10月16日(金) コロナ禍で 中止となった 秋祭り… 関所もなしに 冬の入り口?
今日は10月16日。勇壮な秋祭りとして知られる「新居浜太鼓祭り」開幕の日である。
しかし、今年は、太鼓の音が、どこからも聞こえてこない。言うまでもなく、ウイルス感染拡大の懸念から、この秋祭りは、一部神事を除いて、全て中止と決定されたからである。
私たち新居浜市民にとっては、この秋祭りが、季節感の大きな節目であったことを改めて痛感する。その節目というのは、暑かった夏がいよいよその最後の幕を下ろす時であり、それは同時に、寒い冬の入り口に立つということでもある。その季節感までもが失われ、関所を通ることもなく、新しい土地に入っていくような不思議な感覚が、心の中に生まれてきている。
地域独自の祭りと季節感、これが密接な関わりを持つものであることを、私の中で再確認した一日であった。
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