7月31日(日) 老年を 悲観する人 多けれど そうじゃないぞと 哲人・キケロ
「幸福思想研究会」。今回のテーマは「キケロ著『老年の豊かさについて』を読む」。
キケロは、古代ローマで、カエサルやポンペイウスなどが活躍した時代の思想家であり政治家である。幅広い分野に多くの書物を残しているが、その一つに、今回の「人間の老年期の生き方」を巡る本があった。
この本の中で、キケロは、人間は、歳をとると、やることがなくなり、体力が衰え、楽しみも少なくなり、いつも死を意識しなくてはならなくなる、と悲観的な見方をする人が多いが、それらは考え方を変えれば、すっかり別の見方ができるのだと指摘するのである。老年期というのは、船が苦難の多かった長い航海を終えて、ようやく目的の港に到着しようとする時期ではないか、それならば、むしろ喜びとともに迎えるべきものではないか、との指摘には、私も、思わず頷いたのであった。
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