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2月29日(土) タリバンと 和平合意の 米政府! 独裁権力 腕伸ばし合い…

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 アメリカとアフガニスタン反政府武装勢力・タリバンが、中東カタールの首都ドーハで、和平合意書に署名した。この合意によって、タリバンがテロ組織への支援を停止するならば、アメリカ軍は、今後135日以内に、アフガニスタンに駐留している米軍規模を現行の1万2,000~3,000人から8600人に削減するとしている。この期限である135日といえば、アメリカ大統領選挙直前の時期。つまり、トランプ政権がこの和平合意を急いだのは、大統領選挙の前に自らの外交実績をアピールする狙いであることは、明らかである。
 それにしても、これほどに立場や主張がかけ離れている二つの勢力が握手し合えるというのは、独裁権力を持つ者同士だからであろう。常識ではありえないほど、独裁者というのは、こんなに自在に伸ばせる長い腕を持っているのかと、改めて感心した次第である。

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2月28日(金) 望月の 欠けたることの 無きを願えど かげり始めた… 日本経済!

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 この日、厚生労働省が1月の有効求人倍率を発表したが、その倍率が急落して、1.49倍になったという。また、世界各国の経済指標も、軒並み低迷している様子である。
 これまで順調に回り続けているように見えた日本経済も、変調をきたしている。外国からの観光客のみならず、国内の旅行も激減しているようである。製造業も、必要な部品が入手できず、生産抑制に踏み込まざるを得なくなってきている。流通・サービス関係も、外出抑制の呼びかけのもとで、客足が遠のいている。日本経済全体が、日毎に重苦しい印象になってきていることが気がかりである。
 「望月の欠けたることもなしと思へば」と短歌を詠んだのは、平安時代の藤原道長。満ちたるものは必ず欠ける…それが道理だとは知りながらも、先行きが案じられてならないこの頃である。

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2月27日(木) 安倍総理 全学校への 休校要請… この暫くが 勝負の時だと…

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 安倍総理が、この日開催された「新型コロナウイルス感染症対策本部」で、全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する方針を示した。実際に休校とするか否かは、各学校や地方自治体の判断ということであるが、この突然の発表に、教育関係者や父母たちの困惑が広がっている。安倍総理からは、新型コロナウイルスとの戦いは、このしばらくの期間が勝負の時であり、ここで是非とも押さえ込みたいとの強い思いが語られた。
 それにしても、今回の感染症問題の社会的な影響の広がりは、これまでに経験したことのないもののように思う。病気の蔓延を警戒して、これだけの手が打たれるというのは、異例であり、私にとっても驚きであった。
 今、この感染症蔓延を契機として、世の中が大きく動いている…そんな気がしてならないのであるが、いかがであろうか。

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2月26日(水) 新型の コロナウイルスは ゲリラかも? 神出鬼没で 文明破壊す

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 テレビのニュースを見ていると、そのほとんどが新型コロナウイルスの問題で埋め尽くされている。このイラ短日記でも、この話題を取り上げたものが、しばらく続いている。
 今日も、この話題である。今日、特に注目したのが、早い時期に話題になっていた大阪府内の女性バスガイドが、一度は陰性が確認されて病院を退院したのに、その後に改めて検査を受けると、再び陽性と診断されたというニュース。戦争で例えれば、このウイルスは、憎き敵を殲滅したと考えていたのに、実は生き残っていて、再び戦列に復帰しているといった図である。こんなニュースを聞くと、このウイルスとの戦いは、どんどん終わりの見えない泥沼の中に入っていくような重苦しさ。
 つまり、これは、正規軍との戦いではなく、神出鬼没のゲリラとの戦いだと考えなくてはならないのではないだろうか。

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2月25日(火) 政府から 「新型肺炎 対策」が 発表されるも 春霞かな

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 日本政府は、今日、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を発表。それによれば、現状を「今はまだ大規模な感染拡大には至っていないが、集団発生への対策が極めて重要」と分析し、国民に対しては、「症状があれば外出を控え、軽症の場合は、自宅療養を原則」と明示した。また、集団発生が予想される施設や学校等には、休業を要請。さらに病院に対しても、大量感染に対応する準備を指示している。
 総じて、全体に危機感は強く示されているが、個々の対応に関しては、「感染リスク」と「必要性」のバランスに基づいて、それぞれが判断するように、としているところから、どうしたものかと戸惑いの声も聞こえてくる。
 季節は、本格的な春に向けて進んでいる。だからといって、この種の対策が「春霞」のようなぼんやりとしたものであっていいのかどうか…そんな疑問が胸に残ったのであった。

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2月24日(月) 中国じゃ 「全人代」まで 延期され 政権基盤も 揺さぶるウイルス!

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 新型肺炎が蔓延する中国では、ついに、3月5日に開幕予定であった「全国人民代表大会」の延期を正式に決定。併せて、国政助言機関である「全国政治協商会議」も延期が決まった。この決定は、両会議の開会中には、全国から約5,000人もの代表が北京に集まることから、指導層全体に新型肺炎が集団感染する事態を回避するためだったと観測される。
 中国で、この最重要会議が延期される事態は、おそらくは、毛沢東以来の強力政権と評されてきた習近平体制にも、陰に陽に影響を及ぼすことになるものと思われる。
 新コロナウイルスの大きさは、おおよそ0.1マイクロメートル。髪の毛の直径の約1,000分の1に過ぎない。そんなちっぽけなものによって、大国中国がこれほどまでに揺さぶられることになろうとは…というのが、中国指導部の今の率直な思いではないだろうか。

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2月23日(日) 即位して 初の「天皇 誕生日」! 勉強会では 『呻吟語』を読む

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 「人間哲理研究会」を開催。ここで取り上げたのは、中国古典の『呻吟語』という書物。この作者は、中国・明の時代の呂坤。
 彼の人生は、数多くの苦難に満ちていたが、「人間は、病気になると、その苦しみにうめき声をあげるが、その病気が治ってしまうと、たちまちにその苦痛を忘れてしまう。だからその時の苦しみを記録して、再び病気にならないようにすることが大事だ。それは、肉体的な病気だけでなく、精神的な疾痛から生まれる苦しみも同じで、それを書き残しておいてこそ、その苦しみを役立てることができる」と、その時々の呻吟するような思いを書き連ねたのが、この本だ、ということである。
 この日は、令和となって初の「天皇誕生日」。天皇陛下には、このような書物にも触れられて、国民の苦しみを忘れない「第一等の象徴」となっていただきたいものだと思った。

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2月22日(土) 吾輩は ニャンニャンニャンの “猫の日”である どこで生まれたか 見当がつかぬ

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 今日は令和2年2月22日。滅多にはない、すべてが「2のゾロ目の日」であるから、どんな記念日に指定されているのだろうかと調べてみると、なんと「猫の日」ということであった。その理由は、といえば簡単で、猫の鳴き声「ニャンニャンニャン」の語呂合わせから、2月22日を「猫の日」と定めたということである。
 猫の小説として最も有名なのは、やはり夏目漱石の『吾輩は猫である』だろう。その冒頭部には、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ」とある。この流儀で表現すれば、この2月22日という日は、「吾輩は猫の日である。それが吾輩の名前である」とでも紹介されるのであろうか。
 この記念日に何か行事があったかどうかも知らないが、もしも今夏目漱石が生きていたら、こんな「記念日命名現象」をどう語っただろうかと思ってみるだけでも、一興であった。

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2月21日(金) クルーズ船 乗客下船は 完了したが 次なる課題は ウイルスの再燃

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 今日、このしばらく大きな話題になっていた豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客全員の下船がほぼ完了したという。
 しかし、気がかりな情報がある。先に下船してオーストラリアに帰国した乗客の中に、事前検査では陽性反応がなかったにもかかわらず、帰国後の検査では陽性反応を示した人がいたというのである。
 細かい情報がないので、断言できないが、この感染者は、一度克服しても、再発する可能性を持ち続けるということなのであろうか。それならば、事態はさらに深刻なものになりかねない。ただ単に、検査が適正なものでなかったため、検査で陰性反応を示していたというだけであるならば、検査方法をより厳格なものにすればいいということなのであるが…。未知の病との闘いというのは、なかなか大変なことだと改めて思った。

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2月20日(木) 今日もまた 感染患者が 死亡して 日毎強まる 真綿の圧迫

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 新型コロナウイルスに感染していた「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客2人が、今日、死亡したと報じられた。今のところ国内で確認されている感染者総数は、705名だという。
 気がかりなのは、このウイルスの感染者には、無症状の人が多いと報じられている点である。つまり、感染している本人自身が自覚症状を持っていないため、気がつかないうちに周りの人たちにウイルスを感染させている恐れがあるという。しかも、中国では、一度陰性になったと診断された患者が、再び陽性になったという事例も生まれているようである。
 この防疫の取り組みには、見えない敵を相手にしながら戦っているような頼りなさがある。そして、色々と手を打っても、じわじわとその感染者が広がっているという現実がある。日本列島全体が、真綿でじわじわと首を絞められているような印象である。

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2月19日(水) “森友”と 聞きてなつかし 耳奥で 鳴り響く歌は トワ・エ・モワだね…

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 久しぶりに、「森友学園」という名前を、ニュースで聞いた。大阪地方裁判所が、森友学園の前理事長・籠池泰典被告と妻の諄子被告に判決を言い渡したという報道であった。しかし、私には、いささかの違和感が残った。
 この「森友学園」の問題が国会で大きく取り上げられていたのは、わずか2年前のことである。あの頃は、この理事長夫妻の顔が、ニュースのみならず、ワイドショー番組などでも見ない日がないくらい、大きく取り上げられていた。それが、もう今では、多くの人にとっての関心外の出来事になってしまっている。
 ふと思ったのは、もう40年以上も前の歌であるが、トワ・エ・モワが歌っていた「誰もいない海」という歌。「今はもう飽き、誰もいない倦み…」。今の時代は「健忘症時代」ともいわれるが、過ぎてしまったことは、あっという間に忘却の彼方に流れ去ってしまうのか…。

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2月18日(火) リンゴ(Apple)さえ 食べられないほど 歯グキから 出血始めた 中国経済!

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 世界の株式時価総額第3位である「アップル社」が、この日、今年1月~3月期の売上高予想が達成できない見込みだと発表。その理由は、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が、中国国内の人や物の移動に支障を来していて、アップル社が取り扱っているiPhoneなどの製品の調達ができなくなっているからだという。報道によれば、世界全体のスマホ生産台数の65%もが、中国国内で集中的に製造されているのだという。
 このしばらく、中国政府は、ハイテク製品の製造に力を入れてきた。おそらくは、アップル社製品などは、そのシンボル的な存在だったのではないだろうか。そんな美味しいアップルでさえ、今の中国は、その歯茎からの出血で食べられない深刻な状況である。これには、中国共産党指導部も、かなりの危機感を抱いているのではないだろうかと思う。

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2月17日(月) オリパラの 大会モットー “感動で 一つになる”を 笑うはウイルス

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 この日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、この夏に開かれる予定の両大会共通スローガンを、「United by Emotion」と発表。日本語では、「感動で、私たちは一つになる」という表現になるのだそうである。この夏のオリンピックやパラリンピックに集まってくる人々が、国籍や宗教、障害などの壁を越えて、お互いを認め合う大会を実現したいという願いと祈りを込めたものなのだそうだ。
 そんな様々な人々を結び合わせるものが「感動」であるというのが、この共通スローガンの眼目であろう。しかし、その足元で、「新型コロナウイルス」が広がってきている。その中で、オリンピックやパラリンピックの開催を疑問視する声すら生まれてきている。
 「まずは、ウイルス対策で、世界が一つになる必要があるのではないか」…そんなウイルスの高笑いが聞こえてくる気がしたのである。

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2月16日(日) 「快楽」か 「欲求実現」 「客観リスト」 グーチョキパーの 「幸福哲学」

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 今日の「幸福思想研究会」で取り上げたのは、森村進著『幸福とは何か』という本であった。「幸福」の問題を、宗教の力を借りずに、純粋に哲学的に論じていこうとしている本であった。文章自身は読みやすいものであったが、その論理の流れは難解であった。そこで、他の文章なども使って、勉強会を行った。
 この本では、基本的に三つの幸福思想を紹介していた。自分の心が喜ぶことを重視する「快楽説」、自らが設定した目標(欲求)を達成することで幸福が得られるとする「欲求実現説」、そして、人間に共通する客観的な幸福リストがあるとする「客観リスト説」である。
 私は、これら三つの「幸福思想」には、それぞれの得手不得手があり、それらを相互補完的に用いながら、「幸福」を論ずるのが好ましいと感じた。つまり「グーチョキパーの幸福哲学」とでも呼べばいいのかもしれない…。

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2月15日(土) “従来と 状況異なる” 感染症 新型ウイルスは “未知との遭遇”!

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 日本国内での新型コロナウイルス感染確認が相次いでいる。そして、この感染に対する国民の不安感も、日々高まってきている。
 今日は、加藤勝信・厚生労働大臣が、その現状認識と今後の対応について、記者会見を開いた。そしてその中で、今回は、従来の感染症とは異なり、その感染経路が必ずしも判明していないケースがあるとして、「これまでと状況が異なっている」と述べたとされる。
 いわば、今回の感染症は、「未知との遭遇」である。昔、そんなタイトルの映画があったが、人は、未知の脅威に出遭ったときに、最初はそれを恐れる。そして強く警戒する。しかし、その脅威は、一定の時間を経た後には、相手と相互に理解し合えるようになり、友好的な関係を築くことができる…そんな筋書きの映画であった。今回のこの感染症も、そんな形にうまく話が進めば良いのであるが…。

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2月14日(金) 恋人が チョコレートなど 贈る日に 「時限爆弾」 手渡す米中

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 今日、これまで世界経済の大きな不安要素となってきた「米中相互制裁関税」に関して、その関税の一部を引き下げる「第一段階の合意」が発効。経済界にはいささかの安堵感が生まれている様子であるが、米国の下げ幅は2ポイント弱にとどまるなど、極めて限定的であり、しかも両国とも、今後の相手の出方を様子見している状況であるから、先の展開はまったく見えない。言うならば、今回の休戦は、いつ再び爆発するかわからない「時限爆弾」を組み込んだものと言わざるを得ない。
 時ちょうど、今日は「バレンタインデー」。一般に、恋人にチョコレートなどをプレゼントし、愛を告白する日だとされている。その甘さが、恋を表現するのに相応しいのであろう。
 しかし、国際政治は、決して甘くない。両首脳がこの日に贈り合ったのは、「ハバネロ激辛菓子」であったかもしれないと思う。

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2月13日(木) 四国にて 「春一番」が 吹きし日に 新型肺炎 死者生まれけり

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 この日、四国で「春一番」が吹いたと報じられた。春が近づき、低気圧と高気圧とが日本列島を交互に通過する中で、日本海の低気圧が大きく発達すると、この「春一番」が吹くとされている。
 そもそも「春一番」というのは、幕末期に壱岐の漁師が出漁中、この強風によって船が転覆し、53人もの死者を出したことから命名されたものだと言われる。つまり、この時期の天候の変化を恐れる意味合いの強い言葉だということである。
 今の日本列島は、別の意味合いの「春一番」が吹き始めている。「新型コロナウイルス風邪(?)」である。日本では、今日初めて、神奈川県の80代女性が、このウイルス感染によって死亡したという。様々な状況から判断すると、この新型肺炎は、まだまだ広がっていきそうであり、これからもっと強風が激しく吹き荒れそうである。要注意である。

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2月12日(水) 予備選挙 二戦目勝者は サンダース! アメリカ国の 何を磨くか…?

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 アメリカ大統領選挙の民主党指名候補を決定する予備選挙が、今日は、ニューハンプシャー州で行われた。その結果は、左派のサンダース上院議員がトップ。そしてそれを、前回選挙でトップであったブティジェッジ氏が追う展開となった。とはいえ、まだ予備選挙は始まったばかりで、今後の動向は予断を許さない。
 ところで、今回トップのサンダース氏の名の由来は、「雷(Thunder)」ではなくて、「研磨機(Sander)」である。金属などを磨いて光らせる機械だが、ならば、サンダース氏は何を磨こうとしているかといえば、徹底的に格差を是正して、不満を高める低中所得者に対して強い光を当てることによって、アメリカ国家を光り輝かせたい、と考えているようである。
 一方の共和党は、トランプ大統領が独走状態。こちらは、米国を磨き過ぎて、ひょっとすると、国が無くなってしまうかもしれない…。

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2月11日(火) 皇紀では 2680年! 語呂合わせでは “風呂入れ”かな?

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 今日は、建国記念の日。皇紀では、2680年! 新天皇の下で初の建国記念の日になる。
 この2680年について、うまい語呂合わせはないかと考えてみた。その結果、「風呂入れ(ふろはいれ)」というのはどうかと思った。日本の国は、世界で最も古い万世一系のトップを戴く国であるとよく言われる。そんな長い年月を経てくれば、当然、その周りには汚れもつけば垢もこびりついてくるだろう。そんな日本の国を、一度お風呂に入れて、建国当初の願いや祈りを、もっとすっきりとした姿にすることには、大きな意味があると思う。
 加えて、戦争を終えて新日本が動き始めてからも、今年が75年という節目の年となる。
 この辺で、目先の騒がしい問題ばかりに目を向けないで、安岡正篤先生の「思考の三原則」、つまり、「より長い目で、より総合的に、そしてより根本的に」考えてゆきたいものだ。

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2月10日(月) 注目の 「作品賞」には “パラサイト” 格差社会に 投じた一石??

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 米国ハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」で最も重要とされる「作品賞」に、ポン・ジュノ監督による韓国映画『パラサイト・半地下の家族』が選ばれた。韓国映画のレベルの高さは、私も以前から感じてきたが、それが単にアジアにとどまるものではなく、全世界的な評価にも十分に耐えうるものであることが示されたことに、心から称賛を贈りたいと思う。
 この映画を私はまだ観てはいないが、TVニュースや新聞などで見ると、格差社会の中で負け組と呼ばれる家族がいかに生き延びていくか、そして人間として大切なものは一体何なのか、という重いメッセージを含んだ映画だそうである。この格差問題は、韓国だけでなく、世界全体で大きく深刻な問題となっているテーマであり、そこに大きな一石を投じた映画であったことが、今回の受賞に結び付いたということなのであろうか。

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2月9日(日) 坂の上 雲を見つめた 政治家は 松陰門下の 伊藤博文

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 「人間論ゼミ」で、伊藤博文を取り上げた。
 伊藤博文は、明治新国家建設の中心人物として、広くその名が知られている。かつては、1,000円札の肖像にも登場していた。しかし、その人生は必ずしも広く知られておらず、また多くの誤解もある政治家である。そこで、一度その人生や思想について、取りまとめて語ってみたいと考えたのである。
 伊藤博文は、山口県光市で生まれ、その後萩に移り住み、吉田松陰の門下生となる。その後、若い時代にイギリスに密航して、英語に堪能であったことから、新政府で、外国交渉などにあたる。明治18年、初代内閣総理大臣となり、以後、憲法制定などに力を尽くした。
 新政府発足後の混乱期を担った大久保利通に続いて、新しい国家創建に力を尽くし、「坂の上の雲」に向かい、暗殺される日まで、その坂道を登り続けた政治家であった…。

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2月8日(土) 今回の 診療報酬 改定で 目を引いたのは 遠隔医療!

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 中央社会保険医療協議会は、昨日、2020年度の診療報酬改定を、加藤勝信・厚労大臣に答申。今回の改定で、中医協は、「健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた全世代型社会保障の実現」「どこに住んでいても適切な医療を安心して受けられる社会の実現、医師等の働き方改革の推進」「社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和」を大きな柱として取り上げたようである。
 これらの中で、私が特に関心を持ったのは、辺地の患者に対する「オンライン診療」の重視であった。山中や島嶼部などの患者に対して、かかりつけ医が診療できない場合でも、地域中核病院などが、オンライン診療で対応できるようになるという。また、薬剤なども配送で対応できるようになるという。
 これは、辺地に住む病人にとって、大きな希望を与える指針であるように思う。

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2月7日(金) “産業の 米”とも呼ばれた 製鉄業で 大規模リストラ… 米食わぬ世に…

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 日本経済の大黒柱を長期に亘って担ってきた製鉄業が、さらなる合理化を迫られている。
 今日は、その製鉄業界の雄である「日本製鉄」が、大規模な生産能力の削減を発表した。具体的には、呉製鉄所の閉鎖や和歌山製鉄所の高炉休止等であり、これにより、日本製鉄グループの生産能力の約1割となる、年間500万トンの粗鋼生産能力を削減することとなる。
 かつて「鉄は国家なり」と言われた。また、「鉄は産業の米」とも言われた。製鉄所の高炉は、日本産業隆盛のシンボルであった。それが今や、その当時の勢いがないというのみならず、衰退産業のシンボルとさえなっている。
 考えてみれば、「お米のご飯」も、今は昭和30年代の半分くらいしか食べないという。かつての食料の主役が、今や脇役になろうとしている。そう考えれば、製鉄業も、同様のことかもしれない。心寂しい話ではあるが…。

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2月6日(木) 疑惑など 智略と気迫で 吹き飛ばせると 風神となる 米大統領

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 アメリカ上院でのトランプ大統領弾劾裁判が、無罪の評決を出して結審。この評決で造反した共和党の議員は、ただ一人だけであり、トランプ大統領は早速、ツイッターに、「わが国の勝利だ」と誇らしげに書き込んだという。
 私は、今回問題とされた「ウクライナ疑惑」について、その内実を知る立場にはないが、ボルトン前大統領補佐官などのこれまでの発言を聞く限りは、トランプ大統領自身の「職権乱用疑惑」は、おそらく事実であろう。しかし、民主主義政治とは、「民主主義的手続きを尊重する政治」であり、その手続きさえ正当に行われるならば、その結論を尊重するというのがルールである。ここに、「かつてヒトラー独裁政権を生み出したのが民主政治であった」という皮肉がある。トランプ大統領は、智略と気迫で、自らに降りかかる問題を次々と吹き飛ばす「風神」になろうとしているか…。

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2月5日(水) アメリカの 大統領選への 一里塚 オラオラ共和と 混迷民主

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 アメリカ大統領選挙の予備選挙が始まった。最初の予備選挙が行われたのは、中西部・アイオワ州。民主党予備選挙の開票作業が、票集計ソフトの不調で混乱したが、それだけではなく、投票結果も大混乱である。当初の予想では、バイデン候補が優位に立つと見られていたが、実際には、第4位となる見通し。一方、少し前まで全く名前も知られていなかったサウスベンド市の前市長・ブティジェッジ氏が、トップの得票を得る勢いである。
 この日、トランプ大統領は、米国議会で「一般教書演説」を行った。これまでの自らの実績を語り、「偉大な米国の復活」を訴えた。しかし議場は、共和党・民主党の間に高い壁が聳えている印象であった。ここまで分断と対立が深まっているアメリカ政治、それに対する民主党の混乱ぶり、これからのアメリカ政治の多難さを思わざるを得なかった…。

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2月4日(火) クルーズ船 新型肺炎 対策と 4000人もが 海上隔離!

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 豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が、船内で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、乗客が下船できない事態になっている。今のところ、乗客と乗員合わせて約3,700人が、いつ下船できるか、見通しが立たない状況だという。
 そもそも「検疫」を意味する「quarantine」という英語は、イタリア語の方言で「40日間」という意味だそうで、ヨーロッパがペストなどの伝染病に悩まされた時代に、その予防のために、船の乗員たちを40日間隔離して、伝染病にかかっている患者がいないかどうかを確かめたところから、生まれた言葉だという。
 今回のウイルスの場合、その潜伏期間が約2週間だと言われている。少なくともその期間、船内に留まらざるを得ないということか。
 今回のこの騒ぎは、今人気の「クルーズブーム」にも水を差すことになるかもしれない。

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2月3日(月) 春節が明け 中国国内 動き出したが 株価暴落! 批判噴出!

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 今年の春節は1月25日(土)であり、中国では、その前後の土日も含め長期休暇となっていたが、それがいよいよ今日明けた。しかし、新型肺炎感染拡大の影響で、中国全体が重苦しい「春節明け」となっているようである。
 この日、一週間半ぶりに取引を再開した上海株式市場では、株価指数が一気に9%安に急落。中国株では、多くの値幅制限が上下10%となっていることから考えると、ほとんどの銘柄が値幅制限いっぱいまで下げた模様である。また、かなり多くの企業で、休暇をさらに延長して、感染拡大に備える動きも起きている。中国経済にとって、今回の問題は、大きな障害となる可能性が生まれてきている。
 習近平・国家主席は、今、ようやく対日関係を改善しつつあるところだが、今回は、対新型ウイルス対策に追われて、「どうも丸く見えるものは苦手だ」とぼやいているとか…。

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2月2日(日) 急成長 ソーシャルメディアを 生態系に 例えてみると 見えてくるもの…

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 「フォレスト・トレンド勉強会」。今回取り上げたのは、『ソーシャルメディアの生態系』。
 この本の主張は、近年急成長を続ける「ソーシャルメディア」を、「地球上の生態系」になぞらえてその本質を理解することによって、今後の社会の姿を展望しようというもの。この本のサブタイトルには、「誰も描けなかったGAFA後のビッグピクチャー~人類の生存戦略はすべて書き換えられる」とあった。この視点は、確かにとても興味深いものであった。あまりに変化が激しすぎて、全体像がなかなか見えにくい「ソーシャルメディア社会」に、一定の視座を与えてくれる本であると思う。
 私たちが新しい概念を受け入れるとき、既成の概念になぞらえてみると、急に見晴らしが良くなることがある。私自身も、自分自身の新しい視座を求めて、このソーシャルメディア時代に対峙していきたいと考えた次第。

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2月1日(土) “ボルトン氏 証人招致”が 否決され トランプラッパは 益々快調!

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 米議会上院の弾劾裁判において、トランプ大統領の罷免が争われる中で、ボルトン前大統領補佐官らの証人招致を求める動議が否決された。これによって、今後2月5日に評決が下るというスケジュールになる。トランプ大統領罷免のためには、上院議員の3分の2の賛成が必要であり、トランプ大統領には、無罪評決が下る可能性が極めて高い。
 これを受けて、トランプ大統領の演説は、ますます快調である。民主党による今回の弾劾裁判を「魔女狩り」だと決めつけた。大統領選挙は11月3日だから、もう残すところが9か月。これから各州で予備選挙が行われる。トランプ大統領は、再選を目指して、これから先、民主党の「魔女狩り体質」までも演説材料にしながら、ひた走っていくのであろう。
 アメリカの政治を見ていると、まるでハリウッド映画を見ているかのような印象である。

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