« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »

2月28日(火) 昨年の 出生数が 80万割れ… ピークに較べて 3分の1とは…

022620230308_0002

 厚労省は、昨年の出生数が、前年比5.1%減の79万9,728人だったと発表。記録が残る中で最低となり、さらに、これまでの推計より11年も早く、80万人割れという事態になった。
 年齢別人口の動向は、未来の日本を予測する上で、無視できない。将来の労働者人口の増減に強く関わり、国庫の収入に影響を与えると同時に、高齢者向けの財政支出などにも大きく響いてくる。それだけに、国としても、長期的な国家の姿を展望する作業において、最重要の基本指標の一つとなる。
 かつての人口ピラミッドは、その名の通り、若年層が多く、年齢が高まるにつれて減少する「ピラミッド型」であった。それが、「釣鐘型」となり、さらに「ひょうたん型」になってきた。もう少しすると、「コマ(独楽)型」とでも呼ぶ姿となる。放っていたら倒れてしまう。それにどう対処するか、深刻な問題と受け止めたい。

|

2月27日(月) トマホーク 400発だと 総理が言明! 平和を語る 軍拡国家…?

022620230308_0001

 岸田総理は、この日の衆院予算委員会で、米国製トマホークを、今後400発購入する計画であると言明した。今年度予算案には、その取得経費として2,113億円を計上している。
 このトマホークは、射程が1,600km以上だという。地上の目標に向かって、敵国レーダーで捕捉されないように低空を精密に誘導されて飛行し、正確にその目標を破壊するという。これまで自衛隊が保有するミサイルでは、その射程が、最大でせいぜい百数十kmほどであったというから、一気に攻撃可能な範囲が、面積ベースで100倍以上になる。
 しかし、日本は、専守防衛を標榜する「平和国家」。高性能のミサイルを手に入れて、そのミサイルをどこに向けて飛ばしていくのであろうか。「平和のためのミサイル」とは、単なる「獅子脅しの役割を果たすに過ぎない武器」ということになるのであろうか。

|

2月26日(日) 死者の霊 目には見えねど 存在すると 思い定めて 築くこの世ぞ

022620230308

 「人間哲理研究会」。今回は、末木文美士氏の『死者と霊性の哲学』を用いて語り合った。
 近代西洋文明というものは、とかく科学技術に代表される理性を重んじることによって、中世的な迷信から解放されることを目指してきた。そしてそれを世界中の人々の普遍的・合理的な考え方にしていく中で、世界は相互に理解できるものとなっていく。そう考える思想が足場となったものであった。
 そしてそれは、目に見える形で、万人が等しく確認し合える確かなものに基づかねばならない、つまり、目で見ることのできない死者の存在や霊性の働きといったものを、頭から存在しないものと否定してきたのであった。
 しかし、そこに人々は、究極的な幸福と社会の姿を見出せなかった。そこで「ポスト近代」の模索が始まる。著者は、「死者や霊性の存在を前提とする新文明」を模索していた…。

|

2月25日(土) 今回も 共同声明 見送られ 「縁なき衆生」と 仏陀も呆れる

022220230302_0003

 インド南部のベンガルールで開催されていた、20か国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が閉幕。議長国・インドのモディ首相は、この会議の成果として、なんとか共同声明を採択したいと尽力したようであるが、ロシアによる戦争の表記を巡って、最後まで意見をとりまとめることが叶わず、共同声明は、今回も出せなかった。国際社会における分断と対立の激化が露わになった会議でもあった。
 ところでインドといえば、仏教の開祖・お釈迦様が活動した土地である。その仏教でよく語られるのに、「縁なき衆生は度し難し」という言葉がある。「いかに熱心に仏法を伝えても、それを聞き入れようとしない者は、救いようがない」という意味である。仏教といえば、「寛容の精神」が重視される。そんな精神を聞き入れようとしない者は、もうどうしようもないなと、お釈迦様も、ほとほと呆れ顔…。

|

2月24日(金) 一年間 戦争映像 見せられて 世の中変わった 意識も変わった…

022220230302_0002

 今日は、ロシア軍がウクライナに侵攻して、丸一年となる日である。その日以来今日まで、テレビ画面上では、ほぼ毎日、ウクライナでの戦争が報じられ続けてきた。ロシア軍とウクライナ軍が銃火を交えている姿、ロシア軍によって破壊された街中の様子、そしてその戦火に苦しみ戸惑っている国民の表情など、本当に多くの情報が、世界中の人たちにリアルタイムで送り届けられ続けてきた。
 その結果として、ウクライナだけでなく、世界中が大きく変わってきた。さらに、人々の心の中までも、変わらざるを得なかった。ロシア軍が引き起こしたウクライナという一つの国での軍事行動によって、世界中の人たちが、それまでとは異なる世界に住み、これまでと異なる意識の中にその人生を生きるようになってきているのである。
 「一つの戦争の意味」を考えざるを得なかった一日。

|

2月23日(木) あどけなき 浩宮様 年を経て 63歳 日本の象徴!

022220230302_0001

 今日、天皇陛下は誕生日を迎えられた。63歳ということである。
 お生まれになった頃は、日本国内で、急速にテレビが普及していた時代であった。その頃の人気番組の一つに「皇室アルバム」があり、皇室の様子が、お茶の間まで送り届けられていた。そこに登場していた今の天皇陛下は、当時「浩宮様」と呼ばれ、正式名が「徳仁(なるひと)」であったことから、ご家族内では「ナルちゃん」と呼ばれていたと紹介されていた。当時は、あどけない表情をしておられて、日本国民にとっては、天から舞い降りてきたエンジェルのような印象であった。
 それからもう63年。そして天皇陛下に即位されてからも、もうすぐ丸4年。今や「日本の象徴」として、この国の顔になられた。
 陛下もこれから高齢期入りとなるが、一層のご健勝とご活躍をお祈り申し上げたい。

|

2月22日(水) 「ネコの日」と 「竹島の日」が 合わさって ウミネコ鳴けるか ニャーニャーニャーと…

022220230302

 今日2月22日は、「ネコの日」だという。なんでも、猫の鳴き声「ニャー・ニャー・ニャー」が、2・2・2を連想させるところから決められたものだという。またこの日は、「竹島の日」でもある。これは、明治38年のこの日に、閣議決定に基づいて、竹島を日本の所管とする旨を島根県知事が公示したことにちなんだものである。この2つの記念日は、直接には何の関係もない。しかし、私の頭の中では、竹島周辺で「ウミネコ」が「ニャー・ニャー・ニャー」と鳴きながら飛翔している姿が連想された。
 「ニャーなんだ、竹島問題って?」…。「日韓両国が、長い間領土問題で争っているんだって? ニャーとか、ニャーらんものか?」…。などと、ウミネコたちは、今日はやけに賑やか。さてこのウミネコたちに決定権があるならば、この島々をどちらの国に帰属させるのか。想像の翼は、竹島上空を自在に駆け巡る。

|

2月21日(火) シャンシャンは 日本生まれの 6歳パンダ 人間だったら 日本人だが…

021820230227_0003

 上野動物園で生まれ、5歳になるまで育ってきたジャイアントパンダ・シャンシャンが、昼過ぎの成田空港発のチャーター機で日本を離れた。このしばらくの日本では、「シャンシャン・お別れフィーバー」が続いていた。
 今回のシャンシャンの中国渡航は、「故郷中国への帰還」と表現されることが多かった。しかし、シャンシャンにしてみれば、生まれたのも日本であれば、ここまで育ってきたのも日本である。もしもシャンシャンが人間であったならば、日本国籍を取って、ずっと日本で永住することもできたはず。ただ契約上は、日本で生まれた子供も含めて所有権が中国にあるということだから、やむを得ない。
 中国に居住地を移したシャンシャン。日本にいた頃に食べていた竹を、これからは「おふくろの味」と懐かしむことになるのではないかと、勝手に想像して描いたイラ短!

|

2月20日(月) バイデンの 電撃訪問! 外電じゃ 宣伝効果が 喧伝された…

020720230213_0003

 バイデン・米大統領が、ウクライナの首都であるキーウを、予告なしで電撃訪問。ゼレンスキー・ウクライナ大統領と会談し、新たに5億ドル(約670億円)規模の軍事支援を約束すると同時に、国際社会の結束を強調したという。
 ロシアがウクライナに軍事侵攻して、もうすぐ丸一年。当初、一週間もあれば決着するとしていたロシアの目論見に対して、ウクライナ軍は善戦し、さらに西欧諸国からの強力な援助を得て、今ではウクライナ側の優勢までも伝えられるようになっている。さらに、国際社会に対する宣伝戦では、明らかにウクライナ側が優位に立っていると言うべきであろう。
 今日のイラ短には、「デンデン尽くしの短歌」と「デンデン太鼓」を描いた。ロシアのプーチン大統領は、その周りでにぎやかに音を立て続けるウクライナやアメリカの動きに、目を回していることであろう。

|

2月19日(日) 思想家が 「しあわせ」語る… 読者には よく分からんと 「不幸」が生まれる???

021820230227_0001

 若葉書院で、「幸福思想研究会」を開催。今回取り上げたテーマは、「西部邁著『陥没する世界のなかでの「しあわせ」論』を考え合う」。
 西部邁氏といえば、以前はよくテレビにも登場して、新進気鋭の思想家として、現代日本の政治や社会を幅広く論じていた評論家である。表面的な現象の奥に宿る「思想的潮流」を語る論者として、多くの人たちに人気を博していた。しかし、約5年前に、多摩川に身を投じて、入水自殺した。
 今回取り上げた本は、現代社会における「しあわせ」とはいかなるものであるか、と論じているものであるが、文章は平易であっても、その内容たるや、なかなか難解である。これでは、多くの読者はとても理解できない。「しあわせ論」を読んで、自らの理解力不足に「不幸」を覚える人も数多くいるのではないか…と、皮肉なことを考えてしまった…。

|

2月18日(土) 北朝鮮 アメリカ射程の ミサイル発射! 米韓訓練 対抗措置と…

021820230227

 この日夕刻、北朝鮮は、「ICBM級とみられる弾道ミサイル」を発射。ロフテッド軌道で打ち上げられたが、飛行時間は約66分間にも及び、その軌道から飛翔可能距離を計算すると、1万4,000kmを超える射程となり、アメリカ全体を狙えるミサイルと分析されている。
 この前日に、北朝鮮外務省が、この春に実施予定の米韓軍事訓練に対して警告的な談話を発表しているところから見ると、今回のミサイル発射は、その訓練実施に対する対抗措置だとみられる。
 軍事的な威嚇というものは、そこで退いては、相手から見くびられてしまうと、時とともにエスカレートしがちである。そしてその対抗気分が双方で高じてくる中で、小さな火種が大火を引き起こすことだってあり得る。国際情勢が混沌とする中で、今後、不慮のトラブルが起こらないことを、ただ祈るばかりである。

|

2月17日(金) H3 ロケット打ち上げ! 注目の中 煙は見えど 飛ぶことあたわず…??

021420230221_0003

 日本の次期主力ロケットとして注目を浴びてきた「H3」の打ち上げが、発射直前に中止された。というよりも、機体の主エンジンに着火し、いよいよ飛び立とうとしたのだが、どういうわけか、固体補助ロケットがうまく点火せず、飛び立てなかったということである。
 宇宙航空研究開発機構では、この日の打ち上げを中止し、機体を整備棟に戻した上で原因調査を行うと決定。今後、対策を進めて、3月10日までの打ち上げを目指すのだという。
 ロケットには、数多くの部品が使われている。しかも、極限状態での使用が想定されるため、設計条件は厳しい。そんな巨大システム計画が、何のトラブルもなく、予定通りに進行することは困難であるには違いない。が、満を持して準備を進めてきたロケットが、それでもトラブルに遭遇したことの根本に、一体どのような原因があったのか、気がかりである。

|

2月16日(木) 韓国じゃ 野党党首に 逮捕状! スコットランドじゃ 首相が辞任! サテ…

021420230221_0002

 この日、政治の二つの話題が目を引いた。
 その一つは韓国最大野党である「共に民主党」の李在明代表に対して、逮捕状が請求されたこと。李代表がかつて務めた城南市長時代の都市開発事業で、一部の民間企業に多くの利益を配分するなどの便宜を図り、公社に約500億円の損害を与えたという背任容疑である。また自らの収賄容疑もあるそうだ。しかし、現職の最大野党党首に逮捕状が請求されるのは、韓国政治史上で初めてとのこと。
 もう一つは、イギリス北部スコットランド行政府首相のスタージョン氏が、突如辞任を表明したこと。スコットランド独立運動を進めてきた政治家であるが、その生活の「激しさ」と「残忍さ」を語り、今後は「一人の人間」として生きていきたいとの願いを語ったそうだ。
 少し前には、ニュージーランド首相の辞任もあった。世界中で政治が溶け始めている…。

|

2月15日(水) 飛来する 気球撃墜 要件の 緩和を検討! 日本の国でも…

021420230221_0001

 アメリカやカナダの上空を飛行した「気球」をアメリカ軍が撃墜したことから、「気球問題」に注目が集まっている。日本でも、かつて不審な気球が観察されてきたことから、一気にこの議論が進み、この日、日本上空に他国の気球が飛んできた場合の「武器使用基準」を緩和する方針を、防衛省が示すに至った。
 気球といえども、他国領空に侵入すれば、「領空侵犯」。そして、偵察というのみならず、爆弾を上空から投下する事態もありえないことではない。そう考えれば、「国民の生命と財産を守るために必要な措置」として、その撃墜が必要となることもあるだろう。
 風に漂う気球が悪い訳ではない。しかし、その裏に悪い意図を持って運用する輩がいるから、警戒せざるを得なくなる。世知辛い世の中で、多くの人が、気球に託してきた夢も、萎まざるを得なくなってきているか…。

|

2月14日(火) 日銀の 幹部人事の 国会提示… 国債損が 拡大する中!

021420230221

 政府はこの日、日銀総裁を始めとする日銀幹部人事案を国会に提示。経済学者で日銀審議委員も務められた植田和男氏を総裁として起用する人事案である。黒田総裁の下でこれまで10年間続いてきた大規模緩和政策が、今後どのように修正されるかに、注目したい。
 どんな政策であっても、それが長期間続けば、いろいろなところに歪みが蓄積してくるものである。とりわけ、黒田総裁の下での「異次元」の取り組みは、市場に強烈なインパクトを呼び起こそうとする過激なものであっただけに、政府が打ち出す政策と相まって、日銀が引き受ける国債の異常なまでの累増や金融市場の歪みを生み出してきた。もうこれ以上、日銀も国債を買い支えられまいと、総裁交代を見越して、国債市場では、早速国債の値崩れが起きてきているようである。
 新体制は、嵐の中の船出となりそうだ。

|

2月13日(月) 60年超 原発規制の 制度案… 多数決での 了承だった…

021120230218_0002

 原子力規制委員会は、この日夜、臨時の委員会を開催し、「その運転開始から60年を超える原子力発電所」の安全規制に関する新たな制度と原子炉等規制法改正の条文案を、多数決で了承。
 この原子力規制委員会の決定は、通常は全会一致でなされるが、今回は、最後まで意見が一致せず、多数決という異例の形となったという。
 早速野党などは、全会一致とならなかったことを問題視する発言を行っている。しかし、このような安全を巡る問題では、「100点満点」という答えなどあり得ないのであるから、異論の存在を認めて、最終的に多数決で決定されるというのは、むしろ健全な姿ではないかと、私には思われる。
 60歳とは、人間社会では、まだまだ働けるのにポンコツ扱いするな、と声が上がってくる年齢である。くれぐれも安全に配慮した運用を期待したい。

|

2月12日(日) ロボットを 研究すれば 仏教が よく分かるのだと ロボット博士!

021120230218_0001

 2月の「人間論ゼミ」で取り上げたのは、『森政弘の佛教入門』という本であった。
 森政弘氏といえば、かつて「ロボット博士」と呼ばれていた人である。高専生に人気の「ロボコン」の提唱者でもある。森氏は語る。「ロボットを研究しようとすれば、どうしてもそのモデルとなる人間と向き合わなくてはならなくなる。それを深めていくと、仏教がよく理解できるようになるのだ」と。
 この本の中には、仏教の中でよく語られる「諸行無常」や「諸法無我」、「涅槃寂静」などといった仏教用語の本質が、ロボット研究の中でよく見えてきた経緯などが書き綴られていた。そしてそれらの発見の全てを組み合わせれば、仏教思想の大きな曼荼羅図を描くことができるとも紹介していた。
 仏教理解には、このようなアプローチもあるのか、と目から鱗が落ちる思いがした。

|

2月11日(土) ダルビッシュ 投手の契約 6年で 142億…? やっぱり変だよ!

021120230218

 アメリカ大リーグで活躍中のダルビッシュ投手が、「パドレス」と契約延長で合意。驚かされるのはその契約金と年俸。契約金が600万ドル(約7億9,000万円)であり、今期の年俸が2,400万ドル(約32億円)、その後は、年ごとに日本円でおよそ20億円程度ということである。これらを合わせると、総額で1億800万ドル(約142億円)ということになる。
 ダルビッシュが活躍すれば、球団はそれ以上の利益を得られるということで、こんな契約になったには違いないが、年収が約24億円というのは桁はずれである。日本人の平均年収が342万円だから、おおよそ700人分。いくらなんでも700人分の食事を食べるわけでもなく、700倍の家に住むわけでもないだろう。
 この異常な姿は、良識を失った自由競争のなれの果て、という気がしてならないのであるが、皆さんのお考えはいかがであろうか。

|

2月10日(金) 首都圏に 大雪警報 発令の日に 政府が示すは 日銀人事!

020720230213_0003

 再び大寒波が日本列島に襲来。特に今回は、首都圏に大雪が予想されたことから、関東甲信の一帯に「大雪警報」が出された。
 ちょうどこの日、政府は、日銀の幹部人事の方針を決定。その要となる総裁には、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用することにしたようである。
 今の日銀には、大雪ならぬ、大量国債が積み上がっている。全国債発行量の半分以上を日銀が引き受けているというから、それは、日本のGDPに匹敵する規模である。国の財政規律を乱す元となる日銀引き受けが、今や、こんなに膨れ上がってしまったのである。
 三好達治の「雪」という詩を連想した。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ」という詩である。「日銀眠らせ、日銀の上に国債ふりつむ」…。さて、この高く積もった雪下ろしを、これからどうやっていくのであろうか。

|

2月9日(木) “ワンピース” 擬して名乗れる 強盗団! 策尽きついに 日本に送還!

020720230213_0002

 このしばらく日本で大きな話題となっていた「広域強盗殺人事件」に関係していると思われる、特殊詐欺グループの日本人4人が、フィリピンから日本に移送され、逮捕された。これから取り調べが始まることとなるが、その全体像が明らかになってくるのかどうか、私も、関心を持って見守りたい。
 それにしても、今回の一連の出来事は、漫画の世界から飛び出してきたような事件であった。第一、首謀者とされる犯人の名前からして、漫画「ワンピース」の主人公「ルフィ」である。ルフィは海賊であるにもかかわらず、みんなの人気者であることから、そう名乗ったのであろうか。あるいは、いかなる困難に出遭っても、そこで様々な策を打ち出し、相手の意表を突く対応をすることによって、見事に乗り切っていく姿に自らを擬したのであろうか。
 しかし、そんなドラマもこれで終わり…。

|

2月8日(水) 大統領が 連邦議会で 演説し 訴えかけたは 偉大な米国!

020720230213_0001

 バイデン・アメリカ大統領が、連邦議会の上下両院合同会議で、「一般教書演説」を行った。70分余りに及んだこの演説の中で、大統領は、冒頭部で「米国の物語とは進歩と忍耐力の物語であり、常に前に進み、決して屈しない」と述べ、この2年間に実現してきた自らの業績について語った。そしてさらに、バイデン政権は、「偉大な米国の物語、進歩と忍耐力の物語」の次章を、これから「可能性の国・アメリカ」で、自分が書いていくのだと、高らかに議員や国民に向かって語りかけた。
 その発言は、「アメリカを再び偉大にしよう」とのキャッチフレーズで全米遊説を始めたトランプ・前大統領を強く意識したものであろう。現象的には様々な問題があっても、「常にアメリカは偉大な国なのだ」というアメリカの超楽観主義! 興味深く思うとともに、そこに大きな誤りが生まれないことを強く願う。

|

2月7日(火) 日本じゃ 巨大システム 無理かもね?? スペースジェット 撤退と聞く

020720230213

 日本の国柄を考えさせられる報道があった。それは、三菱重工業が、多くの人々が注目してきたYS11以来となる国産ジェット旅客機事業から撤退すると報じたニュースであった。
 この開発事業には、国費も含めて、最終的に1兆円規模になると予想される巨額のお金が注ぎ込まれてきた。この国産ジェット機の部品点数は100万点におよび、自動車の3万点と比較すると、桁違いの巨大システム産業である。当然その裾野も広く、日本の産業に与えるインパクトも大きいと考えられてきた。
 しかし、商用ジェット機に必要とされる型式証明の取得が難航し、さらに航空機需要の変動があまりにもめまぐるしく、その対応能力の欠如が露わとなったのである。
 私の率直な印象は、日本には、巨大システムを構築する能力が欠如しているのかもしれないということであった。残念なことだが。

|

2月6日(月) 中国の 偵察気球を 撃墜し 意気軒高なり 米大統領!

020320230210_0003

 数日前から、アメリカ上空を漂う謎の気球があると話題になっていたが、バイデン・アメリカ大統領は、これは中国が放った偵察気球であるとして、この日撃墜。何でも、3日前には撃墜命令を出していたが、陸地部では、地上に残骸が飛散して危険と指摘され、気球が洋上に出るのを待ち構えて撃墜したのだそうである。そして、これは「主権の侵害」にあたると、ブリンケン国務長官の訪中延期も決定。あるいは、中国の威信を傷つける「情報戦」の一環としての対応であったのかもしれない。
 小話を一つ。バイデン大統領は、記者たちから、「この一件は、国家にとって危急存亡の事態であったのか?」と問われて、「それはどうかな」と答えた後、「ただこれは確かに、気球存亡の事態であったのは間違いない!」と語ったとか…。お後がよろしいようで。さて、この後には、何が登場してくるのであろうか?

|

2月5日(日) 洪庵が 生涯通して 求めしは 己を捨てて 人救う道!

020320230210_0002

 このしばらく、週末ごとに降る雪のせいで、勉強会の中止も多く、当初の計画はガタガタとなり、今日も、当初予定を切り替えて、「緒方洪庵」を取り上げる「人間論ゼミ」とした。
 緒方洪庵といえば、幕末期の蘭医であり、大阪に「適塾」を開いて、数多くの弟子を育てた教育者としても知られている。そんな彼の人生と思想を、参加者と学び合ったのであった。洪庵は、ドイツ人医師・フーフェラントが執筆した『医学全書』の翻訳を行ったのだが、その最後には、「医者の義務」という小文があった。洪庵は、この文章を翻訳して「扶氏医戒之略」と題する独立した1冊の本として世に広めた。この本には、 「医者が尊重すべき12項目」が列挙されていて、その第一項には、「己を捨て、人を救うことだけ考えよ」とある。
 私は、これこそが、緒方洪庵が生涯胸に抱き続けた「基本思想」だと考えたのであった。

|

2月4日(土) 個々人の 多様な人生 尊重と 言いつつ更迭 歯車欠けたと…

020320230210_0001

 岸田首相は、昨晩、「同性婚の問題を巡って、秘書官が差別的な発言をしたことは許されない」と、荒井勝喜・首相秘書官を更迭。いつも問題への対応が遅く、危機意識が乏しいと批判されてきた首相にしては、驚くべき即断即決ぶりであった。
 しかし、今回の更迭に、疑問がないわけではない。オフレコ取材を前提として秘書官が率直に語った言葉が、マスコミで大々的に報じられたことに、取材側の道義的問題はなかったのであろうか。また、秘書官が閣内でまだ決定していない事柄について自分の考えを語ったことが問題視されて更迭されたのは、「個々人の多様な人生を尊重するという大義」に照らして、妥当であったのだろうか。
 こんなことは理屈じゃないよ、と言われればそれまでのことだが、なんともすっきりしない結末であったと思う。

|

2月3日(金) 昨年の GPIF 決算は 地下に潜った 種子たちの冬?

020320230210

 公的年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、昨年の第3四半期(10月~12月)の運用実績が、1兆8,530億円の赤字だったと発表。少し気になって、昨年中の運用実績を調べてみたところ、1月~3月が2兆2,031億円の赤字、4月~6月が3兆7,501億円の赤字、7月~9月が1兆8,530億円の赤字となっていて、年間を通じて、総額9兆6,592億円もの赤字であったということである。驚くべき赤字額であるが、これまでの累積黒字が約100兆円あるので、運用上は、特に目の前では大きな問題とならないのだそうだ。
 金融市場における世界的な金利上昇や急速な円高進行などの事情があってのこの結果であったようだ。もう少しして、春がやってくれば、地面下に隠れていたこれらの真っ赤な種子から、芽が出てきて、青々とした葉っぱを再び茂らせるようになるのであろうか…。

|

2月2日(木) 高知では 動物公園 寺・神社 フィギュア工場 など遊行脚す

013020230208_0003

 昨晩は、高知県香南市のホテルで宿泊。朝から、ホテル周辺の気がかりな場所を訪れた。
 最初に訪れたのが、「高知県立のいち動物公園」。広い公園の中に、動物の園舎が置かれている動物園で、よくマスコミでも紹介されるが、これまで一度も訪れていなかったので、この機会に、と思い立ったものであった。そして次には、「創造広場アクトランド」。龍馬歴史館や世界偉人館、アートギャラリーなどの展示館があり、また、わんぱく広場やレインボー広場といった子供が体験的に遊べる場所も備えているテーマパークである。その様子を見学。さらに、そこから南国市に移動し、「海洋堂スペースファクトリーなんこく」や「埋蔵文化財センター」なども見せていただいた。
 昨日と合わせ、約10か所を回り、見聞を広めた。各方面の知的好奇心を満たしてくれる遊行脚活動であった。

|

2月1日(水) 祈りの日… 自由民権 運動を 学べる人らと 語り合いたり

013020230208_0002

 2月の「祈りの日」。今回は、明治時代に「自由民権運動」の旗頭のもとに戦った高知県の人たちの祈りに触れる日にしようと、高知県に向かった。
 まず最初に訪れたのが、「高知市立自由民権記念館」。ここでは、大石宗・高知県議会議員のご紹介によって、筒井館長にお会いして、私の胸の中にくすぶり続けてきた様々な疑問について、教えていただいた。そして、館内の展示を見学。そこから高知城で板垣退助の銅像と対面。しばし心の中で語り合った。そしてさらに、大石県議から紹介を受けた、公文・高知近代史研究会会長と、私が宿泊するホテルで懇談。高知県自身の問題や韓国などとの関係も含めて、幅広い話題で意見交換を行った。
 人の祈りとは、様々な感情や勘定が裏に宿されているものだと思う。「自由民権運動」について、今後さらに研究を進めたいと思った。

|

« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »