4月23日(木) 月例の 「経済報告」 ついに「悪化」へ 4000日目の カタストロフィー
4月の「月例経済報告」で、政府は、景気が「急速に悪化しており、極めて厳しい状況」との認識を示した。3月に「緩やかに回復」という表現を「大幅に下押しされている」と懸念を表明したばかりであったのが、今回は一気に「悪化」という表現になった。この「悪化」という表現が使われるのは、2009年5月以来11年ぶりのこととなるのだそうだ。しかも、リーマンショック時の景気判断よりも、さらに厳しい景気認識を示したものとなっている。
膨らんだものがやがて凋むというのは世の常であるが、今回は、あまりに急である。長い登り坂の先に、突然に断崖絶壁が現れたようなものである。とは言え、時の流れは一方通行であり、元に戻すことはできない。この大きな危機をいかに乗り越えていくのか、日本は大丈夫かと、そこはかとない不安感が、私の胸の中にも湧き起こってきている…。
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