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8月31日(水) 年老いた ゴルバチョフ氏は 最期まで 人間主義の 理想を語りき…

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 今日は、ソ連最後の指導者として、「ペレストロイカ(立て直し)」や「グラスノスチ(情報公開)」を推進したゴルバチョフ・元大統領が、8月30日に死去したと報じられた。享年91歳。
 ニュースでは、かつて世界中から注目を集めていた若き時代の映像が流されていた。ブッシュ大統領と会談している様子や国民と親しく語り合う姿などが、とても懐かしく感じられた。しかし、その権力を奪い取ったエリツィン大統領のもとで、ソ連は混乱を極め、結局は国家解体ということになってしまう。
 その原因を作った人間として、ロシア国内では、ゴルバチョフ氏は、これまで強い批判を受けてきたという。しかし、晩年の映像も流されていたが、彼は、最期まで「人間の命ほど尊いものはない」と、信念を語り続けていたようである。今のロシア軍によるウクライナ侵攻問題も批判し続けていたらしい。

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8月30日(火) 京セラの 稲盛氏逝く… 声がする… “動機善なりや 私心無かりしか”…と

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 工業用セラミックの企業「京都セラミック」を27歳で創業し、その企業を大きく成長させると同時に、経営破たんした日本航空の再建を行うなど、経営の世界で華々しい活躍をしてこられた稲盛和夫氏が、この24日に逝去されたという。享年90歳であった。
 稲盛氏が高く評価されてきたのは、単に経営者としてだけではなく、独自の経営思想を広く啓発し、多くの人たちを育成してきたことにあった。その思想の原点は、「経営は、人間として何が正しいかを拠り所に判断すべきである」というものであった。具体的には、人々に語りかけた「動機善なりや、私心無かりしか」という、短い言葉に凝縮されていた。
 稲盛氏の人生のドラマは、ここで幕を下ろした。後は、そのドラマに貫かれた精神を、稲盛氏の教えを受けた人々が、今後どう引き継ぎ育てていくかという問題であろう。

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8月29日(月) 李在明が 最大野党の 代表となり 今後も続くか 大統領選…

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 韓国の最大野党「共に民主党」が党大会を開催し、この3月の大統領選挙で僅差で敗れた李在明候補を党代表に選出したと報じられている。これによって、約半年前の大統領選挙での対決構図が、今後の韓国政治においても、続いていくこととなりそうである。
 選挙とは、国民の間に生まれている対立をこの時点で一度決着をつけて、国家の進むべき方向を定めていくという意味合いを持つ制度だと思うが、選挙の対立構図をそのままに引きずり続けていくとなれば、国はますます迷走していかざるを得なくなる。韓国政治の今後を案じざるを得ない。
 しかし、世の中を見渡してみれば、同じ構図の国がある。アメリカである。こちらも僅差で落選したトランプ前大統領が、前の選挙を引きずり続けている。今の時代、これまでの政治常識も、崩れ始めてきている印象である。

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8月28日(日) カントとは 「貯水池」だねと 安倍能成! 支流集めて 水源となる!

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 「人間哲理研究会」。今回取り上げたテーマは、「安倍能成著『カントの実践哲学』を読む」。
 安倍能成(1883~1966)は、日本の哲学者であり、教育者。第一高等学校校長や文部大臣、学習院院長などを務めている。その研究の中心が、カントであり、今回取り上げた難解な本も、多くの人にわかりやすい形で紹介してくれている。その本の冒頭において、カントについて紹介しているのが、「カントは恰も近世哲学における貯水池の位置にある人である」という文章である。つまり、カント以前の哲学は、みんなカントに流れ込み、カント以後の哲学は、このカントから流出したものである、というのである。それだけに、近代の思想を語ろうとすれば、カントを抜きにして論ずることができない、というわけである。
 今回は、そのカントの「道徳論」を論じ合った。参加者と興味深い議論ができたと思う。

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8月27日(土) NPT 今度も議論が まとまらず… 首輪をつけない 野犬が心配!

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 ニューヨークの国連本部で約1か月にわたって開催されていた「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」が、最終文書を採択できないままに閉幕。前回の2015年の会議でも、最終文書が採択されておらず、この会議の存立意義さえも問われかねない事態である。今回の場合は、ウクライナのザポリージャ原発の管理権を巡って合意ができなかったということで、ロシアに対して強い批判が出されている。
 それにしても、この条約が機能しないと、原子力という巨大で獰猛な野犬が、首輪もつけられないままに野に放たれるということになる。それで本当によいのか。もっとも、条約が締結されたからといって、それで完全に安全になるというわけではないとは思うが、こんな問題に対してさえ、国際的な合意が得られなくなっている人類社会の現状には、大きな懸念と失望を抱かざるを得ないのである。

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8月26日(金) 共和党 予備選終えた トランプ氏 俺は今でも MANGAのヒーロー!

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 この11月のアメリカ中間選挙での民主・共和両党の候補者を決定する予備選挙が、ほとんどの州で投開票を終えたと報じられている。その結果が明らかになったが、共和党予備選挙においては、トランプ前大統領が支援した候補の多くが勝利を収め、勝率は何と94%にも達したという。共和党内でのトランプ前大統領の人気は健在と言うべきか。
 今回の予備選挙戦も、トランプ前大統領のスローガンは「Make America Great Again!」であったようだ。この頭文字を集めれば、「MAGA」。その真ん中に「N(Nonsensically・正常とは思えない)」という単語を挿入すれば、「MANGA」となる。確かに、トランプ大統領の現実離れした言行が不平不満を胸に抱く人たちにとって魅力的なのは事実であろうが、その漫画の世界が現実だと錯覚しては、世の中を混乱させてしまう、ということではなかろうか。

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8月25日(木) 「新世代 原発」開発 動くのか…? GXの 戦略ならば…

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 この頃、「次世代原発」という言葉が、よくニュースに登場するようになってきた。昨日も、総理大臣官邸で行われた「第2回GX実行会議」で、岸田総理が、電力需要逼迫問題を克服するため、原子力発電所については、再稼働済みの10基の稼働確保に加え、設置許可済みの原発再稼働に政府が動く決意を示し、さらに、「新たな安全メカニズムを組み込んだ新世代原発の開発・建設」などにも言及した。
 「GX」とは、「グリーン・トランスフォーメーション」つまり「カーボンニュートラルの実現を目指して、社会そのものを変革する取り組み」を意味する言葉である。原発は、人体や環境を害する放射性物質を放出する可能性があることから、これまで公害問題の標的とされてきたが、それならば、放射性物質放出のリスクを思い切り引き下げる原発を造れば、一挙両得ではないか、ということであろう。

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8月24日(水) ウクライナ 戦争始まり 半年だ… 異常がいつしか 日常となる…

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 ロシア軍がウクライナに侵攻した日から、今日でちょうど半年となる。
 その当初は、こんなことが本当に起きるのかと当惑し、そんな事態を引き起こしたプーチン大統領に怒りを覚え、また人間というものはどこまでいってもこんな愚かなことをするものかと嘆いたものである。ニュースを見ていても、日々凄惨な映像が流され、激しく動く各国政府の対応などが紹介された。また次々に登場する新兵器の威力を映像で見せられて、現代の戦争に強い衝撃を受けた。
 しかし、半年も経ってくると、新しい話題が少なくなってきた印象である。ウクライナの戦線も膠着状態に陥っていて、ニュースとしての話題性も乏しくなってきた。「いかに異常なことであっても、それが長く続いてくれば、それがいつしか日常となる」…そんなことを感じ始めているこの頃なのである。

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8月23日(火) 日本の 物価上昇 過去最高に! 新事態を生む 対称破れ!

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 日銀がこの日発表した7月の消費者物価指数(刈り込み平均値)が、前年同月比1.8%上昇となり、この20年間で過去最高になったという。少し前に総務省が発表した生鮮食品を除くコアCPIでは2.4%上昇となっていて、国民生活全体への影響が心配される。
 問題は、このしばらく、需要が減退しているにもかかわらず、物価が上昇しているということである。ケインズ経済学では、需要と供給のバランス点で物価が決まるのであるが、その供給減を生み出している原因が、ロシア軍のウクライナ侵攻に伴う資源供給の制約や気候変動に伴う農産物などの生産減退である、というのであるから、事態はより深刻だと考えるべきだろう。
 南部陽一郎博士は、「自発的対称性の破れ」の研究でノーベル賞を受賞した。今の世界も、この「破れ」が起きているのであろうか。

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8月22日(月) 名古屋市で バスが炎上! 世の中にゃ 絶対安全 なんてことなし …か?

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 名古屋市北区で、高速道路出口の分離帯に衝突した大型バスが横転して炎上。2人が死亡、7人が負傷と報じられている。ニュースでは、この運行会社幹部が取材に応じ、当日の運転手の健康状態やバス車体の整備状況などには問題がなかったと語っていた。
 今回の事故のことを思うと、私たちの周りには、いくら注意を払っても、常に危険が待ち構えているのだということを痛感した。
 「リスク」というものは、努力をすれば、確かに低くすることはできるだろう。だからその努力は必要だが、それでもリスクをゼロにすることはできない。そもそも「リスク」という言葉自体が、我々が持つ期待に対して、それが裏切られるということを意味している。
 私たちの人生には、常に命に関わる危機に遭遇するリスクがつきまとっているのだ、との諦観と覚悟が大切だと思った…。

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8月21日(日) 「西予ジオ ミュージアム」など 訪れて 大地と暮らしの 交響楽聞く

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 引き続いて、今日は、愛媛県の南予地域に遊行脚。実は、西予市に少し前に「ジオミュージアム」が開館し、そこでどのような展示をし、また運営を行っているのかに関心があったからである。ここでは、長くこの件に関わってきた高橋司さんが館長に就任していて、案内してくださった。
 その道中では、少し時間があったので、最近よく話題になる「山鳥坂ダム」の建設予定地も訪れて、様子も視察した。ジオミュージアム見学後は、近くにある「穴神鍾乳洞」や坂本龍馬が土佐藩を脱藩したときに通った道沿いで立ちションベンしたと伝わっている「龍馬の小便杉」なども訪れ、さらにそこから林道を下った場所が鬼北町であったので、旧知の人たちも訪ねた。
 いろいろな場所を訪れたが、そこには大地と響き合いながら生きる人々の姿があった。

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8月20日(土) 暑かった… 帰り道での 遊行脚! 心にちっとも くっつかなかった…

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 この日の昼過ぎに、関東の自宅に戻る娘夫婦を徳島駅の高速バス乗り場で見送った後、私は、いくつか気がかりになっていた場所を回りながら、帰路についた。
 まず訪れたのが、「徳島県立文学書道館」。ここでは、少し前にお亡くなりになった作家・瀬戸内寂聴氏の展示が行われているコーナーを訪れて、その人生に思いを巡らせたのであった。それから香川県に移動し、これまであまり訪れていなかった東讃地区をあちらこちらと、思いつくままに、駆け巡ってみた。その一部を紹介すると、「ランプロファイヤ岩脈」「香川のてぶくろ資料館」「白鳥神社(楠の巨樹)」「與田寺(椋木の巨樹)」「さぬき市歴史民俗資料館」などであった。
 暑い日だった。心にも汗をかいていて、訪れた先々で、心が動かない。出合ったことが、心にくっついてこない、そんな気がした…。

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8月19日(金) 徳島で 遊行脚した! 陶板の 美術館とか 渦潮を見た

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 今日は、娘夫婦と、徳島県に向かう。せっかくの四国ならば、今まで見たことがなかった「鳴門の渦潮」と世界の名画を陶板で多数複製した美術館として有名な「大塚国際美術館」に行ってみたいという、娘の夫の希望があったからである。
 「鳴門の渦潮」は、大潮の時期ではなかったので、渦が余り大きくなくて、いささか期待はずれ。そして、「大塚国際美術館」は、展示絵画が多すぎて、時間不足で、全部を見切れないまま閉館時間となってしまった。
 しかし私は、この土地で、「永遠と無限」に心を向けていた。渦潮も、陶板絵画も、人間のはかない命などを嘲笑うかのごとく、これからもずっと残り続けていくのであろう。そんなことを思い考えていると、数多くの陶板絵画が、渦潮の中でいつまでも舞い踊っているような、永遠の風景を心に抱いたのであった。

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8月18日(木) 森英恵さんが 死去されたって… 蝶となって あの世に向けて 飛んでいったの…?

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 服飾デザイナーの森英恵さんがお亡くなりになったと報じられている。96歳であったそうだ。日本のファッションデザイン界では草分け的存在であり、メディアにもよく登場していた。日本的なデザインを洋服に取り入れて、世界でも高く評価されていたという。1996年には、文化勲章も受章されている。
 新しいことに挑戦する人生というのは、どんな分野でも、容易なことではなかっただろうと思う。苦難の多い人生を力強く生き抜かれたそのお姿に、深く敬意を捧げたいと思う。
 森さんがよくモチーフとして取り上げたのが、蝶。蝶といえば、アメリカの精神科医、キューブラー・ロスの「繭を解かれて蝶になるの」という言葉を思い出す。死ぬということは、繭の中に閉じ込められていた精神が、囚われのない自由な世界に飛び立っていくことなのだ、という意味合いの言葉…。サテ。

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8月17日(水) 盆過ぎて 娘夫婦の 里帰り… 墓参りして 花火見に行く…

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 娘夫婦が、8か月ぶりに里帰り。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたので、今回は帰るのをやめようかとも言っていたが、やはり、墓参りもあれば、いろいろな人に会って話もしたいと、急遽帰ってくることになったのであった。とはいっても、日数は限られていて、もう20日(土)には、関東に戻るという。
 この日は、小野家の墓参りを行い、その後、小野家のメンバーで夕食会。さらには、新居浜の隣町の西条市で花火大会が行われるというので、みんなでそれを見に行った。
 もうお盆を過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続いている。お盆が、なぜこんなに暑い季節に行われることになったのだろうか、などと思いつつ、花開いては儚く消えてゆく花火が次々に打ち上げられるのを見ていると、やっぱりこの季節ならではの情緒があるなと、妙に納得した気持ちにもなったのであった。

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8月16日(火) 京都では 「五山の送り火」… あの世には コロナも連れて 旅立ってくれ…

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 今日は、京都の伝統行事「五山の送り火」が、京都を囲む山々で行われたという。この行事も、これまでの2年間は、新型コロナウイルス対策で、規模を縮小して行われていたらしい。それが、ようやく今年は、通常通りに実施することができたと報じられていた。
 この「送り火」というのは、お盆に迎えた先祖の霊をあの世に送り出す意味合いを持つ仏教行事である。御霊があの世に戻って行くのならば、そのときには、ぜひ、この3年間人々を苦しめ続けてきた新型コロナウイルスも、一緒に連れ帰ってくれ、というのが、この送り火を見ていた人たちの偽らざる気持ちであったのではなかろうか。
 数多くの宗教行事は、疫病を防ぐ祈りを込めて始められたものが多いと聞く。この数年間は、そんな宗教行事の無力さを露呈してきた月日でもあったのかもしれない…と思う。

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8月15日(月) 終戦だ… 77年 月日が経てば 慰霊の場にも 夏草茂る!

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 「終戦の日」。今年も、武道館で「全国戦没者追悼式」が行われた。
 私は、夕刻に、新居浜市の「戦没者慰霊塔」を訪れて、たった一人で、しばしの時間を過ごした。このしばらくのNHKテレビでは、毎日のように「戦争特集」が組まれていて、それらの番組を視聴しながら感じ考えたことなどを、この場で、あの戦争とは何であったのか、と振り返ったのである。そして、その戦地で戦った兵士たち、内地に残された家族の人たちの心情に思いを寄せたのであった。
 それにしても、もう戦争を終えた日から数えれば77年にもなる。戦没者遺族といっても、その中心は、父母や兄弟姉妹ではなく、子供や孫の世代になってきている。300万人余りの人が命を落とした悲惨な戦争といえども、その風化は免れない。その慰霊塔の周りの夏草が、かすかな風に揺れ動いていた…。

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8月14日(日) アメリカは 台湾盾に 中国の 異質さ世界に 際立たせるか…

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 少し前のペロシ・アメリカ下院議長の訪台に続いて、今日は、米上院外交委員会で東アジア政策を統括するマーキー上院議員が率いるアメリカ議員団が台湾入り。これら米議会の動きに対して、中国政府は強く反発を示し、米中間の対立は、ますます激化する気配。
 この米議会の動きの背景には、国際社会に着々と影響力を拡大している中国に対する強い警戒感と危機感があるに違いない。バイデン政権は、その発足当初から、「民主主義対専制主義の戦い」という旗印を掲げて、中国やロシアを牽制してきたが、現実には、その勢力拡大の動きを止められていない。
 そこで、国際社会に対して、事ある毎に、様々な手段を用いて、これら専制主義国家の異質さを際立たせていこうとしているようである。中国に対しては、台湾がそのシンボル。台湾海峡に、キナ臭さが広がってきている。

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8月13日(土) イスラムを 冒涜したと 「悪魔の詩」の 作家が刃物で 襲撃された…

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 イギリスの作家・サルマン・ラシュディ氏が、アメリカ東部ニューヨーク州で襲撃されたという。このラシュディ氏は、1988年に『悪魔の詩』という小説を発表しているが、その中にイスラム世界を揶揄するような内容が含まれていたことから、当時のイランの最高指導者・ホメイニ師が死刑を宣告して、話題となった作家である。そして、その後、少なくとも、この本を巡って45人が死亡しているという。日本でも、この翻訳を行った五十嵐・筑波大学助教授が、1991年に殺害されている。
 この世の中には、様々な価値観の人たちが生きている。ある人にとってなんでもない表現が、他の人を深く傷つけてしまうということもあるだろう。そんな対立をどう解消していくことができるのか…。そんな問題も、今回の事件を材料に、思索を深めてみたいと思ったのであった。

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8月12日(金) 日本の 夏の祭りだ 阿波踊り… 同じ阿呆なら 踊らにゃソンソン…

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 この日、徳島の名物「阿波踊り」が、公式には3年ぶりに開幕したと報じられている。
 この「阿波踊り」の起源については、諸説があるが、蜂須賀家が領主として阿波に入封した頃に、藩民不満のガス抜きを兼ねて、盂蘭盆の時期に、この踊りを奨励したというのが、いちばんわかりやすい。そして、この踊りで歌われる「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」という歌詞が、この踊りの特徴をよく表していると思う。いろいろな規則や厳しい取り立てで窮屈な思いをしている藩民たちが、この祭りの期間だけは、思う存分に踊り、日頃のストレスを発散する、そんな意味が込められたのであろうか。
 この3年間の新型コロナウイルスの「ぞめき」の中で小さく縮こまって生きてきた人たちが、思い切りそのストレスを発散する…。今年は、そんな祭りになるのだろうか。

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8月11日(木) 「山の日」は 我が家近くの 低山を この程度ならと 登ってみた…のだ!

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 8月11日は、「山の日」。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的とする国民の祝日であるが、なぜこの日なのかは、定かな理由があるわけではないようだ。
 それはともかく、せっかくの「山の日」。私も、どこかの山に登ってみたいと思ったものの、OAK・TREE誌9月号の出稿を前にした時期だけに、十分な時間があるわけではない。さらに、高齢になるにつれ、体力の衰えが顕著になり、高い山はとてもかなわないという気がしてくる。そこで思いついたのが、すぐ近くにある、通称「煙突山」と呼ばれている低山。
 戦国時代には山城が築かれていた山であるが、明治時代に、ここに精錬所の煙突が建てられ、その煙突が今も残っていることから、市民が親しみを込めて「煙突山」と呼んでいる山である。登山の標高差は約70メートル。私にとって、程よい運動となったのであった。

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8月10日(水) コロナ発表 25万人 超えた日に 内閣改造! 不気味な感染…

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 今日、岸田総理が、参議院議員選挙を終えた時点を捉え、また、秋に臨時国会の論戦に十分な準備期間を取ることを意図して、かなり大規模な内閣改造に踏み切った。記者会見で新内閣の性格を問われた総理は、「政策断行内閣」と語った。国内外に難題が山積する中で、これからが「自分の本番の仕事」という意気込みを込めたネーミングのように思う。
 ただ気がかりな点もないではない。連日報道番組などで大きく取り上げられている「統一教会問題」が、今後どこまで広がるか、先がよく見えないことである。総理は、国会議員に事前調査を指示したが、任命後に関係があったと報告する大臣も出ているようである。
 今日、新型コロナへの感染者数が、25万人を初めて突破。政治家に対しても、「統一協会ウイルス」への感染を正確に調べるPCR(Political Chain Reaction)検査が必要では?

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8月9日(火) 蒸発だ… 多くの命が 一瞬に 消えてしまった… この長崎でも…

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 今日は、広島に続いて、「長崎原爆の日」。
 広島の場合は、原爆投下地点直下で破壊された「原爆ドーム」が、その災禍を今も目に見える形で伝えているが、長崎においては、これが「被災シンボル」というものは、あまり残されていないように思う。北村西望氏の「平和祈念像」が、長崎の象徴としてよく取り上げられるが、その像が表現しているのは、怒りでもなく、悲しみでもなく、打ちひしがれた姿でもなく、全ての感情をただ無心に受け止めていこうとしている姿…。つまり、長崎では、あらゆる命も物も心も、全てがこの原爆によって蒸発してしまい無になったのである。
 長い目で考えるときに、人間社会として、具体的な災禍を形あるものとして残すのがよいのか、それとも全てを許しの観点から消滅させていくのがよいのか、私には、まだその答えがよくわからない…。

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8月8日(月) あの日から まだ一ヶ月…? 私の 心の時計は 暑さに溶けてる…

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 安倍晋三・元総理が、奈良市内で遊説中に凶弾に倒れた日から、今日でちょうど1か月。この日は、テレビでも、この事件のことやその後の捜査状況、統一教会問題などについて、色々な観点から報じていた。
 今日も暑かった。人は、暑さの中に身を置いていると、心の時計が狂ってくるのであろうか。時間感覚が麻痺してきて、どのくらい時間が経ったのか、その前後の順番がどうだったのか、などといったことが、陽炎の中に揺らぐ幻のように曖昧になってくる。そして同時に、様々なことが意識の中で溶け合ってくる。
 今回の場合は、さらに自分の心の中で燃え上がる炎の熱も、それに加わってきているようである。怒りとも、悲しみとも、やるせなさともいえる、様々な心模様が、心の中でぶつかり合い、融合し合って、巨大エネルギーを生む核融合反応を引き起こしているようだ。

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8月7日(日) エーゲ海 遺跡に佇み 感ずるは 永遠なのだと 立花隆!

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 「フォレスト・トレンド勉強会」。テーマは、「立花隆著『エーゲ~永遠回帰の海』を読む」。
 立花氏は、今からちょうど50年前の若い頃に、エーゲ海周辺地域を貧乏旅行したことがあったという。その時に数々の遺跡に魅せられて、いつか再びこの地で、歴史に宿されたものを深く思索してみたい、と考えていたそうである。しかし、元総理の犯罪を追及する『田中角栄研究』が大きな話題となり、その裁判が長期化し、なかなかその機会がやってこなかった。結局、裁判結審後に40日間かけて現地取材をしたが、その後も多忙で、本の出版が、2005年になってしまったという。
 立花氏は、永遠の時を宿すエーゲ海の歴史に比べれば、ほんの一瞬のことにしか過ぎない「田中角栄裁判」に、若い時代の大切な時間を奪われてしまったことが、終生の悔いであるとも語っていたらしい。

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8月6日(土) 広島じゃ 原爆投下後 77年! 被爆者年齢 85歳に…

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 8月6日は、「広島原爆の日」。今から77年前の今日、一般市民を攻撃対象とする武器として、世界で最初に原爆が使われた日である。今回は、国連のグテーレス・事務総長も式典に参加し、核廃絶の訴えを行った。ロシアが、ウクライナとの戦争に関連して核兵器の使用をチラつかせたり、北朝鮮やイランが、核兵器開発を再開する動きを見せたりする中で、核兵器に対する危機感が、国際的に高まってきているということであろうか。中国の核戦略が、今後どう展開するかも、気がかりである。
 原爆投下から77年も経てば、被爆者も高齢化し、亡くなる人も増えてくる。「被爆者健康手帳」を持つ被爆者は、ピーク時から約7割減少し、平均年齢も84.53歳になっている。
 被爆体験者が大きく減少する中で、核兵器の悲惨さをこれからどう伝えていけばよいのか、ここにも新たな問題が生まれている…。

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8月5日(金) 台湾の 周辺海域 演習は 海上封鎖の 模擬実験かも…

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 今回の中国軍の台湾周辺域における軍事演習は、かつてない規模のようである。
 台湾をぐるっと取り囲むように、六つの訓練エリアを設定したという。それらの中には、台湾の東北部や東部海域も含まれていて、これは、台湾救援に駆けつける米軍を阻止する構えではないかと憶測を呼んでいる。そして同時に、これは、台湾に船舶や航空機を乗り入れさせない「海上封鎖」の実験なのではないかという見方も生まれている。厳重な海上封鎖が行われれば、台湾はお手上げである。
 テレビを見ていると、中国国民の声として、「ペロシ議長が台湾を訪問してくれたおかげで、中国軍がこのような展開を行うきっかけを手に入れた。感謝すべきだ」といった意見を語る人も、登場していた…。
 今、台湾を巡っては、一触即発の危険な状況が生まれつつある気がしてならない…。

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8月4日(木) 日本海 北部地域じゃ 「戦場」の 降水帯かも… 「線状」じゃなく…

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 ペロシ・米下院議長が訪台したことを受けて、中国軍が、台湾周辺海域で大規模な演習を開始。日本の排他的経済水域を含む海域に着弾するミサイルの発射演習も行ったという。現段階では、すぐに何らかの武力衝突が起こる状況だとは思えないが、台湾側も、それに備えての臨戦態勢をとっているという。
 この日、日本国内にも、自然と戦う「戦場」が生まれていた。東北地方や北陸地方で大雨を記録し、6県で54万人が一時避難対象になったという。その原因は、「戦場」ならぬ強力な「線状」降水帯が、長時間にわたって、広範な地域にかかり続けたことであった。
 戦争であれ、自然災害であれ、それらは、甚大な被害を受ける人たちの心を痛めつける。荒廃させる。そしてそれは、やがて社会を変化させていく。日本を取り巻く状況も、今後は要注意だ…そんな気がしてならなかった。

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8月3日(水) 米議長 ついに台湾 訪問決行! 西部劇での ヒーロー気取って…

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 昨晩遅く、ペロシ・米下院議長が台湾に到着。米下院議長として、25年ぶりの訪台となるらしい。宿泊先ホテルの周辺は、議長を歓迎する台湾の人々で溢れていたという。
 今日は、蔡英文・台湾総統と会談し、「アメリカは揺るぎない決意で、台湾と世界の民主主義を守る」と語り、「安全保障面での台湾への関与を放棄しない」と明言した。また、台湾経済界との交流も行い、経済面での協力も、強くアピールしていた。
 アメリカは、今も「西部劇」の国である。正義の実現のために、身を捨ててあえて困難な戦いを挑む姿に、強い共感が生まれる国である。そういえば、「夕陽のガンマン」という西部劇もあった。アメリカの優位が崩れ、沈みゆく大国の夕陽を背景に、孤独な戦いを挑むペロシ議長の姿…。それを、私は、いつしかこの西部劇に重ね合わせていたのであった。

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8月2日(火) アメリカは 「世界トップ」を 死守すると 「三面六臂」の 阿修羅となるか…

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 この日、アメリカのバイデン大統領が記者会見を行い、アルカイダの指導者・ザワヒリ容疑者を殺害したと発表。カブールの住宅バルコニーにいた容疑者を、無人機からミサイルを発射して殺害したということだ。テロリストは、どう逃げ隠れしても、決して見逃さないという強い姿勢を示したものというべきか。
 そしてもう一つアメリカに関する話題は、米下院のペロシ議長が、中国が強く反発していた台湾訪問を、ついに決行したことである。専制国家が地球上でこれ以上拡大することは、決して許さない、という姿勢を示したか。
 アメリカは、特に第二次世界大戦後、唯一の超大国として、政治的にも、経済的にも、軍事的にも、世界に君臨してきた。そして今も、決してそのトップの座を譲り渡そうとはしない。
 その姿は、「妄執によって苦しむ争いの世界」の阿修羅を連想させるもの…であった。

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8月1日(月) 国産みの 島を巡りて 日の本の 「初心」を思う 「祈りの日」なり

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 昨日の「幸福思想研究会」の後、淡路島に移動。今日が、「8月の祈りの日」であり、この「国産みの島」で、日本という国の「初心」に思いを巡らせながら、祈りを捧げたいと考えたのであった。
 淡路島到着時にはまだ日が高かったので、昨日のうちに、「おのころ島神社」や「天浮橋」「豊芦原」史跡などを巡った。そして、今日は朝から、イザナギとイザナミの二神が最初に造った山とされる「先山」にある「先山千光寺」とそのすぐ近くにあった「天岩戸」、また「伊弉諾神宮」なども訪ねた。
 そしてそれだけではなく、「淡路島七福神の寺」や「高田屋顕彰館」、「野島断層保存館」などにも足を運び、様々な苦難を乗り越えてきた人たちの祈りに触れる時間も持った。
 とても暑い一日であったが、国産みの島ならではの豊かな時間であったと思う。

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