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6月30日(水) 大学の 入試改革 また頓挫… 選考試験に 「試験」が落ちた…?

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 文部科学省の有識者会議が、「大学入試共通テスト」の目玉とされていた「英語民間検定試験」と「記述式問題」の導入は困難とする提言を取りまとめ、事実上、共通テストの抜本的改革は、ここで頓挫ということになった。
 これらの改革は、時代・社会が大きく変化する中で、日本の青年たちに強く求められる学習内容として、大学入試共通テストに織り込むとしていたものであるが、当初から、事実上実施が困難と指摘されていたものでもあった。
 私は、これからの時代を生き抜く人間の能力を、全て的確に判断する入学試験制度などはあり得ないと考えている。どんな制度にしても、そこには必ず長短がある。それならば、共通テストは、受験者の「基本能力」と「勉学に対する基本姿勢」だけが問えればそれで十分なのではないか。制度をいじるよりも、むしろ「真剣な教育の実施」こそを期待したい。

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6月29日(火) 香川では 古代古墳を 巡りけり 大和心の 根ッコを求めて…

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 今日は、香川県への「遊行脚活動」。香川県西部地域で、このしばらく気にかかっていた場所を次々に巡る活動を行った。特に、関心を持って訪れたのが、観音寺市大野原町にある「大野原古墳群」。ここには、直径700メートルのエリア内に、四国でも有数の規模の古墳が4基、残されている。それらを次々に巡りながら、文章としては何も残されていない、古代の人たちの心を思ったのであった。
 私は最近、目に見えるものよりも、目には見えないけれども確かに存在するはずだと考えられるものに、強い関心を抱いている。樹木で言えばその根っこであるし、自然景観であれば、その大地である。今回訪れた古墳で言うならば、「古代人の大和心」ということになるであろうか。そのような目に見えないものと、私の心が強く響き合う時に、心の中で何かが蠢き始めてくる気がするのである。

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6月28日(月) 下校時の 子どもの列に トラックが 突っ込み多くの 死傷者と聞く…

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 千葉県八街市で、下校児童の列にトラックが突っ込み、数多くの死傷者が出ている模様である。このトラックの運転手の呼気からは、基準値を超えるアルコールが検出されたと報じられていて、ニュースでは、悲しみや運転手に対する怒りの声が満ち溢れていた。
 この道路は、歩道は無かったが、見通しの良い道路であったらしい。運転手が、つい誘惑に負けて酒を口にしたことが、この事故の原因ということになるのだろう。
 自動車は、その使い方を誤れば、たちまち「凶器」になる。酒に酔って、その意識を鈍らせたとなれば、それはさらに「狂気」となる。
 この種の問題が起こると、よく道路環境などの問題が大きく取り上げられがちだが、基本の問題は、あくまで人の意識であり、改めて、社会全体として、こんな「意識の問題」を考え合う機会としたいものである。

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6月27日(日) トランプさん 職を離れて もう半年! そろそろ出番と 動き出しけり

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 トランプ・前米大統領が、オハイオ州ウェリントンで、今年1月に退任して以来初めてとなる大規模な支持者集会を開催。この集会には、数千人もの人々が参加したというが、これにより、自分の冬眠期間が終了し、これからは、いよいよ本格的政治活動を再開することを宣言したものとも言えそうである。
 その演説の中では、トランプ氏を批判する地元下院議員を「偽りの共和党員だ」と激しく批判し、こきおろしたという。そしてその議員に対する対抗馬をこの集会で紹介した時には、観衆からの大歓声がわき起こったそうだ。
 今アメリカでは、バイデン新大統領が「国民の統合と融和」を訴えているが、トランプ氏はそれに反対し、あくまでも国民の分断と対立の中に、自らの存在感を示そうとしている。
 これは、今後もアメリカの混迷が続いていく可能性を示す一現象と言わざるを得まい。

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6月26日(土) UFOの 発見報告! 未確認 非行物なら ゴロゴロしてるが…

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 アメリカの国家情報長官室が、「未確認飛行物体(UFO)」に関する報告書を公表。これは、米議会の要求で作成されたもので、2004年以降にあったUFO目撃情報を分析し、取り纏めたものだという。目撃情報は140件以上あったが、そのほとんどすべてについて、実態が解明できないと報告されたらしい。そのうち18の事例では、推進装置が見当たらないのに、かなりのスピードで移動するなどの「異常な動き」を示したとされ、中国やロシアの最新兵器の実験との見方もあるが、それを証明することはできなかったという。
 私たちは、科学の目をもってすれば、何でも理解できるはずだと考えがちだが、目に見える物体でさえ、その理解には限界がある。いわんや、人の心や社会などの「未確認非行物」も、世の中には溢れている。私自身は、そんな問題にこそ、強く心惹かれるのだが…。

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6月25日(金) 日本の 人口減少 継続し 今度はついに 十指に残れず…

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 この日、総務省が、昨年行われた国勢調査の速報値を発表。それによれば、日本の人口は、この5年間で、86万8,177人(0.7%)減少し、1億2,622万6,568人となったという。なおこの人口減により、国別人口ランキングで、日本は戦後初めて、TOP10にも入らず、第11位になったそうである。人口面での日本の存在感や優位性は、今後も、年々低下していくことになっていきそうである。
 かつては、人口、経済力、軍事力が「大国の3条件」とされ、人口減少を懸念する声が強かったが、今後を展望すれば、必ずしもそうとばかりは言えないだろう。むしろ、地球環境問題や資源問題などで、人口過剰の方が大きな問題となりかねない中では、人口減少を国家目標とする時代になってくるかもしれない。
 時代潮流を見極めながら、今後の人口のあり方を考えていきたいものだと思う。

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6月24日(木) 中国は 力でリンゴを 食ったけど 結果は厳しい 楽園追放?

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 この日、香港の新聞「リンゴ日報」が、ついに廃刊に追い込まれた。「香港国家安全維持法」によって、新聞社の幹部が次々に逮捕され、資産が凍結され、さらにはこの新聞社を支援するいかなる動きも禁じられた。この新聞を潰すためには、何でもあり…であった。
 この新聞の名称「リンゴ日報」は、旧約聖書中の「エデンの園」の逸話に由来するものだという。神の命令を破り、この楽園のリンゴの実を食べたアダムとイブは、ここを追放され、自らが考え判断する生活を余儀なくされたという話である。中国共産党が禁止する「リンゴ」を食べたこの新聞は、自由の園を追い出され、ついに廃刊に追い込まれた。
 しかし、視点を変えれば、国際社会が禁じる「リンゴ」を食べたのは、中国政府の方である。中国が、今後国際社会から追放される「エデンの園」物語もあり得るのでは…と思う。

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6月23日(水) 沖縄戦 終結の日から 76年! 苦難の過去に 今日もまた雨…

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 今日は、「沖縄慰霊の日」。昭和20年6月23日、沖縄を守備していた牛島満・第32軍司令官が自決して、沖縄戦が事実上終結した日から、76年目となる日である。最後の地上戦が行われたとされる糸満市の「平和祈念公園」で、参加者数を36人に絞り込んだ形の式典が行われた。また遺族たちも、三々五々この場所に設けられた「平和の礎」に参拝し、亡くなった戦没者たちに慰霊の誠を捧げた。
 沖縄戦は熾烈を極め、米軍上陸以来わずか3か月余りの間に、沖縄住民の約4分の1の方々が命を落とされたと聞く。もともとの沖縄住民の皆さんには、身近に戦没者がいないという人はほとんどいないだろう。
 戦争とは悲惨。特に敗れると、その惨めさをぶつける先もない。改めて平和の尊さを思わざるを得なかった。この日、沖縄は雨。私の心の中にも、雨が降りしきっていた…。

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6月22日(火) 小池知事 進退きわまり 入院へ…? 策士も策に 溺れちまったか…?

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 小池百合子・東京都知事が、過度の疲労を訴えて、急遽入院。しばらく公務を離れるそうである。確かに、都知事の仕事は激務であり、それに疲れ切ったというのはよくわかる。
 しかしそう考えても、東京都議会議員選挙を前にしたこの時期の緊急入院とは、やはり普通ではない。小池知事といえば、もともとメディアの世界で生きてきた経験と人並み外れたメディア感性を活かして、政界を巧みに遊泳してきた政治家である。その支えは、メディア視聴者からの人気であり、自らが生み出した「都民ファーストの会」所属都議会議員の苦戦ぶりを前に、しばらくメディアから身を隠すという判断を行ったように、私には見える。
 とはいえ、オリンピック前の時期に、いつまでも公務を離れているわけにもいくまい。今後、どのような形で再び姿を現す場面を作るのか、傍観者としては、興味深いところだ。

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6月21日(月) 一年で 昼間が一番 長い日は 憂きこともまた 多いものだね…

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 今日6月21日は、「夏至」であった。夏至といえば、太陽が一番北天を運行する日であり、一年のうちで最も昼間が長い日である。ちなみに、私が生活する新居浜市でいえば、日の出が午前4時18分であり、日の入りが午後7時22分である。昼間時間が15時間余りもある。一方、昼間が最も短くなる「冬至」では、これがわずか10時間程度であり、昼間時間が5時間も長い。いうならば、昼間時間が、冬至に比べると、5割増となる日ということである。
 これだけ昼間時間が長いと、その活動も広がる。家の外での活動時間も長くなる。それは、心楽しいことばかりではなく、心が重くなることも多い。それを、「憂きことのなおこの上に積もりかし」と、熊沢蕃山の心境で立ち向かうのではあるが、 なかなか答えが見出せない戸惑いに、日中の暑さも加わって、私の頭の中が「熱中症」になりそうな気分…。

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6月20日(日) 「キレイ」から 「女性の幸福」 垣間見て ビュッフェ料理で 満腹気分!

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 今日は、「幸福思想研究会」。今回は、齋藤薫著『ちょっと過激な幸福論』を取り上げた。
 齋藤薫女史は、元は女性雑誌の編集者であったが、その後独立してフリーになり、様々な雑誌に美容評論やエッセイなどを寄稿しているジャーナリストである。今回の本は、「女性がキレイになることで、幸せになる」という考え方が根底に流れるエッセイ集であった。
 通常の勉強会で私たちが取り上げている本からすると、表層的な内容が多く、この本を取り上げることに実は躊躇もあったが、女性の目から見る「幸福論」として、一度はこんな議論も必要かと考えたのであった。
 勉強会後に参加者の意見を聞いてみると、やはり消化不良の人も多かったようだ。例えて言えば、きれいに調理されたビュッフェ料理をたらふく食べて満腹にはなったのだが、何か物足りない…といった気分であろうか。

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6月19日(土) イランでは 保守強硬派の ライシ師が 次期大統領に 当選したが…

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 イランで大統領選挙が行われ、保守強硬派のイブラヒム・ライシ師が、全体の62%の得票率で圧倒的な勝利を得た。ただ今回の選挙では、事前に改革派や穏健派の有力対抗馬を失格として、大統領選挙に出馬できないようにしたため、その選挙の正当性が問題視されている。それを反映してか、投票率は、約49%と初めて過半数を割り込んだという。
 これで、イランは、これまで8年間続いたロウハニ大統領の「対米穏健派路線」から大きく舵が切られることとなるだろうが、その前途はとても厳しいものとなりそうである。
 イランといえば、「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」。その中には、「空飛ぶ絨毯」も登場するが、新たにライシ師を乗せるこの絨毯、国内外からの激しい風に大きく揺り動かされて、これから先、一体何処へ飛んでいくのだろうかと、気がかりである。

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6月18日(金) 中国製 通信機器を 米が排除す 覇権賭けての DXかも…

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 アメリカ政府は、中国の通信機器企業5社の製品を認証しないという新しい規制を決定。これは、政府との取引がない民間企業であっても、中国製の通信機器を販売できなくするという規制であり、事実上、アメリカ国内市場から、中国製の通信機器を徹底的に排除するものとなりそうである。
 この決定の直接的な理由は、中国製の機器を使用すると、そこから様々な情報が抜き取られる恐れがあるという「安全上の懸念があるため」とされているが、それに加えて、この分野での米中間のハイテク摩擦・通商摩擦の問題もあるものと思われる。
 言うならば、米中の間での、このデジタル分野を巡っての覇権争いが背景にあり、その意味では、最近よく使われる「DX」とは、「Domination(支配力) Transformation(変化)」という意味を含むかもしれないとも思った。

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6月17日(木) コロナ後の 世界を医する 生き様を 考え合った 遠隔講義…

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 今日は、夜8時から「人間の森大学・オンライン勉強会」。今回も引き続いて、「コロナ後の時代に求められる人生樹の思想」。今後、私たちにどのような生き様や考え方が求められるかというのが、テーマであった。
 医療の世界には、「医する」という言葉がある。「病気を治し癒す」という意味である。その病気にも、色々なレベルがある。「小医は病を医す、中医は人を医す、大医は国を医す」という言葉があるそうだ。中国六朝時代の『小品方』という書物の中にある言葉である。医療は、「病人の心を癒し、ひいては社会全体までも健全にする」という意味であろう。
 今回の「新型コロナウイルス感染拡大問題」では、人の心や社会も機能不全に陥っている。それらすべてを包み込み、健康を取り戻すような「思想」が、これから求められていると、私は考えているのである。

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6月16日(水) 宿題を 多く残して 沈み行く コロナに明け暮れ 通常国会!

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 今日、「第204通常国会」が閉会。振り返って、夕日を眺めているときに感じるような、なんとも焦点が結びづらい印象の国会であった。与党側は、政府が提出した63法案のうち、61法案が成立し、「過去5年間で、閣法成立率が一番高い国会であった」と自画自賛していたが、オリンピックを前にして、会期延長を避ける意味からも、成立可能な法案に絞って国会に提出した、という事情もあれば、衆議院議員選挙を前にして、あえて与野党間での対立法案を提出することを避けたという事情もあったのであろう。
 しかし、国の内外には、様々な問題が山積している。国民の関心が「新型コロナウイルス感染拡大問題」に集中していたことから、その問題だけで明け暮れたというのが、率直な印象。つまり、数多くの宿題を残したままでの国会の夕暮れということである。

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6月15日(火) 国会の 閉会前の 恒例行事? 「不信」と「打算」の 最後っ屁だね…

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 通常国会閉会を翌日に控えて、この日、立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党が、「菅内閣に対する不信任決議案」を提出。与党は、これを、本会議で粛々と否決した。
 衆議院議員の任期満了を目の前にした時期の「内閣不信任案提出」は、通常ならば、「衆議院解散」の引き金となるものである。しかし、今回の場合は、コロナ禍での政治的空白が許されず、さらにオリンピックやパラリンピックを前にしていることもあって、菅首相は、その解散を思い留まったようである。これで、衆議院議員選挙は、任期満了直前の9月以降と観測されている。
 それにしても、野党が、国会閉会間際に「内閣不信任案」を提出するというのは、国会の恒例行事と化してきている。しかし、インパクトも何もない「イタチの最後っ屁」という印象であり、なんとも白々しいことである。

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6月14日(月) 中国の 存在感を 際立たせ 結束図れる G7かな…

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 G7サミットが、共同宣言を出して閉幕。「新型コロナウイルスによるパンデミック」への対処や人・物などの移動制限により変調をきたしている経済対策などが論じられたのは当然のことであったが、今回際立ったのは、やはり、政治・経済・軍事など多方面で影響力を強める中国に対する結束の確認であった。
 バイデン・米大統領も、その就任以来、「民主主義国家 vs. 専制主義国家」という対立軸を提示し、中国やロシアに対する警戒心を露わにしているが、その基本姿勢をG7内で共有する議論が展開されたということだろう。そしてその結果、共同宣言では、「ウイグル等での人権尊重」、「台湾海峡の平和と安定」、「新型コロナウイルス発生を巡る調査の実施」など、中国に求める条項が多く盛り込まれた。
 一言で言えば、「中国警戒サミット」とも呼ぶべき、今回のサミットであったと、私は思う。

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6月13日(日) 政治史に 悪名高き 品川弥二郎… その背後には 松陰の影?

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 6月の「人間論ゼミ」。今回のテーマは、「品川弥二郎の人生と業績」。
 品川弥二郎は、明治24年に、松方内閣の内務大臣に就任するが、その時に、地方自治体や警察までも動員して、激しい選挙干渉を行い、その強引なやり口を批判されて、職を辞した。日本の政治史上において、悪名高き政治家の一人である。しかし、靖国神社横の九段下には、巨大な銅像が建てられている。この大きなギャップに関心を持って、今回取り上げたテーマであった。
 弥二郎は、少年期に、吉田松陰のもとで学んだ。安政の大獄直前の短い期間のことであったが、松陰は、「大義のためには死を恐れるな、世を変革するためには狂気をもって立ち向かえ」と教えた。
 そんな吉田松陰の影が、品川弥二郎の人生の背後に見え隠れしていた気がしたのであった。

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6月12日(土) サミットに 合わせて出所の 周庭氏! 吹けば飛ぶよな 将棋の駒だが…

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 今日、香港の民主活動家・周庭氏が、刑務所から出所。服役態度が良好であったので、収監期間を短縮したとの説明もあり、これから始まるG7サミットに向けて、この香港問題での中国批判を弱める狙いがあったものとみられる。しかしその一方では、他の収監者はそのままで、さらには、この11日にも、学生団体幹部を新たに逮捕したという。
 つまり、香港民主化運動に対する厳しい姿勢は、少しも変わっていないどころか、ますます強化されているとも言わざるを得ない。とすれば、この周庭氏の出所は、単なる「陽動作戦」の一つに過ぎないということか。
 中国という国は、民主運動家さえも、その政治目標実現のために自在に使う国だとも言えそうである。中国指導部にとってみれば、このような運動家も、所詮は「吹けば飛ぶような将棋の駒」に過ぎないということだ。

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6月11日(金) 英米の 首脳がまとめた 「新憲章」は 中露に対する 戦争準備?

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 バイデン・米大統領は、この日、ジョンソン・英首相と首脳会談を行い、かつて、ルーズベルト・米大統領とチャーチル・英首相の間で取りまとめた「大西洋憲章」の約束を再確認し、さらに現今の世界情勢に照らし合わせて、「新大西洋憲章」を取りまとめたと発表。
 かつて「大西洋憲章」がまとめられたのが、1941年8月のことであったから、今年は、それから80年ということになる。この新憲章でも、民主主義の価値の順守や領土の一体性の尊重などを謳う一方で、「サイバー攻撃問題」や「気候変動への対処」、「テロ対策の重要性」などの新しい課題も盛り込まれたという。
 かつて、この「大西洋憲章」での約束を一つの足場に、アメリカが第二次世界大戦に参戦したように、今回の「新大西洋憲章」が、次なる世界大戦の前触れとなるものなのかどうか…大きな関心を持たざるを得ない。

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6月10日(木) 「中国を 最優先に」と 米国防相! サミット前の 露払いかも…

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 オースティン・米国防長官が、この日、「省内のチャイナ・タスクフォース」が取りまとめた最終提言を踏まえて、国防総省内に対し、「中国の挑戦への対処を最優先課題とする」ように指示を出したと報じられている。
 この最終提言の具体的な内容は、「秘密情報」扱いされているため、公表されてはいないが、同盟国や友好国との関係を強めて、「中国を強く意識した新たな作戦構想」の構築を進展させるという内容のようである。米中対立が、今後ますますエスカレートする予兆だと考えるべきであろう。
 時ちょうど、明後日からは、イギリスで「G7サミット首脳会議」が開催される。ここでも、主要課題が「中国問題」となると予想されていることから、今回の米国防長官の言動は、G7諸国に対してアメリカの姿勢を示す「露払い」なのかもしれないとも思った。

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6月9日(水) 「骨」よりも 「コロナ」を重視の 日本政治! 暗黙の内の 「換骨奪胎」?

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 今日、政府は「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」原案を発表。その中では、「国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)」を2025年度に黒字化するという「従来目標」を堅持すると明記した。この18日にも、閣議決定という運びである。
 一方、菅総理が就任して初めてとなる「党首討論」も開催された。わずか45分間の討論であり、もとより議論の深まりは期待できるものではないが、そのやりとりのほとんどすべてが、コロナ対策と東京オリンピック・パラリンピック開催問題、さらに解散総選挙問題に終始した。これらはすべて、直接間接に、コロナ問題に関連するものであり、長期的財政問題(骨太方針)を取り上げた党首はいなかった。
 いつしか国家財政と経済という「国本来の骨格」が、得体の知れない「コロナウイルス」に置き換わってしまった印象である。

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6月8日(火) アメリカで 「認知症薬」 承認に… 処方したいね… 「健忘社会」に…

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 日本の製薬企業エーザイが、アメリカのバイオジェンと共同開発した「アルツハイマー型認知症の治療薬」が、アメリカの食品医薬品局(FDA)から承認を受けたと大きく報じられている。何でも、アルツハイマー病を発症させるタンパク質の一種「アミロイドベータ」を脳内から除去する効果があって、認知機能の低下を長期間にわたって抑制できる世界初の治療薬となるのだそうだ。
 今日は、大阪教育大学附属池田小学校で児童などが刺殺された無差別殺傷事件から、20年であった。また、秋葉原の事件から、13年である。さらに菅直人内閣がスタートした日から、11年でもある。いろいろなことがあった日であるが、私たちの意識の中では、もう随分昔の出来事となってしまっている。社会全体が、「健忘症」である。そんな社会に、この新薬が処方されたら…などと考えたのである。

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6月7日(月) 「全米の 女子オープン」でも 日本人が 優勝と聞き…… 胸の内では アッソウの声!

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 女子ゴルフメジャー大会の一つである「全米女子オープン選手権」において、笹生優花選手が、通算4アンダーで畑岡奈紗と並び、プレーオフの結果、優勝。大会史上最年少の優勝となったそうである。
 少し前には、松山英樹選手が、「全米オープン選手権」で優勝しているから、日本人男女が揃って、メジャー大会制覇ということになった。日本ゴルフ界の実力が世界で認められたということであり、心から嬉しく思う。
 どういうわけだか、このニュースを聞きながら、昭和天皇のお顔が、私の脳裏をよぎった。天皇主催の園遊会などで、昭和天皇は、各界において顕著な功績を挙げた方々にお声をかけておられたが、その報告を受けると、いつも「アッソウ、よく頑張ったね」というお言葉を返しておられた。そんなお顔を思い出して、なんとも懐かしい気持ちがしたのである。

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6月6日(日) マルクスの 晩年思索を 垣間見ながら 未来の社会を 語り合ったよ

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 6月の「フォレスト・トレンド勉強会」を行った。テーマは、「斎藤幸平著『人新世の「資本論」』を考える」。
 この本は、今年の「新書大賞」受賞作であり、カール・マルクスが未完のままにした『資本論2巻・3巻』について、最近明らかになってきたマルクス晩年期の手紙などを基に読み解いてみようとした、意欲的な著作であった。
 著者の見解によれば、晩年期のマルクスの思索内容というのは、近年大問題となってきている「地球温暖化問題」や「人々の精神問題」などにまでも大きな示唆を与えるものであり、「資本主義」という無限に拡大を志向する考え方を超克して、「新しいコモン」の創造と、「脱成長主義」の確立を人類社会は目指していかねばならないのだと主張していた。
 とても興味深い視点が含まれていて、有意義な勉強会となったと思う。

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6月5日(土) 「東京五輪」 開催目指す 露払い? 尾身会長の 捨て身戦法?

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 政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長の発言が、大きな話題となっている。「今の状況で、オリンピックなど開催というのは、普通はない」と際どい発言を行い、「もしもやるのであれば、覚悟を持った感染対策が求められる」と訴えたのである。
 この発言は、オリンピック・パラリンピックに反対する意見表明として、メディアは報じているが、これら発言をよく検討すると、「開催反対」とは一言も語っていない。「もしも開催するのならば、覚悟を持って感染対策に取り組め」と語っているだけである。つまり、警鐘を打ち鳴らすと同時に、国論を「感染対策に十分に配慮した上で大会開催」というところに着地させるための「捨て身戦法」であると考えるべきであろう。私の目には、尾身会長の背後に、菅総理や橋本五輪委会長の姿が見え隠れしているのであるが…。

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6月4日(金) 中国の 本音はやはり 「武断」だね 天安門の 事件もそうだが…

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 中国北京の天安門広場で、民主化を求めて集まった学生たちを軍が武力で鎮圧した「天安門事件」から、今日で32年。人民とともにあるとされてきた「中国人民解放軍」が、自国民にも武器を向けることが顕わとなった事件であった。そしてその事件の実像は、未だに明らかにされてはいない。中国共産党による強権統治に、世界各国が疑問の眼差しを向ける原点となった事件でもあった。
 そして最近は、「ウイグル人に対する人権抑圧」や「香港における民主派弾圧」などが指摘されるたびに問題となるのが、「武力行使」についてである。
 中国政治は、表面的には世界各国との友好を謳う「パンダ外交」を展開しているが、そのパンダの仮面を外すと、そこには、狼の顔が現れる。そんな認識が世界中に広がり、「中国脅威論」を広めているように思う。

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6月3日(木) 雲仙の 火砕流から 30年! 自然の「災」も 至らざるなし!

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 今日は、長崎県の雲仙・普賢岳で大火砕流が発生し43人が犠牲となった日から、ちょうど30年。このときには、約2,500軒の家屋が被災し、避難者数は最大で1万1,000人を超えたのだそうだ。小さなものまでも含めれば、火砕流が9,000回以上も発生したという。
 自然災害というものは、広範に被害が及ぶことが多い。また、その影響が長期にわたることも多い。被災者の皆さん方には、心からのお見舞いを、改めて申し上げたいと思う。
 日本列島は、自然災害が多い。しかも、多種多様な災害が、いつ起こってくるかわからない。それが、「運を天に任せる」といった、日本人の国民性を作り上げてきたのだろう。しかし、それでも、人事を尽くして、災害に備えることは大切だ。「人事を尽くして、天命を待つ」…そんな気構えで、災害列島で生活する知恵を磨いていかねばならないのだと思う。

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6月2日(水) “産業の コメ”生産こそ 成長戦略? 現代日本は 食糧危機かも…

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 日本政府は、今日、「成長戦略原案」を公表した。今、歴史的な落ち込みを示している日本経済であるが、それを立ち直らせ、さらに未来に向けて大きく飛躍させるための基本戦略を提示したものである。この6月のうちに、閣議決定を目指しているという。
 その眼目となるものが、「半導体産業の国内誘致」である。日本はかつては、世界市場で圧倒的なシェアを持つ「半導体王国」であった。しかしその後、積極的な設備投資により急成長を遂げてきた他の国々の後塵を拝するようになり、特定分野の半導体を除けば、もうかつての隆盛の影もない。そしてその結果、半導体不足の影響で、自動車産業などの生産にも、大きな影響を及ぼし始めている。
 半導体は、「産業のコメ」とも呼ばれる。それが不足しては、日本の国民が、今後、「飢え死に」さえしかねないということか…。

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6月1日(火) 祈りの日… 世の憂患から 逃れんと 我は山野に 身を委ねけり

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 6月の「祈りの日」。天候にも恵まれていたので、若葉書院周辺の山野の散策を行った。
 今の時代、報道では「新型コロナウイルス感染拡大の問題」がもっぱらであるが、経済の問題や社会の問題、人々の意識の問題、国際政治上の深刻な問題など、私の心を憂鬱にさせるような大きな課題が山積している。これら課題は、将来的に大きな課題になることが懸念され、しかもそれらが複雑に絡み合っているので、その解決策も簡単に提示できない。そんな中で、私も、何かしら悶々とした気持ちが続いてきているのである。
 そんな思いを吹き飛ばそうと、山野を跋渉した。歩いていると、野生の鹿にも出合った。新鮮な感動があった。困難な問題は、最後は大きな包容力と調和力を持つ自然界に、その答えをゆだねるという姿勢も必要だな、ということを痛感したのであった。

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