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11月21日(木) ホンダから 「革命宣言」?! 「全固体 電池」の力で 世界を変えると!

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 日本を代表する自動車メーカーであるホンダが、栃木県にある「本田技術研究所」の敷地内に、「全固体電池」のパイロットラインを建設し、それを、この日に初公開したという。全固体電池は、これまでのリチウムイオン電池などと比べて、エネルギー密度が高いうえに、高温にも強く、さらに短時間でフル充電できると言われている。また、寿命も長くなると聞いたことがある。つまり、これまでの電池の弱点を克服する画期的な電池であり、これが実用化されれば、自動車のみならず、社会の各方面に大きな変化を呼び起こすと予測されているものである。
 これまでの歴史を振り返って、大きな「社会革命」が起きる時には、その背後に「新しい画期的な技術革新」があることが多いと感じている。今回のホンダによる「全固体電池」実用化への歩みは、そんな社会革命の第一歩を記すものであるかもしれないと、思った。
 

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11月20日(水) 高知では 「三館連携 企画展」! 「小龍料理」を 食べ歩いたよ!

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 この日は、高知県での遊行脚活動。今回の中心的な関心は、「高知出身の絵師・河田小龍」であった。
 小龍は、もともと好奇心が極めて強い人であったが、アメリカから帰国したジョン・万次郎からの話をもとにして、その絵を描く仕事をしたことから、海外事情にも広く通ずることとなり、坂本龍馬をはじめとする、高知の若者たちにそれを啓蒙する活動を行い、新しい時代を切り開いた人物の一人とされている。実はこの暫くの期間、「坂本龍馬記念館」「高知県立美術館」「高知県立歴史民俗資料館」の県立の3つの展示館で、河田小龍をめぐる「連携企画展」が一斉に開催されていたので、この機会に、小龍についての理解を深めておこうと考えたのであった。
 その遊行脚活動は、小料理屋を巡りながら、それぞれの店で少しずつつまみ食いをしたような気分であった。それもまたよし・・・である。

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11月19日(火) ウクライナ・・・ 米国供与の 「ATACMS」を 使って狙うは 有利な停戦!

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 この日、ウクライナ軍は、米国から供与された長距離地対地ミサイル「ATACMS」で、ロシア領内の軍事施設を攻撃したという。これは、前線に北朝鮮軍が投入されるなど、ロシア軍がウクライナに対しての攻勢をがむしゃらに強めている中で、その戦況を好転させるための窮余の一手であったと思われる。
 もうすぐトランプ政権が誕生すると、アメリカは、ウクライナとロシアの両国に対して、強引にでも停戦交渉を進めることが予想されるが、その時に、少しでも有利な条件でその講和をまとめたいという思惑があるのであろう。それだけに、ロシア側も、ここで決して譲ろうとはしないだろう。プーチン・ロシア大統領は、核の使用をちらつかせてみたり、ウクライナに武器援助などを行うヨーロッパ諸国を脅してみたり、可能な手は何でも使うというスタンスである。ますますウクライナでの戦争は、深い泥沼に入って行きつつあるようである。

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11月18日(月) この選挙 「SNSで 当選」と 語るは兵庫の 斎藤・前知事!

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 昨日行われた「兵庫県知事選挙」が大きな話題となっている。一か月あまり前に兵庫県議会から全会一致で不信任とされた前知事が、自動失職となった後、再び県知事選挙に出馬し、その選挙で勝利を収めたのであった。その選挙戦も、告示直後には、この斎藤・候補には、ほとんど有権者が関心を寄せなかったという。ところがその後、日ごとに街頭演説などに人々が集まってくるようになり、選挙戦の終盤には、随分大きな盛り上がりを見せるようになっていたという。
 当選を果たした斎藤・前知事は、その当選インタビューで、自らの選挙戦を振り返り、「SNSの力」を力説していた。昔の選挙といえば、人間関係を通して、票を拾うという草の根選挙であったが、今やSNSという最新兵器による空中戦が中心になってきたようだ。選挙も時代と共に移り変わっていくものなのだと、感じ考えさせられたのであった。

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11月17日(日) 神無月・・・ 神々不在の 真只中で 「建国神話」を 語り合ったよ!

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 「教育思想研究会」の日。今回取り上げたのは、古川隆久著『建国神話の社会史~虚偽と史実の境界』という本。この本は、『古事記』や『日本書紀』に書き記された「建国神話」が、古い時代からこれまでの歴史の中で、どのように取り扱われてきたかということを紹介し、その背景にあった社会事情などを解説しているものであった。

 神話とは、言うまでもなく「史実」ではない。古代の人々が、その生活の中で感じとった感覚を足場にして創作した物語と考えるべきであろう。そしてそこには、何らかの意図も加えられていたかもしれない。そんな神話を、現代に生きる私たちがいかに受け止め、思索の材料として活用して行くべきなのであろうか。そんなことを考え合った。

 今月は、日本中の神々が出雲に集まっているため、神が不在となっているとされる月。何となく「欠席裁判」をしているような気持ちになった。

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11月16日(土) ゲル総理 石をも破ると 意気込めど 空回り気味・・・ 日中会談・・・

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 石破茂・総理が、「APEC」や「G20」の地で、活発な首脳外交を行っている。今日(現地時刻では15日)は、「日中首脳会談」も行われた。今の日中間は、一時期に比べれば雪解けムードと言いながら、日本周辺地域で、軍事的緊張を高める事案が次々に起きている。また米中対立が顕著になってくる中で、お互いに警戒感を露わにする発言もよく行われている。

 そのような現状であるだけに、石破総理は、強い意気込みを持ってこの会談に臨んだに違いないが、私の目には、少し空回り気味だったのではなかろうかという気がする。日中関係といえば、今から1400年以上も前に聖徳太子が送った「遣隋使」の手紙の内容にも、両国の摩擦の火種があったという。隣接する国と国の外交はなかなか難しい。それをこれから「ゲル総理」がどう乗り越えていくのか、注目をしたい。

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11月15日(金) 南米で APECやら G20・・・ 世界の首脳が 踊るよ踊る!

 今、ペルーの首都リマで、 21か国・地域が参加する「APEC(アジア太平洋経済協力会議)」の首脳会議が開催中である。そしてこの会議が明日閉幕すると、 今度は18日から、ブラジルのリオデジャネイロで、「G20(主要20か国首脳会議)」が開催されることとなっている。
 混迷を深める世界情勢を議題として、強い影響力を持つ国々の首脳がこの場に集まって討議したり、また、二国間での首脳会議が数多く開かれることから、今後の世界を占う意味合いで、多くの人々の注目を集めている。ただこの種の会議は、各国首脳の間に、何が何でもこの場で合意にこぎつけるのだという覚悟がなければ、とかく空回りの議論となりがち・・・。それを「会議は踊る」とよく表現される。見かけはとても華やかだが、そこから実質的に何も生まれてこない・・・、と皮肉を込めて語られる表現である。さて今回の会議は、と強い関心は持つが・・・、さて。

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11月14日(木) アメリカが トリプル・レッドで 真赤に染まりゃ 国内外が 血の海地獄・・・??

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 アメリカ大統領選挙と同時に行われた連邦議会選挙で、下院においても、共和党が多数派になることが確実となった。これで、アメリカの国政において、大統領・米国議会上院・下院のすべてで、共和党が主導権を確保することになった。アメリカでは、このような政治状況を「トリプルレッド」と呼んで、国政の全般において、民主党がブレーキをかけにくくなり、共和党色の強い政治が展開されることとなりそうだ。
 それに対して、トランプ次期大統領は、意気軒高の様子。自分が思う政治を、これからバシバシとやってやる、という思いだろう。しかしそれは、自分の意に反する人々や国々を、果断に切り捨てる政治ということである。さまざまな場所で血を流す人々や組織が生まれてくるだろう。この「血の海地獄」をどう乗り越えていくべきか・・・、今から身構えている人たちも多いに違いない。

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11月13日(水) 原発の 直下に潜む 活断層ゆえ・・・ 稼働認めぬ・・・ エッそうなんだ? 

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 この日に開催された「原子力規制委員会」の定例会合で、かねてから議題となっていた「日本原子力発電・敦賀原発二号機再稼働問題」について、その再稼働を認めない、と正式に決定した。この規制委員会が2012年に発足して以来、再稼働を不合格とすると決定したのは初めてのことだそうである。この不合格の理由は、この原発の直下に活断層がある可能性を否定できなかったからだという。
 その報道に戸惑いを隠せないでいるのが、「国会議事堂」君。将来動くかもしれない活断層があるからといって、それで原発を動かしちゃいけない、などと言われれば、国会議事堂の下には、無数の今にも動き出しそうな活断層が潜んでいる。ならば、もう国会を動かすのをやめよう、などとはとても言えるわけがない。特に、与党過半数割れの国会においては、いつ大地震が発生して、国会議事堂が破壊されるかもわからない。さてさて・・・という気分である。

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11月12日(火) 

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 国立社会保障・人口問題研究所が、この日、2020年の国勢調査結果を用いて、今後の都道府県別の世帯数推計を発表。それによれば、2020年に全国全世代に占める「75歳以上高齢者が世帯主である世帯」が19.1%であったのに対して、2050年にはそれが28.3%まで増加するということである。そして同時に、「一人暮らしの高齢者」の割合も大きく増加するとされている。
 高齢になれば、病気がちになる。加えて体力が落ちてくるから、一人で通院することも困難になるだろう。買い物も難しくなってくる。また、一人住まいだと、会話する機会が少なくなり、認知症高齢者が増加することも懸念されている。要介護の高齢者が増えてくれば、その対応も求められよう。それをいったい誰が担うことになるのであろうか。行政頼みということになれば、その体制を整える予算も必要である。
 このような基本問題に対して、今の段階からの準備が必要であると思うのであるが、いかがであろうか。

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11月11日(月) 

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 今日、総選挙後に新たな首相を指名する「特別国会」が開会され、衆院の一度目の投票では過半数を獲得する議員がいなかったので、改めて決選投票が行われ、石破茂・現首相が、引き続いて首相の任を務めることに決定。そしてこの日の内に、「第二次石破内閣」が立ち上がった。
 おやおやという印象である。「第一次石破内閣」が発足したのが、この10月1日のこと。それからまだ40日しか経っていないのに、もう「第二次内閣」である。石破首相が、就任後、時を置かずにすぐに解散総選挙に打って出たために、このような事態が生まれたのであるが、わずか40日間の内閣というのは、日本の憲政史上で何番目に短い内閣ということになるのであろうか・・・。
 それにしても、このわずかの期間で、もう石破首相の姿勢が後方にのけぞり始めているのが気がかりである。困難な問題山積の中で、虚勢を張ろうとする気持ちは分かるが、こんな姿勢では、たちまち反発を買うことになるのではないかと心配である。

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11月10日(日) 万葉の 代表歌人 人麻呂を 学びて草苅る 立冬過ぎて・・・

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 「人間論ゼミ」の日。今回取り上げたのは、日本初の歌集『万葉集』の代表歌人と呼ばれる柿本人麻呂であった。梅原猛の『水底の歌』という本を足場に、柿本人麻呂の人生や和歌・長唄などについて、参加者に語りかけた。ただ、その人生について記録されたものは、『万葉集』の他にはほとんど何も残されていないので、まるで推理小説を読むような勉強会とならざるを得なかった。
 なおこの日は、この夏の間に若葉書院敷地に盛んに生い茂った草を、勉強会メンバーの松本賢さんが、自分の草刈機を持ち込んで苅り取ってくださった。おかげで、今年も残り2ヶ月であるが、年末までの宿題をここで一つ片付けることができたという気持ちになることができた。
 なお、心に響いた柿本人麻呂の和歌一つ・・・。「玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の 野島が崎に 船近づきぬ」・・・。それを意識して作ったのが、今日の短歌である。
 

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11月9日(土) 公明党 新代表が 総理と語らい 「けじめ」を求める 政策合意!

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 今日、連立与党を構成する公明党ではて、自らの落選により代表を辞任した石井氏に代わり、斎藤鉄夫・国土交通大臣が新代表に就任した。そして早速、首相官邸に石破総理を訪ね、新任の挨拶をすると同時に、今後、連立政権を維持して行くための政策合意書を交わしたという。
 その場で、斎藤新代表は、自民党の政治資金問題をめぐって「国民が納得できるけじめをつけてほしい」と強く求めたらしい。そしてそれに対して、石破総理は、「真摯に重く受け止めて対応したい。今後党内で早急に検討したい」と答えたのだそうだ。
 公明党が、自民党と手を組んで連立政権入りをしたのは、1999年以来であるから、もう四半世紀である。途中一時離脱した時期はあったが、長らく「呉越同舟」の関係にある。この船を沈ませないために、国民からの批判には早期に対処すべきだと苦言を呈したということだ。

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11月8日(金) 中国は 地方財政 救わんと 巨額の債を 増発するとや・・・

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 中国では、深刻な不動産不況の中で頼みの土地収入が減少し、困窮する地方財政の破綻を防ぐために、地方政府がインフラ投資などに活用することのできる特別地方債の発行残高の上限を6兆元分(日本円で約128兆円)引き上げた。さらにこれとは別に、4兆元分(日本円で約85兆円)の特別地方債の手当も決定した。合わせて約10兆元(日本円で約210兆円)の「地方負債対策」を打ち出したのである。
 中国といえば、計画経済によって経済を強力に管理しているから、不況を生み出すことはないと強弁してきたが、その地方政府が巨額の隠れ借金を抱えて首が回らなくなっている、というのも皮肉な話である。中国経済そのものも、計画通りの成長率が達成できず、習近平体制の威信が問われ始めているとも言われる。ともかく想定外の問題に対して、中央政府は、その火消しに懸命になっているということなのであろうか。

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11月7日(木) 「立冬」を 迎え堂には 木枯らしが吹く・・・ 過半数切る 与党の悲哀よ!!

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 11月11日の特別国会開会を前にして、選挙を終えて新しい議員を迎えた衆議院において、院の構成をめぐる政党間協議が続けられている。その中で今日は、驚くべき決定がなされたようである。それは、国会における議論の主戦場とされる「予算委員長」のポストを、野党の立憲民主党に手渡すというものであった。そしてそれ以外にも、主要委員会のいくつかの委員長も、野党側が確保することとなった。与党側議員数が過半数割れしたわけであるから、議会内の勢力図が変わることは当然のことであるが、もうこれから先は、与党側がゴリ押しで審議を進めるということができなくなった、ということである。
 時ちょうど今日は、「立冬」。もうしばらくすると、日本列島に木枯らしが吹き始めてくるだろう。それに先立って、国会議事堂にも、木枯らしが吹き荒れ始めている。そんな印象をもった今回のニュースであった。

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11月6日(水) アメリカの 大統領選・・・ 結論は トランプ候補の 圧勝だった!

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 この日、アメリカの大統領選挙において、トランプ候補の当選が確実となった。トランプ氏は、フロリダ州の集会で勝利を宣言し、「アメリカを再び真に偉大な国にする」と改めて語ったという。また、議会でも、上下両院で共和党が優勢だという。
 今回の大統領選では、最後の最後まで接戦が続いていて、当選者が決まるまでにはずいぶん時間がかかるだろうと言われていた。しかし、投票箱が開いてみれば、その勝敗を決める激戦州と言われた7州においても、トランプ候補がその全てで勝利。選挙人数において、大差を付けての当選となった。早速に、トランプ候補からは威勢のいい言葉が飛び出してきている。
 心配なのは、今後のアメリカ政治が、どう動いていくかということ・・・。世界各国が心配顔で見つめている。さてどうなっていくことやら・・・。

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11月5日(火) ボーイング ストは終われど 傷だらけ・・・ 再び飛び立つ 空の高さよ・・・!

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 大幅な賃金値上げなどを求めて、その労働組合がストライキを継続してきた米航空機大手ボーイング社で、やっとストライキが終結。これから4年間で賃金を38%も上げるという労働協約を組合員が承認したという。しかしこれでハッピーエンドというわけではない。現在、飛行機生産はゼロになっていて、相当規模の資金流出になっているのだそうだ。さらに、コンサルティング会社によれば、この約1カ月半に及んだストによって、関連する部品工場までも含めれば、すべての経済損失は、100億ドル弱にもなるのだそうだ。さらに、数年前から、ボーイング社の航空機事故や製造不良問題に関連して、航空機の生産が遅滞していて、5400機にも及ぶ受注残を抱えているのだそうだ。

 まさに満身創痍!これから再び飛び立とうとするボーイング社が見上げる空は、簡単には飛び立てない高さになっている気がしてならない。

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11月4日(月) モルドバじゃ 親欧路線の 大統領! ロシアの介入 プッチンできる?

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 ウクライナの西側に位置する小国「モルドバ」で、この日、大統領選挙の決戦投票が実施された。欧州連合への早期統合を掲げている現大統領のサンドゥ候補に対して、かつて検事総長を務め、親ロシア勢力に支持されているストヤノグロ候補が挑む形となった選挙であったが、サンドゥ候補が、結果的には、55%あまりの得票率で勝利を収めた。
 この選挙戦で注目されたのが、ロシアからの介入であった。さまざまな投票妨害や有権者の大規模な買収、投票記録システムへのサイバー攻撃などがあったのだそうだ。西洋勢力からの圧力に対して神経質になっているといわれるプーチン・ロシア大統領は、打つ手を選ばず、自らの勢力伸長を図っているというべきか。サンドゥ大統領、プッチンと、そんなロシアからの介入を断ち切ることができるのであろうか。

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11月3日(日) 「文化の日」 吾にとりては 「祈りの日」・・・! 若葉書院で 来る年思う!

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 11月3日は、「文化の日」。日本各地でさまざまな文化的なイベントが開催されたようである。
 一方、私はといえば、この日は、四国への台風襲来が予想されていた関係で、勉強会を中止としたが、大雨による被害がなかったかどうかを確かめる意味合いも含め、若葉書院に出かけ、そこで「祈りの日」の時間を過ごすこととしたのであった。そして、夏の間に大きく茂った敷地内の草を、少し小型の草刈機を使って刈り取ってみたり、書院内に置いてある本を読んでみたりして、なんということもなく時間を過ごした。
 ただ少し意識したのは、もう今年も残すところが二ヶ月となり、そろそろ来年のことも考え始めなくてはならないなという思いであった。来年は、どのようなテーマのもとに活動を行うべきか、その計画を頭出しする作業にふけったのであった。

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11月2日(土) 総選挙 無効の票が 増えていた・・・ 保守色強い 小選挙区で・・・

 10月27日に行われた総選挙で、全国の小選挙区に投じられた「無効票」が、およそ167万票に及んでいたことが、総務省の集計(速報値)で判明した。投票に占める割合が約3%ということである。私としては、このぐらいの無効票はあるのだろうという印象である。
 しかし、興味深く思われたのは、この割合が最も高かったのが、群馬県での4.3%であり、それに着いたのが岐阜県での4.06%であったということであった。両県ともに保守の地盤が強くて、前回総選挙では、自民党が小選挙区を独占していた県だという。とするならば、今回の結果は、これまでずっと自民党を支持し、その候補者に投票してきたという有権者が、今回だけは、もう自民党に投票できない、しかし野党にも票を入れる気にならないから、やむなく白票を投票した、という現象なのであろうか。そうだとするならば、憂うべき事態が進行しているとも言えるのではないかという気がする。 

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11月1日(金) 子どもらの 不登校者が 30万余・・・ 社会の歪みが 広げる迷いか・・・??

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 2023年度中に不登校だった小中学生が過去最多を更新したと、文部科学省が発表。その数は、小学校では130,370人(前年度比24%増)、中学校では 216,112人(同11%増)となり、過去最多となり、初めて30万人を超えることとなった。その一方で、いじめの認知件数も、 732,568件で、前年度から7%増えて、これも過去最多となったという。
 不登校の増加が続く中で、子どもの学ぶ権利を保証するために、さまざまな対応が求められ、その取り組みも鋭意進められているとのことであるが、なかなか追いついていないということなのであろう。この問題は、もう親の問題だとか、学校の問題だとかいったレベルを超えて、社会全体の問題として捉えねばならないものなのではないか。社会の歪んだ鏡に、自らの姿を映し出しても、子どもたちは、自分の歪んだ姿しか見ることができず、それが子供たちの迷いを生み出しているということなのではないかという気がしてならないのである。

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10月31日(木) 高知にて 日韓問題 講演す エース講師の 代打者として・・・

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 この日は、「高知県日韓親善協会」の総会に呼ばれて、その記念講演の講師をつとめた。実は、この講師には、当初、韓国の文大統領時代に首相を務めていた李洛淵先生が招かれていて、私も聴講者の一人として参加する予定にしていたのであった。しかし、先生から突然、日本訪問ができなくなった、との連絡があったという。それが約1週間前。そこで突如、私の方に、その代役の依頼が寄せられたのであった。とは言え、韓国の元総理というエースバッターの話を楽しみに参加する人もいるだろうに、そこで私がピンチヒッターを務めていいものやらどうやら、躊躇する思いがないわけではなかったが、よほど主催者もお困りなのだろうと、お引き受けすることにしたのであった。
 私も、かつては「日韓議員連盟」で、若手議員の代表を務めていたこともあった。そんな時代の古びた遺産を引っ張り出してきて、約一時間の講演をこなしたのであった。

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10月30日(水) フォルクスが 採算悪化・・・ 独内の 工場閉鎖も 不可避だと言う

 ドイツの自動車大手・フォルクスワーゲンがこの日発表した今年7月から9月期決算は、その営業利益が、昨年同期比で42%減少と報じられている。新車購入補助を廃止した影響で、電気自動車の販売が急減速、ドイツ国内での製造コスト上昇を補えなかったためだという。そして、経営立て直しのために、ドイツ国内の工場10カ所のうち、少なくとも3カ所を閉鎖し、数万人を人員削減するリストラ計画も、この直前に公表している。
 フォルクス・ワーゲンといえば、翻訳すると「国民の自動車」である。数万人のリストラとなれば、ドイツ国民にとって甚大な影響が生まれる。「国民のための自動車」という看板から「国民の」という「V」の字を取り外さざるを得なくなるのではないか。グローバル化する地球経済の中で、企業がいかに生きて行くか、そんな基本問題も提起している、今回の企業決算であったと思う。

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10月29日(火) 「オンライン 大学」今日も ゴーサイン! 「ZEN(善)は急げ」と 来春開校!

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 この日、「大学設置・学校法人審議会」は、通信制大学「ZEN大学」について、2025年度の新設を認めるように、阿部俊子・文部科学大臣に答申。この大学は、通学不要で、オンラインだけで学士号を取得可能だという。入学定員は3500人。学部は「知能情報社会学部」だけで、いくつかの分野から科目を選択して学ぶことができるという。なお授業料は年間38万円と、ほかの大学よりもかなり安くなるようである。
 文部科学省によると、2023年度通信制大学の学生数は184,499人いて、このしばらくは18歳から22歳の学生の増加が著しいという。大学教育の風景も、大きく変わってきているようである。
 気になったのは、「ZEN大学」という名称。インターネットで調べてみると、外国人にもアピールが強いものとして、この名が選ばれたとのことであったが、おそらくは、秘められた思いもあるに違いない。そんなことを思い考えてみるのも一興である。

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10月28日(月) 総選挙 結果は与党の 「過半数割れ」!! どこまで続く 関が原っぱ・・・!!

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 実はこの前日の10月27日は、総選挙であった。飛鳥から大阪に戻って、ホテルで、テレビを通してその開票状況を見守った。そして今日の未明には、全選挙区の当選者が決定した。その結果は、自民・公明の連立与党の「過半数割れ」であった。しかも、自公を合わせて215議席にとどまり、過半数の233議席までは、18議席足りない。無所属で当選した議員を含めても足りないという、与党にとって厳しい結果であった。
 総選挙の後には、新たな首相を決める特別国会が開かれる。そこまで、国政の新勢力図を巡って、天下分け目の「関ヶ原合戦」が繰り広げられることになるのであろう。今のところは、総理は石破氏の首班指名の可能性が高いようであるが、何が起こるかわからないのが永田町。さらに、たとえ石破総理続投となったとしても、その後の国会運営は容易ではない。戦国乱世の入口に立っているということかもしれないと思う。

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10月27日(日) いにしへの 人らと出会う 語り合う・・・ そんな仲間と 飛鳥を旅せり

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 今日は、日本人の心のまほろば・飛鳥の地を、仲間たちと共に旅した。この土地に残された史跡やその時代を私達に紹介する博物館などを次々に巡った。何よりもありがたかったのは、この日の天候。前日まで、そしてこの翌日も小雨が降っていたのだが、どういうわけだかこの日だけは、晴天に恵まれた。そしてその青空に白い雲がたなびいていた。まさに日本人の心のふるさとを実感させられる時間であった。
 私が参加者たちにお願いしたのは、この飛鳥の地で、当時どのような人が何を為したか、そしてその後に何を残したか、といった客観的な事実を確認するということだけではなく、ぜひ、その人たちに出会ってほしいということであった。そしてその人たちと心の中で語らい合ってほしいということであった。そんな時を超えた語らいのなかにこそ、旅の醍醐味がある。そう私は、常々考えているのである。

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10月26日(土) 新しい 「いのち」が生まれる からくりが 「古事記」神話に 隠されていた・・・??

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  今日、「第4回若葉書院マグマ噴火口セミナー」の勉強会を、大阪市で開催。この場には、全国各地から、約40名の仲間たちが集まっった。
 今回のセミナーのテーマは、「古代日本人の心の源流を求める」というものであった。そして、それが具体的に花を開かせた「飛鳥時代」に焦点を当てて、参加者とともに、私たちの「心の故郷」を求めてみよう、という企画を練り上げてきた。そして、明日、明日香村と橿原市で遊行脚活動を行なうのを前に、まずは勉強会を開催することとしたのであった。
 ここで私が話したのは、『古事記』の冒頭部に登場する神々のことであった。私は、この部分に、日本人が過去からずっと宿してきた「いのち」の思想が隠されていると考えている。それは端的に言えば、私が常々語っている「夢出せ!知恵出せ!元気出せ!」符号するものであると考えている。そんな思いを、参加者たちに語り掛けたのであった。

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10月25日(金) 大卒で 就職しても 3年で 3分の1が 蒸発してる?

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 厚生労働省が、この日、 2021年に大学を卒業して就職した人のうち、もうすでに仕事を辞めた人の割合が34.9%であったと発表。わずか3年間で、すでに3分の1以上の人達が離職したというのである。特に離職率が高かったのが、「宿泊業・飲食サービス業」で 56.6%、「生活関連サービス業・娯楽業」で 53.7%と、半数以上にもなっているという。
 確かに昔に比べれば、労働市場は流動化が進んでいる。「一度就職すればそこに骨を埋める」などという考えは、もう既に過去のものになっていると思う。企業側も、既に離職者が相当数出ることを含んだ人事体制や社内体制を組んでいると聞く。
 しかし、この離職した人たちは、何を思い考えて、離職する決断をしたのであろうか。それが自らのステップアップを狙う前向きのものであったならば、一定の評価もできるものであろうが、単にその仕事が辛いからというのでは、その人のためにもなっていないかもしれない、と案じたのであった。

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10月24日(木) ボーイング 労組がストの 継続決定! 連想したるは 恐竜滅亡!

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 航空機分野の巨人・ボーイング社の労働組合が、この23日、35%の賃上げや確定拠出年金の会社拠出の積み増しなどを織り込んだ労働協約をめぐって組合員投票を実施し、組合員の64%が反対したことにより、9月中旬から続くストライキを継続することにしたという。ボーイングといえば、このしばらく自社機体の墜落事故や製品不良などの深刻なトラブルが続き、製造が停滞し、受注残が5400機(現状の生産ペースでは約十年分)にもなっているという。また経営そのものも大幅な赤字となっていて、その運営資金調達にも苦慮しているという。
 私はこの話を聞いて、かつて地上で闊歩していた恐竜が滅亡した話を連想した。小惑星衝突などの外部環境変化がその原因だったという説もあるが、恐竜体内のウィルス感染が原因だったという説もある。体内の病によって、巨大な恐竜も滅亡する・・・。さて、ボーイングは大丈夫だろうか?
 

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10月23日(水) 驚いた! ボール一個が 6億余円!? こんなものにも 差別があるんや・・・

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 ドジャースの大谷翔平選手が前人未到の記録「50・50」を達成したホームランボールが、オークションの売買手数料を含めて439万2千ドル(約6億6600万円)で落札されたと報じられている。これは、ホームランボールの史上最高額を更新するものなのだそうだ。
 しかしそれにしても、たった一個のボールに対して、6億円余りのお金を投してもそれを欲しがる人がいるというのは驚きである。私は興味を覚えて、試合に使われる硬式ボールがいったいいくらで売られているものか調べてみた。すると、おおよそ3000円程度(練習ボールならば、 1000円以下で手に入るようである)。すると、今回オークションで落札されたお金で、いったい何個の試合ボールを購入できるのだろうかといえば、何と20万個以上ということである。やっぱり普通じゃない。ボールの世界にも、ひどい差別があるのだと思った。

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10月22日(火) G7 凍結したる ロシアの資産は 戦後賠償 担保にするって?

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 主要7カ国(G7)がこれまで議論してきた「ロシア凍結資産」の問題について、「ロシアが侵略を終え、ウクライナに与えた損害を賠償するまでその凍結を継続する」とする、「ウクライナ支援策の最終合意案」が明らかになった。ロシアの企業がG7各国内に保有するお金の問題は、基本的には、ロシアが始めた戦争とは別の次元の問題であって、それを無理やりに結び付けたこの案は「無理筋」と言えなくもないが、それを言い始めれば、ロシアがウクライナに対して一方的に戦争をはじめ、さまざまな国際法違反が指摘されながらもそれを無視し続け、ほぼ一方的にウクライナ国民を殺戮し国土を破壊していること、それ自身が「無理筋」である。そんな無理な話には、やはり無理な対抗策を取らざるを得ないということなのであろうか。戦争とは、理不尽なことの「ごみ集積所」である。何よりも早期の戦争終結を願いたいものである。

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10月21日(月) ドジャーズが メッツを下し ワールドへ! 翔平の夢も あともう一歩!

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 今日、アメリカ大リーグの「ナショナルリーグ・優勝決定シリーズ」で、ドジャーズがメッツに勝って、リーグ優勝を決めた。これであとは、アメリカリーグの優勝チーム・ヤンキースとのアメリカ1位を決定する7回戦を残すばかりとなった。
 ここで思い出すのは、大谷翔平選手が、エンジェルスからドジャーズに移籍を決めた時であったと思うが、「僕が世界一の選手になるためには、優勝しなくちゃならない」と語っていた言葉。そしてその夢に向かって、この一年間、大谷は、打者として輝かしい記録を残すと同時に、チームを勝利に導いてきた。まずナショナルリーグ西地区で優勝を決定し、今日、そのナショナルリーグの優勝も決定。そしてこれから、いよいよ世界一を決める「ワールドシリーズ」への挑戦である。大谷の夢の実現もいよいよもう一歩。その達成を心から祈りたいと思う。

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10月20日(日) この国の 原始に為されし 教育は 個と種の生存 賭けし営み?!

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 「教育思想研究会」の日。今回のテーマは、「古代日本の教育」。人間は、なぜ教育という営みを始めたのか。そしてその人間が集団を形成していく中で、その教育の営みはどう変質して行ったのか。このような基本的な疑問を語り合う勉強会であった。
 この日用いたのは、志賀匡著『日本古代教育史~教育の源流を求めて』という本であった。原始時代にまで遡り、生物としては決して優れた能力を持つわけではない個や種が、その生存を確かなものにするために、教育活動を始めたその歩みを考察している本であった。
 確かに人間は、その時代に必要とされる資質を培う教育活動を通して、ここまで生き残ってきたことは確かであろう。またそれが大きな進化を生み出して、人類繁栄を実現してきたことも確かであろう。こんなところまで遡って考えることを通して、現代の教育の混乱に立ち向かう知恵を得られるのではないかという気がしたのであった。

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10月19日(土) 自民党 投書箱に 投げ込まれたが 怒りに満ちた 火炎ビンとは・・・

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 今朝、永田町にある自民党本部に火炎瓶を投げ込んだ男がいた。その男は、その後、首相官邸に向かい、その入り口の警備用の柵にクルマを突っ込ませて、そこで逮捕された。男は49歳の職業不詳者ということである。今はまだ黙秘しているということで、その動機は必ずしも明らかになってはいないが、おそらくは、今の日本政治に強い不満を持って、この挙に及んだということであろう。
 今の自民党は、国民の声を広く聞こうとする姿勢を重視している。総理も、あちこちに出かけては、「車座対話」を行っている。しかし、国民の声を聞いたからといって、それがすべて実現できるというわけではない。政治に不満を抱き、不信感を募らせる人もいるだろうと思う。
 しかし、民主主義とは、力による対決を避けるために、考え出された制度ではないか。投書箱に火炎瓶を投げ込むような振る舞いは、決して許されるべきことではないと思う。

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10月18日(金) 秋祭り 何もないまま 過ぎてゆき 季節はいつしか 冬の入り口・・・

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  勇壮さで広く知られる新居浜の太鼓祭りが、今日で終わり。今年は、祭りだからといって、私は、どこにも出かけなかった。ただ自動車の窓から、すれ違う太鼓台の姿をちらりと眺めただけだった。それは一つには、新型コロナウイルスに感染したあと、体調が今ひとつ優れなかったことがあり、また少し前に義父が亡くなり、喪中の意識が胸の中にあったからでもある。自分が参加意識を持たない祭りというのは、あっという間に通り過ぎてしまうものである。何をするともなく、この秋祭りが終わり、気づけば、もうすぐ冬の訪れ。
 今年の場合は、残暑も厳しくて、この時期になっても、まだ晩夏のような気温であった。それでももう3週間もしないうちに、「立冬」である。もうすぐ冬が始まるのか・・・。昔から、この地方でも「祭りが終われば冬支度」と言われてきた。何か合点がいかない思いの中に、時は確実に過ぎてゆく。私自身の残り時間も、気になり始めたこの頃である。

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