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12月25日(金) クリスマス 日本政府の プレゼントって 「年末年始の 自粛要請」?

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 今日は、クリスマスである。しかし今年のクリスマスは、とても静かである。クリスマスソング「きよしこの夜」の「サイレント・ナイト、ホーリー・ナイト」の歌詞が、心に染みる。「コロナ危機」を、人類社会が一刻も早く克服することを心から願いたいと思う。
 ところで、今日は、菅総理から国民に対して、「クリスマスプレゼント」があった。それは、一日のウィルス感染者総数が4,000名弱という、感染拡大が続く中で、「年末年始の活動自粛要請」という贈り物であった。東京都の小池知事を始め、日本各地の知事も、それぞれに住民たちに「移動自粛」と「ステイホーム」を求めるメッセージを発していた。
 これらの要請は、当然、国民や住民たちの命こそが最も大切なもので、それを守るためのものである。間違っても、国民や住民たちを「クルシマス(苦します)プレゼント(プレゼンテーション)」ではないと、沈痛な表情で力説していた姿が、テレビを通して見ていて、少し微笑ましい気持ちであった。


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12月24日(木) アリババも 中共政府に 屈服か? ネット経済 巡る戦で・・・ 

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 中国政府は、ネット大手の「アリババ集団」について、優越的な地位を利用して、公平な競争環境を阻害したと、「独占禁止法違反」の疑いで調査を始めたという。独禁法を管轄している政府機関は、「国家市場監督管理総局」であるが、今のところ、具体的な違反内容の詳細は明らかにしていないらしい。
 中国政府は、これまでは、基本的に「アリババ集団」などのネット企業や「ファーウエイ」などのIT企業を積極的に支援し、その育成に努めてきたように思う。それだけに、今回の対応は、大きな方針変更がなされたという印象である。
 そもそも、中国共産党の「国家統治方針」と、ネット企業や情報通信企業が求めるこ「グローバルで自由な事業活動」の間には、極めて大きなギャップがあるように思う。確か中国の諺には、「豚は太らせてから食え」という言葉があったと思うが、共産党政権は、「アリババ集団」を、そろそろを食い時だと考えたのであろうか。

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12月23日(水) 五輪での 簡素化方針 演出の 萬斎チームも 解散決定!

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 新型コロナウィルスの感染問題で開催延期を余儀なくされた「東京オリンピック・パラリンピック」の「開閉会式」について、大会組織委員会は、その経費削減を図るために、鳴り物入りで発足させた「演出企画チーム」を解散すると発表。そのチームの統括責任者は、狂言師の野村萬斎氏。この開閉会式で、どのような日本文化・伝統精神を世界に向けて紹介することになるのだろうかと興味を抱いていたが、今回は開催延期に伴う追加経費が膨らんでしまい、やむを得ず、コストパフォーマンスを重視することに決着したということのようである。
 「演出」というのは、いわば飾り物である。しかしその飾り物が、視覚的・聴覚的には強いインパクトを与える。装飾物なんていらないと、丸裸にし、筋肉までも取り除いてしまった「骸骨」にしてしまっては、なんとも不気味なことになってしまう。
 今後は、新体制の下で、実務的に開閉会式の準備を進めていくということのようだが、世界の人々の印象に強く残るものとなることを期待したいと思う。

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12月22日(火) 特捜も 安倍前総理を 不起訴とす 直接関与を 認められぬと

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 安倍前首相の関連政治団体が、「桜を見る会・前夜祭」の収支を「政治資金収支報告書」に記載していなかったとして、捜査を進めていた「東京地検特捜部」は、この日、安倍氏を「不起訴処分」とする方針を固めたという。
 この問題は、これまでの4年間に、この前夜祭に総額約3,000万円がかかっていて、その内約800万円分を、安倍氏側が支出していたというものである。国家の年間予算100兆円余りに比べれば、安倍氏側が出したとされるお金の金額は、その1,000万分の1にもならない。この程度の問題で、国会が、大一年以上にわたって、騒ぎしていたのかと思うと、なんともバカバカしい話だと思う。もっとも、国会の場で首相たるものが虚偽答弁をしたことをが問題で、議会制民主主義の根底を揺るがすものである、と言われれば、それはそうかもしれないとも思うのではあるが・・・。
 この事件は、総理大臣にでもなろうとする人は、自分の周りに、いかなる津波にも耐えられる「スーパー堤防」を築いておかなければならないという大きな教訓でもあったと思う。
 

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12月21日(月) 来年度 当初予算は 107兆円! 国家の財布も 重症肺炎?

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 政府は、この日開催した閣議で、一般会計総額106兆6,097億円の来年度予算案を決定。今回の予算の目玉は、なんと言っても、「新型コロナウィルス対策」と「その後の産業政策」である。「ワクチン無料接種に必要とされる費用」や「コロナ禍を契機に、環境問題やデジタル化に対応する構造転換を促す新産業育成費用」などが計上されている。さらに、小学校における35人学級実現の費用や新型ミサイル・次期戦闘機開発経費なども計上されている。非常事態とは言え、大盤振る舞いの歳出予算と言わざるを得ない。
 そしてその一方で、歳入については、税収が約1割減少することが見込まれていて、その歳出との差額は国債発行に頼らずならざるを得ないが、その額が43兆5,970億円となり、公債依存度は、歳入の4割を超えた。これも異常である。
 「新型コロナウィルス」は、国家の財布にも感染し、国家財政をひどく重症化させてきているということだ。

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12月20日(日) 世阿弥の書 『風姿花伝』は 一子相伝 世界最古の 「舞台論」書! 

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 「幸福思想研究会」の日。今回取り上げたテーマは、「世阿弥著『風姿花伝』に見る幸福感」というもの。
 「能楽」は、ユネスコの「無形文化遺産」にも指定され、日本の伝統を代表する芸能の一つとされている。これは、室町時代の観阿弥・世阿弥の親子によって、舞台芸術にまで高められたといわれているが、その「舞台論」を「一子相伝の秘伝」として、世阿弥が書き著したのが、『風姿花伝』という書である。
 その世阿弥の時代から数えれば、もうすでに600年もの年月を経てきているが、能舞台の演目も、その表現も、当時のものがそのままに継承されていると言われている。そこで、「世界最高の舞台芸術」などとも呼ばれることがあるのである。
 それだけの長い年月、同じ舞台が演じられ続けているということは、その底流に、時を越えて人々を幸福にする要素が何か含まれているはずである。それがいったい何かという問題意識を胸に、参加者と語り合った勉強会であった。

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12月19日(土) 株式総額 100兆ドルを 越えにけり 孤空乱舞の 幻マネー!

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 世界の上場株式時価総額が、この12月18日時点で、100兆1,872億ドルにもなり、史上初めて100兆ドルを上回ったと報じられている。日本円で言えば、約1京319兆円である。業界別に言うならば、ソフトウェア関連などのテクノロジーサービスが昨年末比較で57 %増、自動車やゲーム関連の耐久消費財関係が47 %増などと大きく膨らんだ一方で、エネルギー資源関連では17 %減となっているそうである。
 昨年の世界全体の名目GDPは、約88兆ドルとされているから、株式時価総額は、実体経済の1.14倍にも膨らんでいることになる。もともと株式というのは、バブル的な傾向を帯びやすいものではあるが、実体経済を超える規模となると、やはり異常である。その株式相場の熱狂ぶりと裏腹に、私の中には、寄る辺を持たない侘しい孤空(虚空)を、幻のマネーが乱舞している、という心象風景が生まれているのであるが・・・。

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12月18日(金) はやぶさの 採取試料が 5グラム余・・・ グラム単価が 60億円?

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 日本の探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った試料が、全部で5.4グラムであったと発表された。プロジェクトの当初想定では、0.1 グラム以上の試料採取を目標としていたというから、それをはるかに超える大きな成果を得ることができたと、評価できそうである。
 一方、このプロジェクトに必要とされた総事業費は 289億円ということである。すると、1グラムの単価は、53.5億円。こういうプロジェクトは、今後追加経費が求められるのが常であるから、切り上げて60億円とした。
 世界でこれまでに取引された最も高価な宝石は、19カラット(約3.8g)のピンクダイヤモンドであるらしい。その落札価格が57億円であったから、グラム単価が15億円…。今回の小惑星試料は、実にその4倍の値段ということになる。しかし逆に、このピンクダイヤモンド6個分程度の費用で、遠い小惑星からの貴重な試料を得ることができたと考えると、これはとても安上がりな挑戦だったのかもしれないという気もしてきたのであった。

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12月17日(木) 大雪で 関越道では 立ち往生・・・ 進退ならぬは 今世の象徴?

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 今季最高の寒気が日本列島上空に流れ込み、日本海側で大雪となった。特に、新潟・群馬両県の県境付近では、1メートルを超える積雪量となり、そこを通過する関越自動車道上では、1000台以上の自動車が立ち往生していると報じられている。同時に、大量の降雪による電柱倒壊などにより、停電している地域も、広範にわたっているという。
 これも、近年よく語られる「気象異常」の1つなのであろうか。「想定外の降雪」によって、社会の基本的機能がダウンしてしまった…。
 私は、このしばらくの日本や世界を見ていて、これと同様の「想定外事態」による「社会機能の破綻現象」があちらこちらに生まれている気がしてならない。そして、この積雪の中で雪の中に閉じ込められた自動車のように、進むも叶わず退くも叶わずといった状況で、立ち往生してしまっている人たちが、異常に増えてきている気がしてならないのであるが、皆さんの印象はいかがであろうか。

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12月16日(水) トラベルも イートも消えて イベントも・・・ ウィルスが生んだ 強盗騒動!

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 日本政府は、イベントに対する割引などを行う事業「GO TOイベント」についても、それを全国で停止すると表明。これで、「新型コロナウィルス感染拡大による経済低迷対策」として、菅内閣が看板に掲げてきた「GO TOキャンペーン」の全事業が停止という事態に追い込まれた。
 この事業は、発案当初から「GOTO」ではなく「強盗」事業ではないかという疑念が提起されていた。「GOTO事業によって、人と人との接触を拡大するならば、感染者を増大させ、国民の命を奪うぞ」と、新型コロナウィルスが、脅迫の刃を突きつけていたのである。そしてその懸念が現実となって、国内での第3波感染拡大が生じ、同時に、穏やかな表現ではないが、「国家財政から貴重な財源が盗み取られた」のであった。
 この「強盗騒動」、簡単には収まりそうもない。やはりワクチン接種が広く行われる日まで待たねばならないということではなかろうか。

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12月15日(火) 民主とは とかく時間が かかるもの・・・ 一月半経て やっとの決着? 

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 アメリカの大統領選挙に関して、大きな節目が訪れた。この日(アメリカ時では、12月14日)に、大統領選出の正式な手続きとなる「選挙人投票」が行われ、その結果、バイデン氏が、過半数の270票を超える306票を獲得し、次期大統領に選出された。トランプ大統領は、未だ「選挙に不正があった」と主張し、この選挙の無効を訴え続ける構えではあるが、共和党内部からも、この選挙人投票で選挙戦は決着した、との空気が流れる中で、もうこれで選挙は決着したという印象である。投票日から数えて約1ヶ月半、混乱の中の長い道のりであった。
 それにしても、「民主主義」というのは、とかくその手続きが面倒で、時間がかかるものである。アメリカを猛追する中国では、習近平・国家主席を中心とする共産党の中央集権的指導体制のもとで、「即時決着・即時対応」が可能である。「 1ヶ月半もあれば、中国の場合、月と地球を何往復もできる」と習主席がうそぶいているとやら…。民主主義否定の空気が生まれてくることが気がかりである。
 

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12月14日(月) GO TOが 全国一斉 STOPしたが 信号前に 戸惑う人々

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 この日、政府は「新型コロナウィルス対策本部」を開催し、観光需要喚起策「GO TO トラベル」を全国一斉に一時停止すると決定。その期間は、12月28日から翌年1月11日までであり、正月の長期休暇にあたる期間中の人々の移動と接触を抑制しようという意図である。この期間以降については、「染状況等を踏まえて、改めて判断する」ということである。旅行業界にとっては、この長期休暇期間中が、大きな稼ぎ時であっただけに、不安の声が広がっているようである。
 さらに、国民の間にも戸惑いが広がっている。言ってみれば、交通信号の「赤青黄色」が、全部一斉に点灯しているような印象を受けている人も多く、さて進んで良いやらどうやら、最後は自分自身の判断と言われても、どうしてよいかよく分からなくて、さてどうしたもんだろうと、頭を抱えている印象である。

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12月13日(日) 長期的 計画こそが 人生や 森の基礎とは 本多静六!

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 「人間論ゼミ」の日。今回のテーマは、「日本林学・公園の父」とも言われる、本多静六(1866~1952)。
 本多静六の人生は、学者の人生とはとても思えない波瀾万丈のものである。幼少時に父親を亡くし、苦学をするが、その中でドイツに留学し、西洋の林学を学び日本に持ち帰る。そして、そこから日本の森づくりや公園づくりの仕事に幅広く取り組み、さらにそれだけでなく、「月給4分の1の天引き貯金」を提唱し、その資金を元に投資活動を行った結果、大資産家にもなった。しかもその資産は、大学を退官するときに、すべてを寄付譜したという豪胆なエピソードもある。
 この本多の人生を支えたのは、「長期的計画」であったと著書に書き著し、それを多くの人々に啓蒙した。森林を育てるというのが、彼の専門であったが、そこに求められる長「期的な視野」を人生にも展開して、85年を力いっぱいに生き抜いた人生であったっと言えそうである。

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12月12日(土) 本年度 新規国債 112兆! 気懸りなのは その副作用!

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 政府が、今年度の新規国債発行額を112兆円超とする調整に入ったという。これは明後日に閣議決定を予定している第三次補正予算案の財源に、国債を当てるためである 1年間に国が確保する税収が60兆円程度であるから、今年度だけその2倍にも及ぶ国の借金ということである。ちなみにこれまでの国の借金総額は、1,200兆円を超えている。収入の約20倍にも及ぶ借金を、これからどう返していくのだろう、そう考えると途方に暮れてしまう気がする。
 100万円というお金を1万円札で積み重ねると約1cmである。とすると、この国の借金総額を積み上げるとどのくらいになるかといえば、なんと1万2,000kmもになるのである。世界の最高峰エベレスト山の1,300倍以上の高さにもなる。一体誰が、このお札の山を登頂制覇するのであろうか。借金は、将来世代に大きなツケを残すことになる。その副作用が心配でならない。

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12月11日(金) 血圧を 下げるトマトが 承認されて 関心集める 『ゲノム編集』!

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 この日、「ゲノム編集技術」を使った野菜の流通を、厚生労働省が日本で初めて承認。その対象は、このゲノム編集技術を使って、人の血圧上昇を抑える働きがあるとされる物質「GABA」を豊富に含むとされるトマトである。つまり、わざわざ高血圧薬を飲まなくても、食品としてこのトマトを食べるだけで、血圧を下げる効果が期待できるのである。「ゲノム編集」というのは、少し前に開発されたばかりの新しい技術である。遺伝子を、狙った場所で切り貼り出来るため、品種改良が効率よく行えるという。生物そのものを、人間が設計図を描いて自在に改変できるという革新的な技術である。
 そこで私が思うのは、「人の心の遺伝子」の編集技術である。人の心の頑固さがいろいろな問題を起こしている。そんな心も、自由自在に変えることができるのならば、どんな世の中が生まれるのだろうかと夢想する。もっとも、そんな世の中が望ましいかどうかには、大きな疑問があるが…。

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12月10日(木) 今日の日は マルティン・ルターが 500年前 教皇勅書を 焼き捨てた日だ

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 今日12月10日がどのような日なのかと調べてみると、宗教改革者・マルティン・ルターが、「教会批判の主張撤回を求める教皇の勅書」を、ドイツ・ヴィッテンベルクの広場で焼き捨てた日と書かれていた。その場面では、ルターの主張に賛同する人々も、キリスト経典や神学書などをその火の中に投じたという。これが、今から500年前の1520年のことである。
 つまりこの時が、ローマ教会とルターが決定的な決裂を迎えた日であり、私は、坂本龍馬が土佐藩を脱藩して、討幕運動に身を投じた瞬間と重なるものを感じた。ルターは、その翌年に異端と認定され、破門される。
 その後、ルターの宗教改革の運動は、ヨーロッパ各地に「プロテスタント運動」として広がっていった。 一人の強い信念を持った人間の命がけの行動の後に、新しい時代が動き始めたということである…。

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12月9日(水) 緩めれば 感染者数が 過去最高! 油断も隙も ならぬ相手だ…

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 中国の武漢で、「新型コロナウイルス」の感染者が発症したとされる日から、1年を過ぎた。世界各国政府は、それぞれに力を尽くした対策を打ち出しているが、未だに感染は広がり、8日夕刻現在で総感染者数は6,759万人、死者数は154万人にも及んでいる。
 日本の国においても、事態は深刻であり、この日の新規感染者数は2,811名に及び、過去最高。菅内閣の基本政策である「新型コロナ対策と経済復興の両輪を回す」取り組みの中で、どうしても人と人との接触が増加して、今日の事態を招いているのであろう。
 聞けば聞くほどに、新型コロナウイルスというのは、「油断も隙もならぬ相手」である。潜伏期間が長く、無症状者からも感染が広がるという。少し油断をすれば、すぐに感染拡大…。これに対抗するには、ワクチン接種によって、集団免疫を実現するしか手はないのか。

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12月8日(火) イギリスで ワクチン接種を 始めた日 日本じゃ「巨大 カンフル」決定!

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 政府は、臨時閣議で追加経済対策を決定。その事業規模は、73.6兆円で、異例の規模。
 その内訳をみると、「ポストコロナに向けた経済構造の転換」に51.7兆円もの予算である。具体的には、「官民のデジタル化推進」や「カーボンニュートラルに対する技術開発基金」などである。また、新型コロナウイルス感染防止や防災・減災・国土強靭化などにも巨額予算が組み込まれている。縮減した日本経済を復元させるには、「需要不足」分を財政投資によってカバーする必要があるという考え方であろうが、それにしても、長期的な財政問題については、目をつぶったという印象。
 この日は、イギリスで、新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まった。今回の追加経済対策は、「日本経済悪化に対するワクチン接種」という意味合いはある気がするが、今後の副作用が心配である。

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12月7日(月) 長旅を 終えて帰還の 「玉手箱」! 真一文字に 虚空に輝く

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 昨日未明、約6年前に打ち上げられ、それ以降、約52億4,000万kmの飛行を続け、ようやくその長旅を終えて地球に戻ってきた「はやぶさ2号」から分離された、地球再突入カプセルが、オーストラリアのウーメラ砂漠に着地。その後、無事に回収されたという。そしてそのカプセルが、今日は、飛行機で日本に到着。
 このカプセルが、地球大気に突入した後、約30秒間にわたって明るい光を放ちながら地上に降りてくる映像が、幾度もニュースで放映されていた。そのカプセルの光跡は、とても美しかった。人々の夢やこのミッションに取り組んだ人々の苦心の汗や涙をぎっしりと積み込んだ小さなカプセルの輝きである。
 ミッション責任者が、それを「竜宮からの玉手箱」と呼んでいたが、まさかそれを開いた途端に、みんなが揃ってお爺さん…などというようなことはないですよね。

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12月6日(日) 「一神教」が 「ニュートン力学」 だとすれば 「多神教」とは 「量子力学」!

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 「フォレスト・トレンド勉強会」。今回取り上げたのは、「量子力学」であった。この量子力学というのは、陽子や中性子、電子などの超ミクロの世界において現れる物理現象を取り扱う学問である。その微小世界での粒子の振る舞いは、ニュートン力学を根底から否定するものであり、数多くの物理学者がこの問題に取り組みながら、必ずしも、これまでに明解な説明がなされてきたとは言い難い。
 私が今回用いたのは、山田廣成著『量子力学が明らかにする存在、意志、生命の意味』という本。著者は、「電子などの粒子にも意志がある」と考えると、複雑怪奇な現象をうまく説明できる、として、独自の量子力学論を展開している。そして、一切の存在に意志がある、とする考え方は、元来「多神教」の思想であり、一神教世界の考え方からは理解が困難であろうとも語っている点が、興味深かった。

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12月5日(土) 日本軍 旅順高地を 制圧し 戦況転換 116年!

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 12月5日といえば、今から116年前(明治28年)に、日露戦争中最大の激戦とも呼ばれた「203高地攻防戦」において、日本が勝利を収め、この高地を制圧した日である。これによって、日本軍は、旅順港内を展望できる「砲撃観測所」を確保することができ、旅順港に停泊するロシア艦船を攻撃することができるようになり、戦況を大きく転換することができた。
 一方、今の私たちであるが、「ニューコロナ高地」の要塞から繰り出される強力な潜伏攻撃に対して、未だ防戦一方という印象である。それがようやく、ここに至り、ワクチンや治療薬などの新兵器が開発されて、これからが攻撃、という段階になりつつある。
 203高地攻撃の主力兵器となった「28センチ榴弾砲」のような華々しい活躍をして、ここで一気に新型コロナウイルスを殲滅させてほしいものである。

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12月4日(金) 国会が コロナの霧に 包まれたまま 閉会されたが 心も晴れぬ

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 「第203臨時国会」が、会期を一日残して、事実上、今日閉会。この国会中、連日、新型コロナウイルス感染拡大問題やアメリカ大統領選挙の混乱などがメディアで大きく報じられ続けたせいか、国会の影が薄かった印象。
 そして今日は、菅総理が、国会閉会を前に、首相官邸で記者会見。しかし、実務的政治家という特質もあってか、様々な政策を強く打ち出しているにもかかわらず、そのインパクトは弱く、未だに菅内閣の姿は、国民からよく見えていないという印象である。
 日本を取り巻く環境を見渡してみれば、難問が山積である。こういう時は、通常、国民の政治に対する関心が高まってくるはずである。しかし、どうもその傾向は見られない。国政も霧の中、そして、私たちの心の中もスッキリと晴れ上がらないままに、令和2年も、もう残すところ一か月足らずで暮れて行くのか。

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12月3日(木) 大阪で 「赤信号」が 点灯す! 師走の商都に 広がる戸惑い!

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 この日、大阪府は、「新型コロナウイルス対策本部会議」を開催して、府独自の基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を初めて点灯させると決定。大阪のシンボルである「通天閣」や大阪万博跡地に残された「太陽の塔」なども、赤くライトアップされた。
 新型コロナウイルスの感染は、今、第3波の到来と言われていて、大都市部での感染者が急拡大している。そしてそれとともに、重症患者数や死者数も増加してきている。だから、住民にとってみれば、その感染拡大を防ぐためには、人と人との接触を減少させる強力な政策を求め始めているだろうと思う。
 しかし、商店にとってみれば、最も稼ぎ時とされるこの師走に、人々の動きが止まれば、まさに死活問題である。いつ青信号に変わるか分からない赤信号を前にして、戸惑いを覚えている人も多いことだろうなと案じる。

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12月2日(水) 「恒例」の 小野さん講師と 紹介されて 「高齢」とつい 聞き違えたよ

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 今年も、私が生活する船木地区の公民館が主宰する「教養講座」で、講師を務めた。テーマは、学ぶことの意味を問うものであった。
 ところで、公民館長が、最初に私の紹介をしてくださったのであるが、その切り出しの言葉がふるっていた。「今年も、コウレイになった小野さんの講演です…」こう紹介してくださったのであるが、この「コウレイ」が、私の耳には「高齢」と聞こえたのであった。確かに、私は今年から「前期高齢者」。そこで、「自分ではまだ若いと思っているが、」と話を切り出したのであった。もっとも公民館長の真意は、「毎年講師に来てもらっているから 、『恒例』の講師である」という意味であったようだ。
 日本語は難しい。ちなみに私のワープロソフトで、この言葉を入力すると、「今年も、高齢になった小野さんの講演です」となった。そら見ろ、と思いつつ、複雑な気持ちであった。

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12月1日(火) 「3密」が 新語・流行語 大賞に! 「惨満つ」だったと 振り返ったよ…

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 今年、最も世間に大きなインパクトを与えた言葉は何かを選ぶ「新語・流行語大賞」が発表され、その年間大賞には、「3密」が選定された。確かに、この言葉は、今年の春以降、様々な場所でよく語られてきた。「新型コロナウイルス」の感染拡大のためには、「密接」「密閉」「密集」の三つを避けてほしいと、指導的な立場の方々が、折に触れて語ってきた言葉である。この言葉が大賞に輝いたことには、多くの方がやっぱりと思ったのではなかろうか。
 私は、この語呂合わせで「惨満つ」の年でもあったように思う。これまでの常識が通用しなくなり、戸惑い、また絶望に打ちのめされるような「惨憺たる気持ち」で、この一年を過ごした人も多かったのではないだろうか。
 いつの世にも、想定外のことが起こる。それを乗り越えるための「凄惨な戦い」が続いた一年でもあったと思うのである。

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