« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »

5月31日(月) 中国は 政治の国だ! 人為の国だ! 子供の数まで 制御している…

060220210605_0001

 中国共産党は、この日に開催した政治局会議で、1組の夫婦に3人目の子供の出産を認める方針を示したという。その背景には、昨年一年間の出生数が、中国建国以来最大の落ち込みになったという事情があるようである。すでに、15歳から64歳までの生産年齢人口は減少に転じているが、この人口減少が、国力低下に結びつく懸念となっているのであろう。
 中国という国は、かねてから「政治の国」と評されてきた。それはとりもなおさず、「人為的に社会を形成することを重視する国柄」ということでもある。それぞれの家庭における子供の数までも、中央政府の方針に基づいて制御しようとする姿は、ここまでやるのかと驚きである。この調子だと、今後、子供の数が増えなければ、次には強制的に子供を産ませるような政策さえも打ち出してきかねないな…と、そんな気さえしたのである。

|

5月30日(日) 一片の 言葉にぎゅっと 濃縮された 日本人の 叡智の輝き!

060220210605

 5月の「人間哲理研究会」で取り上げたのは、磯田道史氏の『日本人の叡智』という本であった。磯田氏といえば、よくテレビにも登場する人気の歴史学者である。古文書を読み解いて、そこから当時の人々の考え方や生き様を描き出すことが得意な研究者である。
 今回の本は、江戸時代を中心に98人が残した「心に刻むべき言葉」を選び出して、それぞれに、約700字の解説文を書き添えたという新書本である。新聞紙上に一週間に一度掲載してきた原稿を取りまとめたものらしい。
 その言葉の選択は、「この人のことを人類は記憶しておくことが必要だ」と、自分が直感したものを取り上げたという。それだけに、数十字という短い言葉の中に、その人の人生がぐっと凝縮されたような、そして日本人全体の精神を象徴するような言葉が、見事に紹介されていたのであった。

|

5月29日(土) ベトナムで 新顔ウイルスが デビューなの? 切りがないわね 各個撃破じゃ

052920210602_0003

 今日、また新しい「変異ウイルス」が登場。これまでも様々なウイルスが登場していたが、今度は、ベトナムで、「インド型とイギリス型のウイルスが組み合わさった新たな変異ウイルス」が発見されたということである。これは、従来型よりも感染力がさらに強く、自己複製速度も速いという。この新たな変異ウイルスに対して、新たな対策が必要であるとすれば、これから私たちが見る社会の風景が変わることとなるかもしれない。
 今世界各国で開発されている「ワクチン」は、それぞれのウイルスに対して、その感染力を弱める抗体を作り出す効果を持つものである。今のところは、新しい変異型に対しても、効果があるとされてはいるが、今後は、「各個撃破型」ではなく、もっと「包括的」に広くウイルスに対抗できる薬剤の開発が、強く求められているのではないか、と私は思う。

|

5月28日(金) 今日もまた 緊急事態が 延長となり テレビの画面にゃ 諦めの顔!

052920210602_0002

 日本政府は今日、この31日で解除としていた「新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言」を、6月20日まで3週間延長すると決定。病院の逼迫状況などが未だに深刻であるとして、この延長を決めたようである。
 この決定を受けて、テレビでの報道も賑やかになっている。様々な人たちの声も伝えられている。この延長決定によって「安心した」と積極的に評価する人もいるが、多くの人は、「また延長になったか」と、少しうんざりした表情でテレビ画面に登場している。
 このウイルス感染問題が大きく伝えられるようになって、もうすぐ一年半になる。「もういい加減にしてほしい」という声が出てくるのも、当然のことであろう。特に、大きな影響を受けている飲食・宿泊関係などの人たちにとっては、「もう限界だ」と悲痛な声が出されるのも、むべなるかなという印象である。

|

5月27日(木) 縄文の 17遺跡が 世界遺産に… ここに宿るは ロマンかガマンか?

052920210602_0001

 ユネスコの諮問機関が、青森県の「三内丸山遺跡」など、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を「世界文化遺産」に登録するよう勧告。
 縄文時代といえば、今から15,000年くらい前から2,300年くらい前までの1万年間余りを指す。最近この時代の遺跡調査が進む中で、この縄文時代を生きた私たちの先祖が、かなり高度な文明を持っていたのではないかと考えられ始めている。その時代の文化や技術が、世界最先端を走っているものであったと指摘する研究者もいるようだ。
 今後、「世界遺産の指定」となると、その価値に新しいロマンを感じる人がいる一方で、観光客が急激に増加するため、様々な「観光公害」が引き起こされることを危惧する人も出てくるだろう。この指定がロマンとなるか、ガマンとなるか…。できれば、ロマンとなる指定であってほしいと切に願いたい。

|

5月26日(水) 漂泊歌人 吉井勇の 隠れ家に 山より風吹く 火照りを冷ませと…

052820210602

 今日は引き続いて、高知県中央部の「香美市」と「香南市」での遊行脚。
 朝一番に訪れたのが、香美市山中にある「吉井勇記念館」であった。吉井勇というのは、大正・昭和初期に活躍した、歌人である。大正4年には、『ゴンドラの唄』の作詞を行うなど、短歌以外の世界でも、様々な活躍をした。しかし、40歳を過ぎた頃に、身辺の様々な問題に思い患い、全国各地を歌行脚する中で、50歳頃に、この「猪野々」という山村に草庵を構え、3年間をここで過ごしたという。この時間が、吉井にとっての「人間修行」そして「人間回復」の時間となり、その後、再び新たな活動に取り組むようになったという。
 古い時代から、隠遁者といえば、その多くの人たちが山に籠ってきた。山里には、人の心の火照りを冷ます神秘的な力が宿っているのかもしれない、という気がしたのであった。

|

5月25日(火) 室戸岬を 遊行脚せり 空海が 修行せし地で 心試せり

052520210528_0004

 今日は、高知県の「室戸岬」への遊行脚。「室戸岬」といえば、四国東南端に大きく張り出した岬であるが、海辺まで台地が迫り出していて、古代から交通の難所とされてきた場所である。空海は、そんな厳しい環境を選んで、ここで、若い頃に厳しい修業を行ったと言われている。私は、平安時代初期に、衆生救済のために力を尽くした空海の気持ちに、少しでも近づいてみたいと、この場を訪れ、眼前に広がる空と海、そして奇岩が林立する海岸部大地を長く眺めながら、自らの気持ちを深く見つめる時間を過ごしたのであった。
 この室戸市では、「廃校水族館」や「室戸世界ジオパークセンター」、また、「中岡慎太郎像」などを訪れた。さらに、その帰路には、安芸市の「伊尾木洞」という、様々なシダ類が繁茂する「自然空間」も堪能した。
 爽快な気持ちになる遊行脚であった。

|

5月24日(月) ベラルーシ 政権批判者 逮捕のために 上空通過機 着陸させた…?

052520210528_0003

 民間の旅客機が、この前日に、ベラルーシの航空管制当局の指示により、強制着陸させられ、ルカシェンコ大統領に反対するインターネットメディアの開設者であるロマン・プロタセビッチ氏などが拘束されたという事件があった。何でも、この航空機に爆発物が仕掛けられているとの情報が入ったので、着陸させたと、ベラルーシ側では説明しているらしい。
 しかし、欧米政府やメディアは、この見解を否定し、史上最後の独裁者とも評されることがあるルカシェンコ大統領が、反体制派を厳しく取り締まるために、この強制着陸を仕組んだものと、強く批判をしている。客観的な状況から判断しても、おそらくそうだろう。
 独裁権力も、ここまで来ると、もう末期的である。どんなことでも最後は自分の思い通りにできるのだ、と考えるルカシェンコ大統領の「権力者の驕り」が気懸りだ。

|

5月23日(日) 大相撲 千秋楽だが 勝敗に 拘り過ぎる 力士哀しや…

052420210528_0002

 今日も、新型コロナウイルスの感染拡大状況から、勉強会を中止と決定。午前中は、地域の「井出さらい」に参加して、水路周辺部の草刈りなどを行う。そして午後は、書類整理などを行いながら、テレビで大相撲の観戦。今日は「千秋楽」であり、照ノ富士と貴景勝の大関同士の優勝争いが注目されたが、結局は、優勝決定戦となり、照ノ富士が貴景勝を破って、四度目の優勝となる。
 その勝負を見ていて、優勝決定戦であるにもかかわらず、その戦いぶりが何かしらせせこましいと感じた。以前の優勝戦といえば、力士同士ががっぷりと四つに組んで、力比べをするような勝負であった気がするのだが…。
 策を弄してでも勝ちたい、という気持ちはわからないではないが、このような勝負を「我、未だ木鶏たりえず」と語った双葉山は、天国からどう見ているのだろうかと思った。

|

5月22日(土) G7 環境大臣  議を終えし日は 「国際生物 多様性の日」!

052320210528_0001

 主要7か国(G7)気候・環境相会合が、共同声明を発表して閉会。その共同声明のポイントは、「産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑える」ことを目標として、そのためには「2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする」としたことである。そして特に、温暖化ガスの排出量が多い「石炭火力発電所」の問題が大きく取り上げられて、政府による新たな資金支援などを原則停止と合意した。
 しかし、「石炭火力発電所」といっても、その温暖化ガス排出量は、様々である。日本政府としては、高効率の発電設備に切り替えることによって、排出ガス総量を減少させると主張したが、それは受け入れられなかったか。
 ちょうどこの日は、「国際生物多様性の日」。石炭火力発電所も、自分たちの多様性をもっと認めてもらいたいものだと、強い逆風の中で、つぶやいている…かもしれない。

|

5月21日(金) バイデンさん 「ヘイトクライム 法」成立に… 「無視をするのは 共犯だ!」と言う

052120210524_0003

 バイデン大統領は、今日、最近アメリカで大きな問題となっている「アジア系住民などに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)」を防止する法案に署名し、この法案を成立させた。そして、閣僚や議員など約70名をホワイトハウスに招き、次のように語りかけたという。
 「私たちは、みんなこのヘイトクライムによって傷ついている。沈黙は共犯だ。共犯者になってはいけない。声を上げて行動しなければならない」と。
 アメリカの民主主義は、国民の良識によって支えられているという強い意識が、バイデン大統領にはあるようだ。それならば、国民は、「見ざる・聞かざる・言わざる」ではなく、それぞれの良識に基づいて、主権者としてきちんと振る舞うべきである、というのである。
 この演説は、今アメリカと敵対する中国やロシア国民に対するメッセージなのかも…。

|

5月20日(木) 雨降って 地が固まると 言うけれど そこに根を張る 「人生樹」たれ!

052120210524_0002

 「オンライン勉強会」。今日は、「コロナ後の世界に求められる人生樹の思想」がテーマ。
 「新型コロナウイルス感染拡大」の中で、この一年半、私たち一人ひとりの生活や社会のあり方が大きく揺り動かされてきた。これまで至極当たり前だと考えられてきたものが、この状況の中で簡単に否定され、戸惑いを覚えている人が数多くいるように思う。このような状況の中で、人々は、これまでの意識を根本から転換させ、そして社会も、その姿を大きく変貌させていくことになるのであろう。
 ここで求められるのが、私たちの人生を樹木の姿に例える「人生樹の思想」である。枝の先ばかりに意識を向けるのではなく、そんな枝葉を支える幹があり、さらには目に見えないところに広く広がる根がある。そんな樹木のすべてを一つのものと考える形で、人生に思いを巡らせていこうとする思想である。

|

5月19日(水) 民主主義 支柱揺さぶる リコール不正! 事務局長が 逮捕されたが…

051920210524_0001

 「大村・愛知県知事に対するリコール運動」の署名偽造事件に、新たな動きである。今日、この運動の田中・事務局長が逮捕された。これまで田中容疑者は、自らは決して法を犯していないと主張してきた。しかし、県警が逮捕に踏み切ったということは、事務局長の違法行為に、十分な証拠を得ているのであろう。
 この事件で、私たちが当然と考える「民主主義」というものの脆さが、明らかになった。
 私は、民主主義が守られるために必要な条件は、基本的に三つあると考える。その一つは、「国民、特に政治に関わる人たちの遵法精神」。二つ目は、「広く国民の良識」。そして三つ目は、「マスメディアなどの正確で誠実な報道姿勢」である。これらがおかしくなれば、「民主主義」はあえなく崩れ去ってしまうものだ、ということを、この機会に、私たちは再確認しなくてはならないのではないだろうか。

|

5月18日(火) 日本の 経済もまた 緊急事態! 重症企業が 増えてるようだ…

051820210524

 内閣府が、日本の1~3月期GDPの速報値を発表。それによれば、前期比年率で5.1%の減。とても厳しい結果となった。この1月8日に、首都圏4都県で二度目の「緊急事態宣言」が発令された後、それが全国での自粛要請に広がっていったことが、大きく個人消費を減少させたようだ。加えて、設備投資や輸出の伸びの低迷も大きかった。コロナ感染拡大前の2019年10~12月期を100とした時の日本の現状は98。一方世界で見ると、中国は108、アメリカは101であり、EUでは96である。
 最初にこのコロナ問題の深刻さが意識されるようになってから、もうすぐ一年半となる。国民生活のみならず、企業にも自粛が強く要請されて、企業活動もままならない状態が続いている。この様子だと、内部留保の資金も尽きて、急激に病状を悪化させる企業が急増するのではないかと、気がかりである。

|

5月17日(月) 最高裁が 石綿訴訟に 賠償判決! 何万人も 被害者いるが…

051720210522_0003

 この日、最高裁判所が、中皮腫や肺がんを引き起こすリスクが高いとされる石綿(アスベスト)によって健康被害を受けた人に対して、国と建材メーカーの賠償責任を認める統一判断を示した。そして、これを受け、政府や与党プロジェクトチームは、さっそく被害者への賠償に応じる考えを示した。
 ただ問題は、この被害者がどこまで広がるのか、という点にある。アスベスト被害の死者数は、毎年2万人を超えている。政府は最大で、一人1,300万円の和解金を支払うという方針であるが、その対象者は、数十万人にも及ぶと言われる。そうすると、軽く1兆円を超える賠償額となる可能性もあるのである。
 今回の新型コロナウイルス対策で財政状況がますます厳しさを増している中で、さて、政府は、この費用をどのような形で捻出するつもりなのであろうか…。

|

5月16日(日) 勉強会 コロナに警戒 強まる中で 無理はすまいと 中止の決定!

051720210522_0002

 日曜日といえば、「若葉書院での勉強会」であるが、今日は、それを中止と決定。
 若葉書院がある愛媛県でも、「新型コロナウイルス」の感染拡大が続き、さらに岡山県・広島県では「緊急事態宣言」が出され、「県境を越えての移動は控えるように」との警戒情報も出されていたからである。この勉強会では、人数も少なく、心配はないと思いつつも、あえて無理して開催するような性格のものではない、と中止の判断をした。
 考えてみれば、勉強するというのは、「永遠無窮の営み」である。また自分自身で本来はやるべきものである。そう考えると、今回勉強会をしようがしまいが、たいした問題ではない。「コロナよ、今は勇ましく振る舞っていても、やがて終息する日を迎えるだろう。こちらは、永遠無窮の営みだ。どうだまいったか…」私は、そう語りかけたい気持ちであった。

|

5月15日(土) 例年よりも 20日も早い 梅雨入りに 「五月晴れ」とは 何かと調べた…

051520210522_0001

 今日、九州北部と中国・四国地方が「梅雨入りした模様だ」と報じられている。この時期の梅雨入りは、例年に比べて異常に早く、四国の場合でも、おおよそ20日ほど早いという。通常梅雨といえば、6月に入ってからであり、5月といえば、快晴を意味する「五月晴れ」を連想するので、その違和感は大きい。
 そこで、今日は、「五月晴れ」について調べてみた。すると、興味深い事実が判明した。ここでの「五月」というのは、旧暦であり、新暦ではおおよそ6月のこととなる。つまり、「五月晴れ」というのは、5月の新緑の頃の快晴の日を指すのではなく、6月の雨続きシーズンに、たまに雨の合間に晴れ上がる日があることを指して、名付けたものだというのである。
 そうだからといって、どうということでもないのだが、古の日本人の季節感について、今日は、しばし思いを巡らせたという次第。

|

5月14日(金) 虚偽ニュース 広めた罪で 拘束された 日本人記者 帰国はしたが…

051620210522

 ミャンマーで、治安当局に拘束されていた邦人フリージャーナリストの北角裕樹さんが、この日解放され、日本に帰国。北角さんが拘束された理由は、「虚偽ニュースを広めた」ことであるとされていた。
 ミャンマーでは、クーデターを起こした国軍に対する批判や不服従に対して、刑法を改正して、それらを法律違反だとした。したがって、民衆の運動を支持し、国軍に批判的な記事を発出すれば、全て「虚偽報道」と判断されかねないということである。
 報道といえば、これまでよく語られてきたスローガン的言葉は、「ペンは剣よりも強し」というものである。しかしこのペンというのは、目の前だけで考えれば、剣(武力)に、とても太刀打ちできそうにない。
 もっとも、ずっと長い目で見た場合は、そうとばかりは言えないのだろうと思うが…。

|

5月13日(木) ミャンマーじゃ クーデターから 100日目! 双方譲らず 内乱直前!

0513720210518_0002

 ミャンマーで軍事クーデターが起きたのが、今年の2月1日。それから数えて、100日を過ぎた。
 おそらく当初、軍部は、簡単に抗議デモを抑えこめると考えていたと思うが、100日を過ぎてなお、ミャンマー国内での軍部に対する反対運動は収まる気配を見せていない。確かに、大規模なデモは武力で鎮圧され、表向きは平穏を取り戻したようにも見えるが、約1週間前には、民主派勢力が「挙国一致政府」を立ち上げ、それに呼応する形で、各地で「国民防衛隊」も設立されているという。
 武器を持つ者同士が、各地で衝突を繰り返すようになれば、もうこれは「内乱」である。そして双方に、国外勢力が支援すれば、次なる大戦争の火種ともなりかねない。ミャンマー情勢は、引き続いて緊迫していると言わざるを得ない。

|

5月12日(水) 波に乗り ソフトバンクが 最高利益! 今世はやっぱり サーフィン技術?

0513720210518_0001

 今日、「ソフトバンク・グループ」の決算発表が行われた。それによれば、連結決算の純利益が4兆9,879億円となり、日本企業として、過去最大の利益を計上したという。ソフトバンクといえば、一年前の決算発表では、過去最大の9,615億円の「ズブズブの赤字」を計上し、企業の先行きを案じる観測もなされたが、今期は一転して、「ピカピカの黒字」となった。まさに、大波相手の「波乗り技術」が問われる「サーフィン経営」という印象である。
 世の中には、経営環境変化の影響をできるだけ小さくして「安定経営」を志向する経営者がいる一方で、環境変化の大波を最大限に活かして企業を成長させようとする「変化便乗経営」を行う経営者もいるということだ。
 「経営サーフィン競技」のオリンピックがあるとすれば、孫正義社長は、さしずめその金メダル候補の一人ということになるであろう。

|

5月11日(火) パレスチナ イスラエルとの 衝突が ついに爆発! “エルサレムの日”に…

051220210518

 これまでエルサレムでは、パレスチナ人とイスラエル警察との衝突が相次いでいたが、この日、ついに本格的な戦闘になった。双方に、多数の死傷者が出ている様子である。
 時ちょうど、今日は「エルサレムの日」と呼ばれる日であった。この日は、1967年、第三次中東戦争で、東エルサレムがイスラエルによって占領されたことに対して、当初は、パレスチナ人側が、それに「抗議する日」であったらしい。しかし、今では、ユダヤ人の側が、その占領を「祝う日」という意味合いを持つ日に変質させているという。
 炎が燃え上がるには、燃える材料(長い間続くパレスチナ側の不満など)、酸素を含む空気(イスラエルの不安定な政治状況など)に加えて、火種(イスラエル警察の取り締まりなど)が必要である。これらが一気に凝縮されて、今回の爆発が生まれたのだろうと思う。

|

5月10日(月) 沖縄と 奄美が「世界 自然遺産」へ… 人が守るが 「自然」なのかな?

Taitorusita-20210512_0003

 この日、「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」の諮問機関が、亜熱帯の森の中に貴重な動植物が生息している「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を「世界自然遺産」に登録するよう勧告。これまで登録勧告が出された案件は、ほとんどそのままの形で「世界遺産委員会」で決定されてきていることから、ほぼ間違いなく登録されるということである。心からお慶びを申し上げたい。
 ただ一般論として、私の胸に割り切れない思いが残るのは、「人間が守れと主張する自然」が、本当に「自然」なのかという疑問である。自然とは、「自ずから然り」であり、「人為を加えて開発しない」と決めることさえも、人為である。言うならば、「自然を守ろう」と語ること自身が、もうすでに自然なことではないということになる。これは、言葉遊びをしているだけかもしれないが…。

|

5月9日(日) 人類は ずっと神話と 生きてきた… (サテサテそれなら) 今世のカオスは 「神話」の喪失?

Taitorusita-20210512_0002

 「フォレスト・トレンド勉強会」を開催。今回のテーマは、「ジョーゼフ・キャンベル著『生きるよすがとしての神話』を読む」。
 この本の著者は、神話学者。彼は、古今東西の神話を研究する中で、「有史以前の大昔から、人間の生活は権威ある神話体系によって支えられ、活力を与えられてきた」とする。そして、その神話が、科学の進歩の中で次々に否定される事態が生まれる中で、人々の間に不安が生じ、動揺が生じ、そこから道徳律が失われ、社会に悪徳や病気が広がってしまった、と論じているのである。
 今現在がこんな混迷の時だけに、これから「新しい神話」をつくり上げねばならない。そして、人々が豊かに生きる方法を見出していかねばならないのだと、主張していた。
 私が取り組む「文明創造運動」に、大きな示唆を与えてくれる勉強会であったと思う。

|

5月8日(土) ワクチンの 接種が進む イギリスじゃ 海外旅行も 一部解禁!

Taitorusita-20210512_0001

 イギリス政府は、これまで新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ対応として、「原則禁止としてきた海外渡航」を17日から解禁すると発表。その渡航先としては、新型コロナワクチンの接種が進んでいる国や地域が中心で、これら地域の旅行から戻った時には、特段の隔離措置などは行わないとしている。
 この決定の背景には、ワクチン接種が進む中で、感染者数が激減しているというイギリスの自負がある。ジョンソン首相は、自らもこの感染症に罹患し、その苦痛を知るだけに、ワクチン接種に力を入れたのであろう。そして、このウイルスとの戦いに一定の勝利を収めたという誇りのもとに、「ユニオンジャック」を翻しながら、七つの海に再び乗り出していこうという決意を新たにしたのであろう。
 「ワクチン接種こそが最大の武器」という言葉が、私の胸にも、改めて強く響いている。

|

5月7日(金) 今日もまた 緊急事態が 延長となり 国民不満が 爆発寸前!

050720210511_0003

 今日、日本政府は、「新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言」の延長を決定。この11日までとしていた期限を、5月末の31日まで延ばすこととし、さらに対象地域の拡大や休業要請の内容変更なども決定した。
 この決定を、国民は、現在の感染拡大状況から考えて、やむを得ないことだと受け取りながらも、いつまで経っても出口が見えてこない状況に、大きな不満を溜め込んできている模様である。
 当初は、自分がいつ感染してしまうかわからないという「不安」から、政府に積極的に協力していこうとするのであるが、それがだらだらと続く中で、やがて「不満」になる。そしてその不満がなかなか解消されないとなると、やがてそれがさらに政治に対する「不信」になる。そこに至る前に、打てる手を打ち出す、それが政治の要諦だと私は思うのだが。

|

5月6日(木) G7では 覇権中国 包囲網… 異形の大国 危険と考え…

050720210511_0002

 今年の「G7サミット」に向けての閣僚会合が始まった。まず開始されたのが、外相会合。今後、貿易相会合、保健相会合、財務相会合、環境相会合などが次々に開催されて、6月11日から13日には、各国首脳が集う「本番のサミット」となる。今年は、新型コロナウイルス対策や混乱を極めるミャンマー問題、さらに、今後の経済対応など、大きな課題が目白押しであるが、なかでも「最重要課題」となりそうなのが、「対中国問題」である。
 中国は、巨大な経済力を背景に、政治力や軍事力の強化に努めており、それが、世界の秩序に大きな混乱を広げている。それにこの辺りでブレーキをかけておきたい、というのが、G7各国首脳の思惑であろう。今後、「対中国包囲網」がどのように築き上げられてくることになるのか、世界の今後を占う上で、大きなテーマとなってくるのだろうと思う。

|

5月5日(水) ゴールドと 冠かぶった 連休は 「金」より「禁」の 毎日だった…

050720210511_0001

 今年の「ゴールデンウィーク」も、今日で終わり。いつもならば、ニュースなどでも、故郷から戻ってきた人たちや海外旅行帰りの人たちの楽しかった話などが溢れているのであるが、今年の場合は、ただどんよりと曇った空を見せられているような気持ちになってしまった。それは、「新型コロナウイルス」の感染拡大を防止する意味から、ひたすら「外出自粛」が求められたせいでもあろう。
 そこで今日のイラ短日記であるが、今年の「キン(ゴールド)」は、「金」ではなくて、「禁」であったと、ちょっと皮肉った表現を行ってみた。禁止事項ばかりが多い休日では、楽しかろうはずもない。明日からは、通常の日々に戻るというが、こんなメリハリのつかない日が続いていては、勤労意欲が湧いてくるはずもあるまい。日本人の心は、もう湿っぽい梅雨入りをしたような状態ではないだろうか。

|

5月4日(火) 日本が 子ども割合 最小に… 下りの坂に かからぬブレーキ!

050720210511

 「こどもの日」を明日に控え、総務省が、子供の推計人口を発表。それによれば、15歳未満の子供の数が、前年よりも19万人減少して、1,493万人になったということである。総人口に占める子供の割合は、11.9%。人口4,000万人以上の32か国で比較すると、日本が最低という結果になったようである。
 日本では、かなり以前から、「少子化問題」は、将来の日本に大きなダメージになる可能性があると、かなり力を入れた取り組みを進めてきたと思う。しかし、今回のこの結果を見れば、必ずしもその成果が現れているとは評価できない。子供が生まれにくい原因には、父親の精子数の減少などの問題もあると聞くと、これは、「政治」の問題というよりも、「性事」の問題である。子供数の減少も是とする「自然界からの何らかの示唆」があるのかもしれない、という気もしてきたのであるが…。

|

5月3日(月) 世界中 未知の課題が 噴出しても ビクともしない? 日本の憲法!

050320210505_0003

 今日は、「憲法記念日」。昭和22年(1947年)5月3日に、「日本国憲法」が施行されたことを記念して制定された祝日である。戦後民主主義の足場になったこの憲法の意義を、広く学び再認識する日とされる。その趣旨で、今年も、各種会合が開催されたようである。
 「日本国憲法」は、よく「不磨の大典」と表現される。この憲法公布から4分の3世紀が過ぎようとするにもかかわらず、一文字さえも修正されなかった。これは、「この新憲法が掲げる理想主義が、時を経てもなお輝きを失っていないからである」と語られることもあるが、逆に、「日本人は、憲法を信頼していない」証でもあるように思われる。「法文などは、解釈次第でどうにでもなるのだから、あえて改憲などしなくても」と考えているとすれば、日本は「法治国家」ではなく、法律「放置国家」となってしまうのではないだろうか。

|

5月2日(日) 野口さん 地球帰還の その直後 静岡県では 竜巻発生!

050320210505_0002

 日本人宇宙飛行士・野口聡一さんが乗った宇宙船クルードラゴンが、この日午後4時ごろに、メキシコ湾に着水し、地球に帰還した。しかし、ニュースでの取り扱いは小さく、宇宙滞在が既に日常になってきている印象であった。
 ところで、この同じ日の夕刻、静岡県牧之原市などで大きな被害を生む突風が吹いたという。3棟が全壊し、建物97棟に被害が及んだらしい。おそらくこの原因は、竜巻であろうと思われる。
 ここで私の頭の中に思い浮かんだのが、「バタフライ効果」。気象学者・エドワード・ローレンツ氏が行った講演の名称「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか」に由来するネーミングで、初期の小さな現象が、その先にどのような結果を引き起こすかは、誰にも分からない、という意味である。サテ???

|

5月1日(土) 「公害の 原点」とも呼ぶ 水俣病! 発見の日から もう65年!

050320210505_0001

 日本の「四大公害病」の一つとされる「水俣病」が公式に確認された日から、今日で65年。しかし、報道によれば、今年3月末時点での認定患者は、今なお約2,300人もいるのだという。また、患者の認定申請や訴訟も、まだ続いているという。
 今から65年前といえば、昭和31年。経済白書に「もはや戦後ではない」と記述され、高度経済成長の始まりとなった「神武景気」の幕開けの年であった。日本の国全体が、経済成長を中心として、新たな国づくりを始めようとする熱気に満ちていたその裏側では、公害問題に苦しむ人たちが、各地に生まれ始めていた、ということであろうか。
 私たちは、社会が醸し出す「明るさ」に、つい目を奪われがちになるが、「その背後には、必ず影があり、闇がある」、ということを改めて考えねばならないと思ったのであった。

|

« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »