が困難な「人の心」を切り捨てての議論が、「果たして人々を幸せにするものなのか」という大きな疑問を呈しているのである。

|

12月7日(土) 真珠湾 攻撃の日から 78年! 地獄を前に 喝采した日だ

Mx4500fn_20191213_160540_001
 12月7日と聞いて、すぐに思い出すのは、日本の連合艦隊が、ハワイの真珠湾を攻撃し、そこからアメリカとの熾烈な戦闘が始まった日ということである(日本時間では、12月8日未明となる)。この戦闘開始の報道が行われた時、日本国内では、各地で喝采が叫ばれたのだそうである。おそらくは、ここに至るまで、日本はアメリカをはじめとして世界各国からの強い圧力を受け続け、国民は、心理的にかなり追い込まれていたのであろう。だから、この戦端が開かれた日のことを色々な人が書き残しているが、一様にその晴れ晴れとした気分を書き綴っている。
 しかし、日本にとっては、これは地獄への入り口となった。これから4年弱にも及ぶ激しい「太平洋戦争」が展開されることになるが、その中で、莫大な数の兵士や国民が犠牲になり、国土も灰燼に帰することになったのであった。
 私たちは、このことから何を学ぶことができるのであろうか。日本が再び戦争に巻き込まれないために、何を考えなくてはならないのであろうか。

|

12月6日(金) 10月の 景気指数が 急降下! 年末商戦 こりゃヤバイかも・・・

Mx4500fn_20191212_185317_006
 内閣府が、 10月の景気動向指数を発表。それによれば、景気の現状を示すとされる一般指数が、94.8 と低水準の数字となった。これ以外の様々な指数も、軒並み悪化したという。これまで長い間続いてきた「実感のない好景気」も、いよいよその終焉の時を迎えているのかもしれない。
 今回の数字は、消費税増税直後のものであったので、駆け込み需要の反動が示されているという指摘がある。また、米中間での貿易戦争の行方が見えないので、その影響もあるだろうと言われる。さらにボーナス支給額の減少も、消費者心理に影を落としているのかもしれない。
 ともかくも、これから年末商戦に突入するのであるが、それがふるわないとなれば、一気に消費の気分が落ち込んでしまうことにもなりかねない。日本経済の先行きに、黄色信号がともり始めている気がしてならないのである。

|

12月5日(木) 安倍政権 経済対策 決定す・・・ 借金の山 また高くして・・・

Mx4500fn_20191212_185317_005
 この日、政府は、国や地方からの財政支出が13.2 兆円にもなる大規模な経済対策を閣議決定。これに民間の支出も加えた事業規模は、約26兆円にも及び、このお金で、東京オリンピック後を見据えた成長分野への投資や、自然災害に備えるインフラ整備などを行うという。この経済対策によって、経済の下振れ懸念に対する備えにしたいというy考えのようである。確かに、「転ばぬ先の杖」ということは大切で、これだけの規模の経済対策を実施すれば、一定の効果はあるだろう。お金の流れ道を深堀して、そこをお金を流せば、確かに景気は維持できるだろう。
 しかし気がかりなのは、財政赤字の増大である。公債残高が年々増大を続け、本年度末で約900兆円にも上る。この部分だけで、日本のGDPの2倍弱の金額となる。そこにさらに借金を積み上げていく、ということには、私は、将来世代に対する不誠実さを感じてならないのである。

|

12月4日(水) アフガンで 中村医師が 非業の死・・・ されどそいつは 一粒の麦・・・?

Mx4500fn_20191212_185317_004

 アフガニスタン東部のジャララバードで、支援活動に取り組んできた日本人、中村哲さんが、何者かによって襲撃され、殺害された。中村さんは、元々は医師として現地の医療支援を行っていたが、アフガニスタンの人々の貧困問題や食糧問題を根本から解決しなければ、いつまでも問題は解決しないと考えて、大規模な灌漑用水路建設事業に、自らが先頭に立って取り組んでいたという。この日も、その現場に向かう途中で、襲撃を受けたということであった。
 中村さんの活動ぶりを紹介する映像がテレビから流れるのを見ていると、中村さんの表情は、常に遠いところを眺めているような目であった。神様を見つめているのか。中村さんは、おそらくは、聖書のヨハネ伝にある「一粒の麦もし死なば」という聖句を胸に抱いての活動であったのだろうと思う。自らの死の先に、大きな実りを夢見ながら、この世から旅立っていかれたのではないだろうか。そのような気がしたのであった。

|

12月3日(火)マルタにて 冷戦終結 30年・・・ 歴史は何故か 繰り返すもの・・・

Mx4500fn_20191212_185317_003
 米ソ両首脳が、地中海のマルタ島で会談を行い、「軍拡、相互不信は過去のものになった」と高らかに謳い上げて、冷戦の終結を宣言したのが、1989年12月3日のこと。つまり、今日は、その日からちょうど30年ということになる。この会談が行われたのは、ベルリンの壁が崩壊した直後であり、その後2年足らずで、東側陣営の領袖であったソビエト連邦も、崩壊してしまう。そして世界は、「アメリカ一強時代」になっていくのである。
 あの当時は、これで、世界全体が1つの安定した秩序の下に動く平和な時代が到来することになるだろうという楽観的なムードが漂っていた。確かに、しばらくの間は、そんな世界秩序が生み出されてくるムードもあった。しかし今、世界を見渡してみると、再び新たな冷戦時代を予感させられるような対立と分断が進んできている。「歴史は繰り返す」とは、クルチュウス・ルーフスの有名な言葉であるが、これから先の世界が案じられてならない。

|

12月2日(月) 中国と ロシアの連携! 接着剤は 何ともうるさい 米大統領! 

Mx4500fn_20191212_185317_002
 ロシアから中国に天然ガスを運ぶ初めてのパイプライン「シベリアの力」が完成し、この日稼働を始めたと報じられている。ロシアといえば、天然ガスの輸出世界一の国である。一方、中国といえば、その世界最大の輸入国である。この両国が、エネルギーという国家戦略上の基幹部分で手を結び合ったことの意味は、非常に大きなものがあるだろう。中国とロシアは、軍事面での協力も拡大しており、これから先、様々な分野での連携が進んでいくものと思われる。
 この大国同士の連携を促進したものは、言うまでもなく、アメリカ・トランプ政権からの強い圧力である。トランプ政権が「アメリカ・ファースト政策」のもとで、アメリカの国益獲得のためにさまざまな国に対する要求を強めている。その強い圧力の中で、アメリカに反発を覚える国々が増加しており、それらが、世界各地に新たな協力関係を生み出してきているのである。それは、いずれの日にか、アメリカに対する攻撃の共同戦線を形成することにもなろう。心配である。

|

12月1日(日) 『自省録』 著者のマルクス・ アウレリウスは パックスロマーナ 皇帝なのだ!

Mx4500fn_20191212_185317_001
 今回の「人間哲理研究会」で取り上げたのは、マルクス・アウレリウス著『自省録』という本であった。
 マルクス・アウレリウス(121~180)は、第16代ローマ皇帝。この時代に、ローマ帝国は最も隆盛を極めていて、その時代に国をうまく治めたことから、「五賢帝」の1人として、高く称えられている。
 しかし、この時代には、周辺異民族からの侵入が続き、さらに家来であった将軍の裏切りが起こったりして、マルクス・アウレリウスは、その皇帝在任中、戦争に明け暮れ、遠征中にその命を終えることになる。
 しかしそのような中にあっても、マルクス・アウレリウスは、自らの心を省みる時間を大切にし、その思索の中で心に浮かんだことを書き残していた。それが後になって発見され、出版されたのが、この『自省録』という本である。
 厳しい人生を生きていた中での思索記録であるだけに、胸に迫る言葉が数多くあった。ご一読をお勧めしたい本である。

|

11月30日(土) 日印が 安保協力・・・ 亡き父の 因縁かも、とは 総理の胸中

Mx4500fn_20191213_184818_004
 ニューデリーで、日印の外務・防衛閣僚会議が開催され、今後の防衛協力を謳った共同声明が採択された。それによれば、自由で開かれたインド太平洋のビジョンを両国で共有することや、様々な軍事訓練の共同実施、南シナ海問題や北朝鮮問題などでの協力、弾薬などの防衛物資や役務に関する「物品役務相互提供協定」の早期締結などが合意されたようである。
 私が面白いなと思ったのは、両国の防衛大臣の名前である。インド側は、シン大臣である。日本側は、(河野)タロウ大臣である。この2人の名前を組み合わせれば、(シン)+(タロウ)=(シンタロウ)である。つまり、今の安倍総理のお父さん、安倍晋太郎の名前となる。 安倍総理は、今回の日印間での安保協力実現は、父親からの遺言だったかもしれない、などとその因縁浅からぬことに思いを巡らせていたのではなかっただろうか。

|

11月29日(金) 風見鶏 風の行方を 見届けず 西方浄土に 飛び立ちにけり

Mx4500fn_20191210_132046_003
 中曽根康弘・元総理のご逝去が緊急ニュースで伝えられた。 101歳であった。
 中曽根氏が総理大臣を務められたのは、1982年11月から1987年11月までの約5年間。私が、初めて愛媛県議会議員として政界入りした頃の総理大臣であったから、私の頭の中にも強くその印象が残っている。明瞭な言葉遣いで自らの信念を国民に語りかける姿に、政治家としての大きな魅力を感じた。その一方で、田中角栄元首相の影響下にあった永田町では、その時々に吹く風を見極めながらの政治活動とならざるを得ず、「風見鶏宰相」という、いささか不名誉な呼び方をされることもあった。1つの時代を画した総理大臣であったと思う。
 そんな中曽根元総理が、今度は、西方浄土からの風を受けて、もう二度と帰らぬ世界に飛び立っていった。おそらくは、本人はもっと長い間、日本政界に吹く風と戯れていたいと考えていたに違いないと思うのではあるが・・・。

|

11月28日(木) 香港は リトマス試験紙? アメリカが 中国政治を 調べるための・・・

Mx4500fn_20191210_132046_002
 トランプ大統領が、米国議会で少し前に可決されていた「香港人権・民主主義法案」に署名し、この法案が成立。
 この法律は、香港の自治や市民の自由に関する状況をアメリカ政府が調査し、その結果を毎年議会に報告するとしている。そしてその個人の人権や自由、香港政府の自治が侵害されていると認定された場合には、それに関係した人のアメリカへの入国拒否やアメリカにある資産の凍結などの制裁を課すことができるともしている。つまり、この法律は、アメリカ政府が、香港の自治と香港住民の権利が守られているかどうかを検査する「リトマス試験紙」であり、かつ、「一国二制度」を中国政府に厳守させる意味合いも持った法律ということである。
 この法案成立に対して、中国政府は、当然のことながら、「ひどい内政干渉」であるとして、激しい反発を示している。私には、もうここまで来ると、「米中冷戦状況」とも呼ぶべきものだと思われるのであるが…。

|

11月27日(水) 古代には 船の木材 供出の地で 教養講座! 人生航路の・・・

Mx4500fn_20191210_132046_001
 船木公民館の「教養講座」での講師を依頼され、講演。当初、「私たちが後世に遺すべきもの」というテーマを掲げたが、直前になって、むしろ「幸福論」に力点を移すことにした。そんな話の方が、参加される方々に強い興味を持って頂けると考えたからであった。
 この船木地域というのは、私が生活している場所であるが、この名前の由来が奮っている。あくまでも仮説の1つではあるが、7世紀に、百済救援の為に大船団を朝鮮半島に送り込んだ時に、その船を建設するための木材を供出した土地だったから、「船木」という地名になったというのである。
 考えてみれば、私たちの人生も、荒れ狂う海原を船で渡っていくようなものである。その時に、十分な強度のある木材をその船に使っていなければ、あえなく沈没しかねない。教養講座というのは、そんな強い木材を自らに獲得するための勉強の場なのだ・・・そんな気がしたのであった。

|

11月26日(火) 国交省が 自動運転 保安基準! 流行前の 予防接種!

Mx4500fn_20191207_134326_004
 国土交通省が、自動運転車の安全対策に関して、その新たな保安基準概要を明らかにした。政府では、来年2020年中の自動運転実用化を目標に掲げて、この保安基準を来年4月に施行する予定で、この 12月中にもパブリックコメントを募集する考えのようである。
 ただ、この自動運転は、今の技術水準や市民の受容意識からして、何の制約もなく全面的に認めるという段階にはないとして、とりあえずは、高速道路上や交通量の少ない過疎地域などに限定する方針のようである。
 それにしても、これまではただ夢の話としてしか受け止められなかった自動運転車の実用化が、いよいよ具体的なものになってきた印象である。おそらくは、実用化されれば、大流行ということになるであろう。
 今、インフルエンザの大流行が懸念されているが、それに対抗するには予防注射!自動運転車の大流行予測に対しては、その保安基準を明確にするという形で「予防注射接種」を行うということであろうか。

|

11月25日(月) 注目の 香港区議選! 民主派の 破竹の勝利で 「一港二政治」?

Mx4500fn_20191207_134326_003
 この日、下関から新居浜の橿樹舎に戻る。その道中で少し時間があったので、宇部市小野町を訪れて、この土地の特産物であるお茶の観光化の様子を見学し、また「うべの里アートフェスタ2019」に関連する展示も、「アクトビレッジおの」で見学。そしてそこからさらに、美祢市の有名な「秋吉台」と「秋芳洞」も訪れた。
 今回のキャラバン活動は、以上で終了。夜になって、自宅に戻ってきた。
 自宅でテレビを見ていると、昨日行われた香港の区議会議員選挙の結果が大きく報じられていた。その選挙で、「民主派」が85%の議席を獲得し、これまでの選挙で初めて過半数を大きく超えた、ということであった。一方、これまで主流であった「親中派」は、わずか13%の議席獲得に留まったという。ここまで明白に香港市民の意志が表明されると、香港政治の分断は、さらに進まざるを得なくなるだろう。[一国二制度」ならぬ「一港二政治」状態の中で、香港は、さらに混迷を深めざるを得ないことになるのだろうと思う。

|

11月24日(日) 核兵器 それは犯罪! テロ行為! 平和祈りし ローマ教皇!


Mx4500fn_20191213_184818_003
 引き続いて今日は、福岡県に。今回は、古代に「神宿る島」とされた「沖ノ島」などとともに、少し前に世界遺産に指定されたばかりの「宗像大社」を訪れた。ここでは、その宝物を収納した「神宝館」の展示も、丁寧に見学した。そしてその近くにあった、山頭火の句碑を日本で最初に立てたという「隣船寺」も訪れた。
 それから、下関へ。この日夕刻からは、下関市で、勉強会が開催され、これには約20名参加。その後夕食をとりながらの懇談。
 この日の話題は、フランシスコ・ローマ教皇が来日され、長崎と広島で、平和のメッセージを発出したことであった。私はそのスピーチを、移動中のラジオで聞いたが、核兵器を持つこと自身が犯罪でありテロ行為でもある、と率直に語る言葉に驚きを禁じ得なかった。心の問題を抜きにして、パワーバランスの議論ばかりしている世界の現実に対して厳しい批判を向けた言葉であった。「力の調和よりも心の調和」を、ということなのであろう。

|

11月23日(土) 熊本じゃ 死せる人らを 訪ねけり 波佐見では 生ける人らと 語り合いたり

Mx4500fn_20191210_133836_001
 今日は熊本市内で、まず、 徳富蘇峰と蘆花の兄弟が生活し、若者たちを自由民権の立場から教育した「大江義塾」が置かれていた場所「徳富記念公園」を訪れた。しかし、熊本地震の影響で記念館はまだ再開されていない状況であった。さらにそこから、幕末期に活躍した横井小楠を顕彰している「横井小楠記念館」と「小楠記念公園」を訪れて、その生き様や考え方に思いを巡らせた。
 そこから荒尾市へ移動。ここでは、孫文の活動を支えた宮崎滔天をはじめとする宮崎兄弟の
顕彰を行っている「宮崎兄弟資料館」を見学し、さらには、少し前に世界遺産に指定された「三池炭鉱万田坑」にも足を運んだ。
 そこで熊本での時間切れ。車を走らせて、次には、長崎県波佐見町へ。私が訪れると連絡をしたところ、町長や県議会議員、町議会議員、大学の先生などが集まってくださっていて、その人たちと食事しながら、自由懇談。
 熊本では死せる人たちと心の対話をし、波佐見では生ける人たちと懇談した、有意義な一日であった。

|

11月22日(金) 熊本の 蒲島知事と 懇談した日は GSOMIAには 岐路の日だった・・・

Mx4500fn_20191205_132223_004
 朝、臼杵市を出発し、一路熊本市へ。この日午後2時から、蒲島郁夫・熊本県知事と意見交換を行う約束になっていたのであった。熊本市に着いたのが、午前11時過ぎ。少し時間的余裕があったので、種田山頭火が40歳過ぎの頃に堂守をしていた「味取観音堂」を訪れたり、宮本武蔵の墓がある「武蔵塚公園」にも立ち寄った。そして県庁へ。蒲島知事とは、知事の政治目標である「県民総幸福量の最大化」問題などについて、意見交換をさせていただいた。
 その後、復興が進められている「熊本城」を訪れたり、「熊本博物館」の展示を見学。そして夜再び、蒲島知事と夕食を摂りながら、意見交換。とても有意義な時間であった。
 なお、この日は、日韓間の「GSOMIA」をめぐって、韓国政府が、その失効回避を表明した日。日韓外交にとって、重大な岐路となる日であったが、私にとっては、蒲島知事との話し合いの中で、「幸福を足場とする地域づくり」問題を考える上で、大きな岐路となる日であったと思う。 

|

11月21日(木) キロ単価 300円の フェリーに乗って 思うは日本の ドーバー海峡!

Mx4500fn_20191205_132223_003
 今日から、 4泊5日の日程で「九州北部キャラバン」。まず今日は、朝、橿樹舎を出発して、まず伊方町役場に、高門清彦町長を訪問。少し懇談した後、三崎半島の先端部にある三崎港から、対岸の佐賀関港まで、フェリーで豊予海峡を渡る。そして臼杵市に至り、市内に建設した「心の小径」や橋本さんが経営する「パプリカ農園」の様子などを見学。夜は、後藤國利・元市長や「臼杵チャレンジ塾」のメンバーなどと夕食懇談会。
 このキャラバン活動は、自分自身が直に何かを感じ取るということが、とても大切だと考えて続けているものである。この日も、例えば、豊予海峡を渡るフェリー料金が気にかかった。このフェリーの運航距離はわずか31km 。時間にして70分の距離である。しかし、その料金は、8,860円。キロ当たり単価は、300円弱である。往復すれば、1万8,000円弱というのは、相当に大きな負担感である。自分の懐を痛めて、三崎半島から南予地域全体の振興のためには、この障壁をなんとか低くしなくてはならないのではないか・・・、そんなことを率直に考えたのであった。

|

11月20日(水) 安倍総理 桂太郎を TKO! つまり・・・ Taro Katsuraを Oikositaのだ!

Mx4500fn_20191205_132223_002
 ついに、安倍総理の総理在任日数が2,887日となり、これまで歴代1位であった桂太郎氏の2,886日を追い越して、歴代最長となった。これは、桂太郎氏が最後の総理職を務めて以降、100年余にわたって、誰も成し得なかったことであり、総理の努力を高く評価したいと思う。もちろん『実語教』が説く通り、「山高きが故に貴からず、樹あるを以て貴しとなす」であり、総理大臣としての評価は、その在任期間の長さを以って為さるべきものではなく、実際にその座にいて、何を成し得たかということをもって為されねばならないであろう。当然、総理本人も、それを自覚しないわけはなく、今後自らの政治的実績をどのような形で示すことになるのか、興味深く思われるところである。
 今日のイラ短では、ボクサー姿の安倍総理が、桂太郎元総理を「TKO」で破ったイラストを描いた。その意味は、「Taro Katsuraを Oikosita(桂太郎を追い越した)」の略である。それだからどうということでもないが…。

|

11月19日(火) イスラエル 入植活動 認めると アメリカ表明 ワシの決断!

Mx4500fn_20191213_184818_002
 アメリカのポンぺオ国務長官が、この日の記者会見で、イスラエルが行っているヨルダン川西岸地区の入植活動について、それが「国際法に違反しない」と明言。トランプ政権は、この入植活動を容認するという方針に転じた。
 考えてみれば、パレスチナの人たちは、これまで大国の政治に翻弄され続けてきた。世界各地に散らばっていたユダヤ人がこの地でイスラエルを建国したのも、イギリスの思惑によるものであった。そしてその後も、その時々の国際情勢によって動かされつづけてきた。強い求心力(主権)と軍事力を持たない国が、国際政治に振り回され続ける姿を、幾度も私たちは見てきた。それは、私たちの日本にとっても、大きな教訓となるものではないだろうか。
 アメリカが、このしばらく、国際的な合意に反することをごり押ししてきた。それは、法に基づく国際秩序を不安定なものとしていくだろう。アメリカの国章は猛禽類の頂点に立つ「白頭のワシ」。「そのワシとはワシだ」とはトランプ大統領。しかし、いくら強い力を持っているからといっても、少し乱暴すぎる気がしてならないのであるが・・・。
 

|

11月18日(月) 全世界 一気に飲み込む 山津波・・・ ヤッホーと言や LINEとこだます

Mx4500fn_20191213_184818_001
 ネットサービス業界で日本を代表する2つの会社「Yahoo」と「LINE」が、来年10月に経営統合することで基本合意。この経営統合によって、アメリカの「GAFA」や中国の「BAT」に対抗する体制を構築するとしている。
 しかし、実際には、日本はかなり出遅れてしまった感が拭えない。ネット企業の時価総額で言うならば、この両者が統合しても、その時価総額は3.2兆円に過ぎず、トップのAppleの128.4兆円とは、「月とスッポン」といった印象である。ちなみに中国のアリババ集団でも、その時価総額は52.7兆円にも及んでいて、大きく引き離されている。
 だから、このまま何もしないでは、アメリカや中国の「世界丸呑みGAFA・BAT山脈」からの山津波によって、あっという間に埋めつくされてしまうという危機感から、両社は、この経営統合を選択したということであろう。「ヤッホー(Yahoo)」と呼べば、「リーン(LINE)」とこだまして、一つになる決断をしたということである。今後の戦略が楽しみである。

|

11月17日(日) 兵法家 宮本武蔵も 真骨頂は 剣術よりも 人生哲学!

Mx4500fn_20191203_121205_003
 「人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、「江戸時代初期の兵法家・宮本武蔵」。武蔵は、生涯に60回以上の命がけの勝負を行ったが、それに一度も敗れるころのなかった剣豪として、広く知られている。しかし、ただ単に剣術において優れていたというだけであれば、後世にその名が広く知られることはなかったであろう。
 武蔵は、有名な佐々木小次郎との「巌流島の戦い」の後は、勝負の世界から離れ、剣術の指導者となったようである。そして、寛永17年( 1640年)には、熊本藩主・細川忠利に客分として招かれ、ここで、絵や工芸に取り組み、さらに『五輪書』の執筆も行ったとされている。この『五輪書』は、兵法書という体裁ではあるが、実際には、武蔵の人生哲学が書き綴られた書として高く評価されていて、今もなお読み継がれているものである。
 この日の宮本武蔵論は、大川周明著『日本精神研究』を用いて、参加者と論じ合った。興味深い勉強会であった。
 

|

11月16日(土) 首里城の 世界遺産は 地下遺構・・・ 燃えた建屋は 装飾だって・・・?

Mx4500fn_20191203_121205_002
 沖縄の「首里城」が焼失して、既に2週間あまり。沖縄戦の中で破壊され、そこから長い時間をかけて正殿などを次々に復旧してきた歩みは、まさに戦後沖縄復興の姿と重なるものがあり、沖縄の人たちの心のシンボルともなっていたものであった。それだけに、その火災後の対応も迅速なものであり、再建のための動きが大きく広がってきている。
 今日は、文部科学省の上野・副大臣が、ユネスコのロスラー・世界遺産センター長と会談を行い、その場でロスラー氏は、この火災によって首里城が世界遺産登録から抹消されることはない、と明言したのだそうだ。そしてそれは、世界遺産の指定は、復元された建物ではなくて、その地下にある遺構「首里城跡」に対するものであることが、大きな理由であると語ったようである。ということは、私たちが世界遺産として眺めてきた「首里城の建屋群」は、実は、世界遺産にとっては単なる装飾に過ぎなかったということか・・・。そう聞くと少し複雑な気持ちもないわけではない。

|

11月15日(金) 突然に 異例の説明 安倍総理・・・ マスコミ記者らを 「桜にする会」・・・?

Mx4500fn_20191203_121205_001
 安倍首相が、この日、首相官邸で、官邸の記者団に対し2度にわたって、「桜を見る会」とその前日に行われた「前夜祭」に関する説明を行い、質問に答えたという。特に2度目の夕刻からの記者説明では、 21分間にも及ぶ異例の長さであったという。ニュースや報道番組などで、この問題が大きく取り上げられ、首相の説明責任が強く求められている中で、このような形でその説明を行ったものと思われる。
 桜の花は、言うまでもなく、日本を象徴する花である。桜の季節には、日本各地で「お花見」が行われる。そして同時に、その桜は、日本精神の象徴でもある。また、「客のふりをした売り手の仲間」のことを桜と呼ぶこともある。
 そこで今日は、この記者説明会は、マスコミ記者らを「サクラにする会」だったのではなかったかと、少し皮肉っぽいイラ短を描いてみた。

|

11月14日(木) 天皇が 一世一代 「大嘗祭」! 秘事の祭祀の 過熱報道?

Mx4500fn_20191129_195547_004_20191203112701
 この日の夜、「大嘗宮の儀」が始まった。新天皇が即位したときに、その代替わりに伴う皇室行事として「大嘗祭」が執り行われるが、その中心となる儀式である。神前に新穀などを供え、国の安寧や五穀豊穣を祈る儀式である。皇族方のほか、世界中から約510人が参列したという。
 この、「大嘗宮の儀」は、その中核的な儀式部分は一切公開されないことになっている。しかし夕刻からの報道を見ていると、秘密とされているはずの祭祀の場の見取り図や、そこでの天皇の振る舞いなどについて、いろいろな人たちが次々に登場して、事細かに語っていた。「秘事の祭祀」と言うのならば、あまり周りで騒ぎ立てないで、そっと静かに見守るだけでいいのに、と感じた人も多かったのではないだろうか。
 「秘すれば花」という『風姿花伝』の精神が薄らぐ中で、皇室神事が今後も守られていくのかどうか、疑問を禁じえなかったのであった。

|

« 2019年11月 | トップページ