10月22日(火) G7 凍結したる ロシアの資産は 戦後賠償 担保にするって?
主要7カ国(G7)がこれまで議論してきた「ロシア凍結資産」の問題について、「ロシアが侵略を終え、ウクライナに与えた損害を賠償するまでその凍結を継続する」とする、「ウクライナ支援策の最終合意案」が明らかになった。ロシアの企業がG7各国内に保有するお金の問題は、基本的には、ロシアが始めた戦争とは別の次元の問題であって、それを無理やりに結び付けたこの案は「無理筋」と言えなくもないが、それを言い始めれば、ロシアがウクライナに対して一方的に戦争をはじめ、さまざまな国際法違反が指摘されながらもそれを無視し続け、ほぼ一方的にウクライナ国民を殺戮し国土を破壊していること、それ自身が「無理筋」である。そんな無理な話には、やはり無理な対抗策を取らざるを得ないということなのであろうか。戦争とは、理不尽なことの「ごみ集積所」である。何よりも早期の戦争終結を願いたいものである。
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