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5月31日(土) 福惜しみ 福分け与え 福植える… そんな努力が 幸福を呼ぶ!

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 「人間哲理研究会」の日。今回取り上げたのは、幸田露伴の著書『努力論』であった。
 幸田露伴は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した文人。文豪とも呼ばれ、日本の近代文学を代表する作家の一人とされる。
 この露伴が、45歳のときに出版したのが、この『努力論』。人は、幸福になりたいと強く願い、様々な努力をしつつも、それが満たされず、悶々とした日々を送る人も多い。露伴は、そのような人たちに対して、人生に対する基本的な考え方と、なすべき工夫を事細かく論じるのである。
 特に、「幸福三説」を論じ、福を使い尽くさず惜しむこと(惜福)、余剰の福は周りの人たちに分け与えること(分福)、そして、その福が大きくなるように、大地に植えて育てるような心を持つこと(植福)、の三つを強く訴えかけていた。興味深い議論であった。

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5月30日(金) 日本産 水産物の 中国輸出が やっとの寝起きに まだ眠気顔!

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 日中間の懸案「日本産水産物の中国への輸出再開問題」について、進展があったと発表された。それによれば、輸出を望む日本の水産加工施設を中国側に登録し、輸出ごとに定められた検査を実施して証明書をつければ、輸出できるようになるということだ。
 そもそもこの問題が起きたのは、福島第一原発の「処理水」放出に関して、中国政府がそれを「核汚染水」と呼んで、反対したことからであった。日本側は、その反対に対して丁寧な説明を行ったにも関わらず、中国側が理解を示さないことから、結局は、処理水放出を実施。それ以来、日本産水産物が輸出できない状況が続いてきたのである。
 とはいえ、全面的解決ではない。原発周辺都道府県からの水産物輸出は、相変わらず禁止されている。ようやく起き出してきたものの、まだ眠気顔の中国の対応である。

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5月29日(木) スイスでは 村を飲み込む 土石流…!! 温暖化が呼ぶ 地球の怒りか?

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 スイス南部のアルプス山脈で、「大土石流」が発生。麓の村のほとんどがこの土石流によって埋め尽くされ、壊滅状態のようである。なお住民たちは、事前に避難勧告を受けて避難していたため、死傷者はほとんどおらず、住民の男性一人だけが行方不明だという。
 今回の大土石流について、専門家は、「地球温暖化」との関連を指摘しているという。つまり、気温の上昇によって、山頂部の永久凍土が溶け出して崩壊して、この巨大な土石流を発生させたのではないだろうか、というのである。さもありなんと思う。現実に、地球表面の平均気温は、このしばらく確実に上昇してきているから、広範な地域で、同様の被害が、今後発生することになるかもしれない。
 温暖化の進行に対して無力な人類社会に、「地球は、いよいよ怒りを爆発させ始めている」ということかもしれない、と思った。

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5月28日(水) 強敵と 戦うこそが 人生と 刃次々 米大統領!

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 この日、在日アメリカ大使館は、全ての「学生ビザ」発行に向けた面接の新規予約受け付けを停止していると明らかにした。なお、この対応は、世界中のアメリカ大使館で同じ措置をとっているらしい。これは、小中高から大学、大学院など、全ての学生を対象にしたものなのだそうだ。就労ビザなど、他のビザ申請は今まで通りに続けられているという。
 この措置はおそらく、「ハーバード大学など、リベラル志向の強い教育機関」に対して、トランプ政権が圧力を強めているということであろう。トランプ大統領は、政策目標達成のためには、手段を選ばず、次々と可能な限りの手を打ち出し続けていくということか。相手が白旗を上げるまで、攻撃を続けるその驚くべき執念深さ…。
 私は、国内を分断し、混乱を生み出すだけだとも思うのであるが、さてどうであろうか。

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5月27日(火) 乾き切る 大地に降れる 雨粒の 如くに消ゆる 古々々米かも…

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 今日も、米に関する話題。農水省がこの日、備蓄米販売に関する小売業者からの申請状況を公表したが、それによれば、昨日の説明会後たった一日でしかないのに、33社余りから15万トンを上回る申請が出されたとのこと。今回放出予定の2022年産古々米20万トンの販売がすぐに終了となる見込みになったことから、受付を一旦休止することにしたらしい。そして、続いてこれからは、2021年産の古々々米10万トンの放出に向けての取り組みに移行するということである。すでにこれに対しても、強い引き合いが出されているらしい。
 まったく驚きの展開である。からからに乾き切った大地に、雨粒ならぬ米粒が一気に降り注いで来たにもかかわらず、それらが全て地中に消えていっているという光景である。消費者のコメに対する渇望感がここまでのものであったか…そう痛感したのであった。

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5月26日(月) 名分と 経済原理が 握手をすれば 瞬時に生まれる 「新規ビジネス」!!

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 この日、農林水産省は、大手小売業を対象にした「備蓄米に関する説明会」を開催。大手スーパーやディスカウント店、オンラインショップなどがこれに参加し、小泉農相が表明した6月初めの店頭販売という方針に向けて、一気に動きが始まった印象である。また、政府の備蓄米売り渡し価格は、玄米60キロあたりで、10,700円と発表された。通常、店頭販売されている5kg入りの袋で換算すれば、約900円という価格になる。精米費用だとか流通費用だとかをこれに加算しても、店頭価格2,000円で販売して、利益が出るということか。
 今回の場合は、この損得勘定に加えて、「消費者のための取り組み」という大きな「名分」の看板も準備されている。
 「名分」と「経済原理」が握手をするとなれば、あっという間に、この種の「新規ビジネス」が誕生するということであろうか…。

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5月25日(日) 「大の里」 2場所連続 優勝し 確実となった 「最速横綱!」

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 今日は、大相撲夏場所の千秋楽。早々と優勝を決めていた大関「大の里」は、この日、横綱・豊昇龍と戦い、敗れたものの、14勝1敗という立派な成績でこの場所を終え、「2場所連続優勝」という実績を残した。これで、大の里の横綱昇進は確実なものとなり、この26日に、横綱審議委員会に諮問されることも決まった。
 今回、大の里の横綱昇進を巡ってメディアが大きく取り上げているのは、その昇進スピードである。初土俵を踏んだ場所から僅かに13場所目での横綱昇進というのは、歴代横綱の中で最速である。これまでの記録は、輪島の21場所ということであるから、驚異的なスピードである。角界という、難所の多い「ボルダリングの壁」を一気に駆け抜けて、新記録を樹立した「大の里」の、これから先の一層の活躍を期待したいものである。

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5月24日(土) 日鉄の USスチール 買収問題… まだ霧深いが 一転承認!?

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 「日本製鉄によるUSスチール買収計画」が、トランプ大統領によって、一転承認されたようである。ここで「ようである」と紹介したのは、まだその具体的な内容が明らかになっていないからである。トランプ大統領は、「これはあくまで買収ではなく、投資である」と、今も主張し続けているようであり、果たして日本製鉄が望んでいる「完全子会社化」が実現できるかどうかは、不透明なままである。
 アメリカ側が安全保障上の問題として捉えてきたのは、国内の鉄鋼生産量がじり貧であり、このままでは、有事に必要とされる鉄鋼生産量の1/3しか賄えないという実情があるからである。加えて、歴史上の名門企業が他国によって買収されることが、アメリカ国民のプライドを傷つけるという計算もあるだろう。
 複雑骨折状態のこの問題であるだけに、今後の展開には不透明なものが残る。サテ…。

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5月23日(金) 真先に 小泉農相 広言したは 従来半値の 米価であった…!!

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 農林水産大臣に就任したばかりの小泉進次郎代議士は、この日、早速NHKのニュース番組に登場し、高値が続くコメ価格について、「5キロ2,000円を実現する」と表明。具体的には、これまでは、政府備蓄米放出を、JAグループなどの大手集荷業者に限定して競争入札で対応してきたのに対し、これからは、大手の小売業者などに、直接に、しかも値段を下げるために「随意契約」で販売するとした。そして、6月上旬には店頭に並ぶように、一気に事を運ぶ決意も示した。早速、楽天グループの三木谷会長兼社長にも面会し、協力を求めたという。
 これは、米の管理と流通を巡ってのかなり思い切った政策転換であり、国民や農家の間に、期待感と同時に、波紋も広がっているようである。今の段階では、これがうまく進むかどうか予断を許さないが、農相の覚悟と一気に事を進める手際の良さには、感心した。

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5月22日(木) トランプの ホワイトハウスは 地雷原!? 何がいつどう 爆発するやら…

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 この日、ホワイトハウスで、またもや「トランプ地雷」が爆発。南アフリカのラマポーザ大統領と会談したトランプ大統領は、冒頭では和やかな話しぶりであったが、突如、部屋に設置されていたモニターで、黒人による白人に対するヘイトスピーチや暴行を加えている映像を流し始め、「なぜ、あの人々を逮捕しないのか」などと問い詰めたという。それに対して、ラマポーザ・南ア大統領の方は、当初は当惑した様子も見せたが、「この件はもっと冷静に話し合いたい問題だ」と、軽く受け流して、衝突を回避したという。
 メディアは、南ア大統領の対応を、冷静さを失わなかったと高く評価したようである。そして、外国首脳にとってホワイトハウスは、今や友好の場ではなく、リスクの多い場であるとも報じたらしい。どこに何が埋まっているかわからない「地雷原」だということだ…。

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5月21日(水) 「私は 米を買った ことない」と 言って首飛ぶ 今世の大臣!

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 この日、講演会で「私は米は買ったことがない」と語って、強い批判を受けてきた江藤拓・農林水産大臣が、石破総理に辞表を提出し、その職を辞した。これは、国民が広く関心を持つ米価格問題の責任者としてはあまりに不用意な発言であったと判断した総理による更迭、とも言えるだろう。そして総理は、後任にさっそく、小泉進次郎・元環境大臣を起用し、皇居での認証式を経て就任させた。
 それにしても、今世の大臣とは、こんなに軽いものかというのが、率直な印象。米価格問題に批判を強める国民の気持ちを逆なでする発言であったのはよく分かるが、この程度の発言で大臣を辞めねばならないとなれば、昔の政治家など、何十もの首を準備したって間に合わなかっただろう。それが今の時世ということだろうが、それならば大臣というのは、一体何なのだろうかと思ってしまった。

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5月20日(火) 米と露の 首脳が電話で 会談後 米大統領が 不可解発言!!

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 アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による直接の電話会談が、約2か月ぶりに行われたという。この会談は、2時間以上にも及んだらしい。会談の中心テーマは、ロシアとウクライナ間の停戦を巡るものであったと思われるが、現在戦闘で優位に立っているロシア側が強硬な姿勢を譲らなかったという。結局、トランプ大統領が、短時日の内に戦争を終えると意気込み進めてきた停戦協議が、暗礁に乗り上げた形である。
 ここで奇妙だったのは、トランプ大統領が、「進展がなければ仲介役を降りる」と表明したこと。「それで困るのならば、私の仲介話に協力しろ」という意味合いだとは思うが、ここで勝手に土俵を降りたのでは、ロシアを利するだけのこと。そんなことをすれば、アメリカ外交に対する他国からの信頼は地に落ちる形となる。さて、どうする…トランプさん。

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5月19日(月) 公道を 使って実験! コンビニの 「無人配送」… ロボットだけで…

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 日本のコンビニ最大手のセブンーイレブン・ジャパンが、公道で、自動走行ロボットを使っての無人配送実証実験を始めると発表。具体的には、東京都八王子市の南大沢駅付近にある2店舗で、4台の配送ロボットを使って、この実験を行うのだそうだ。
 この実験の眼目は、ロボットが単独で配送を行い、安全確保のために人が随行することはしないという点である。これによって、人手の確保が難しい夜間帯や郊外の店舗などでも配達サービスを安定的に提供できるようになるのだという。原則最短20分で届け、配送料は330円だという。
 世の中は確かに変わってきている。一つの挑戦的取り組みがきっかけになって、新しい時代の流れを生み出すこともあるだろう。
 いよいよ「社会的なロボット」実用化の時を迎えることになるのであろうか…。

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5月18日(日) 「AI」と 「量子」融合 研究の場で 総理が語った 「次世代産業」!!

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 石破総理が、つくばにある産業技術総合研究所に新たに開設された「量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター」を訪問視察。その後、この量子研究の国際的共同研究推進のため、世界各国と連携協定を締結すると表明。さらに、今後、政府としても、この量子戦略を抜本的に強化し、2025年を「量子産業化元年」と位置づけ、2030年には、この量子技術を活用するサービスなどの利用者数を1000万人に増やすと同時に、産業規模も50兆円を目指すと発表した。
 正直なところ、今はまだ、この量子技術の活用については、明確な方向性が示されているわけではないと思う。山のものやら海のものやら見当がつかないところがある。しかし、世界各国が、この量子技術が持つ可能性に挑戦している。日本も、それに立ち後れるわけにはいかないということであろうか。

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5月17日(土) 吉本の 「老いの幸福」… 何だろう? それってやっぱり 「共同幻想」?

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 「幸福思想研究会」の日。今回取り上げたのは、評論家として一世を風靡した吉本隆明の本『老いの幸福論』であった。
 この本は、2011年の春に出版されたが、吉本氏はその翌年に87歳で死去しているから、膨大な著作を世に問うた吉本の最晩年の出版物ということになる。おそらくは、吉本が口述したものを出版社側が文章にとりまとめたものであろうか、身近なところに居る好々爺が、老境にいる自分自身のことを気安く語りかけてきているような気がする本であった。
 吉本といえば、その代表作は、やはり『共同幻想論』であろうか。私たちの社会というものは、多くの人たちが頭の中に描いている「共同幻想」によって成り立っているとする著作であるが、高齢期を迎えての幸福も、やはりこの「共同幻想」に基づくものかも…と語りかけてきている気がした本であった。

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5月16日(金) 重文に 「太陽の塔」… 国宝に 「琵琶湖疏水」…か 生きてるままに…

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 現在「大阪・関西万博」が開催されている中、今から55年前の大阪万博でシンボルとなった「太陽の塔」が、「重要文化財」に指定されることとなった。この塔は、鬼才・岡本太郎氏によって発想され創作されたものであり、土偶をモデルとしたとされる、高さ70mの巨大な塔である。このような巨大建築物が、建設のわずか55年後に重要文化財に指定されるというのは、極めて珍しいことだと思う。
 さらに加えて、この日、明治時代中期に琵琶湖の水を京都に引き込むために造られた「琵琶湖疏水」が、今回、「国宝」に指定されることも確かとなった。こちらの方は、今も、まさにバリバリ現役の水路である。
 私たちは、通常、「国宝」や「重要文化財」といえば、年を経て、役割を終え、苔むしたものを連想するが、まだピカピカしたものが指定されると聞いて、その認識を新たにした次第。

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5月15日(木) 財閥系 建設会社も 買収される!? 祇園精舎の 鐘響く中…

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 準大手ゼネコンの「インフロニア・ホールディングス」が、財閥系の建設会社である「三井住友建設」 を買収すると発表。この7月にも、株式公開買い付けを実施して、三井住友建設の全株式を取得する方針だという。
 この「三井住友建設」は、今から20年余り前の2003年に、三井建設と住友建設が合併して誕生した会社である。共に名門財閥グループに属した建設会社として、その名を轟かせていた。そんな建設会社が、格下とみられている建設会社によって買収される時代がやってきたということである。
 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」である。一時栄華を極めたと言っても、生者必滅の風の中に、やがては衰え果ててゆく。それは世の常と言いながらも、長く命を保ち続ける工夫が、多くの企業に求められていることを教える一事でもあった。

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5月14日(水) 自衛隊 練習機でも 墜落す?? 飛ぶが落ちるは 当然なれど…

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 航空自衛隊のT4練習機が墜落と報じられている。何でも、愛知県にある小牧基地から飛び立った直後に、すぐ近くにある入鹿池に落ちたということである。この機体は、製造から36年を経過していたが、離陸前の検査では何らの異常も無かったらしい。このしばらく、自衛隊機の事故が相次いでいることが、気がかりである。
 それにしても、本来、空に浮かぶことができない重たいものが、重力に抗して空を飛んでいるわけだから、何らかの不調が発生すれば、落ちるのが、当然。昨日も、世界の空を我が物顔で飛んでいた「日産自動車」が、この3月期の最終赤字が約6,700億円にも達し、墜落を避けるために、世界の7工場を閉鎖し、2万人の削減に踏み切ると発表があった。
 そんな姿を見たならば、ニュートンは何と語ったであろうか…。そんなことを思った。

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5月13日(火) 「ウルグアイ 元大統領 ホセ・ムヒカ」 清貧貫き 静かに去れるか…

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 今日、ウルグアイで大統領を務めたホセ・ムヒカ氏が、89歳で死去とニュースで伝えられた。ウルグアイは、南米の小国であり、通常ならば、そんな小国の大統領を務めた人間の訃報が日本で伝えられることなどはほとんどない。しかし、ムヒカ・元大統領の場合は、違った。それは、「世界一貧しい大統領」として知られ、現代文明を批判する様々な言葉が注目された大統領であったからである。
 例えば貧乏についても、「私は貧乏じゃない! 質素なだけだ!」と語り、「真に貧しい人は、際限なくものを欲しがり、永遠に満たされていない人のことである」とした。このまま物を大量生産し、消費する世界を案じ続け、人間の幸福感を切り替えなければ、地球社会は維持できなくなると、国際会議などで、危機感をあらわにしていた。
 深い思索を感じさせられる人であった。

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5月12日(月) 訪ねしは 「犬養木堂 記念館」! 「話せば分かる」の 声ぞ空しき…?!

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 前日、「山田方谷150年祭記念フォーラム」を終えた後、夕刻から関係者の打ち上げ会。これからの街づくりなどを巡って意見交換。
 そして今日、帰途に就いたが、さてその道中でどこに行くかと思ったときに思い浮かんだのが、犬養毅のことであった。犬養は、今の岡山市の北西部で生まれ育った。生家が今も残っていて、隣接する形で「犬養木堂記念館」がある。そこを訪れたのである。
 犬養は、昭和6年暮れに、76歳で第29代首相に就任するが、翌年の5月15日に、海軍青年将校らによって銃撃され、死去。
 その時、青年将校らに語りかけたとされる言葉「話せばわかる」が、その人柄を示す言葉として語られる。しかしこの言葉は、聞き届けられなかった。今の時代でもそうであるが、話せば話すほどわからなくなる、というのが実態なのではないだろうか…そんなことを思う。

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5月11日(日) 参加者が 「今方谷」に なった気で 語り合ったが 「方谷フォーラム」!!

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 今日は、来年の「山田方谷150年忌」のプレ行事として、「山田方谷150年祭記念フォーラム」が、高梁総合文化会館で開催された。
 まず最初に、高梁市内の保育園の園児たちによる「方谷・論語の言葉」の唱和が行われ、主催者や来賓による挨拶、加藤勝信・財務大臣による基調講演、それから「地方創生をこの地から」をテーマとするシンポジウムが続いた。
 実はこの日、私は、このシンポジウムのコーディネーターを依頼されて務めたのであるが、そこで強く意識したのが、過去の偉人の過去の生き様や業績を取り上げて論ずるのではなく、参加している一人ひとりが、今、その偉人になりきって、問題を共に考えようという姿勢であった。言うならば、今に生きる山田方谷「今方谷」!! かつて田中角栄総理が、豊臣秀吉の人生に似ているということで、「今太閤」と呼ばれたがごとくに…である。

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5月10日(土) 「カシミール 領有権」が 火種となって 起きた紛争 停戦したが…

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 この日、インドとパキスタンが、「即時停戦」で合意。核戦争の可能性を孕む新たな戦争への拡大を、ここで食い止めた形である。
 しかし、両国の紛争の根底には、「カシミール地方の領有権」という根深い問題が宿されている。この領土問題は、容易でない。表面的に合意しても、地面の下には、様々な人々の思惑やこれまでの長い年月の歴史が複雑に絡み合っている。そんな根深い問題の最終的な解決がいかに困難なことであるか、世界各地の紛争が示している。
 いわば、山火事で表面の火災は消し止めたとしても、地中にある根の部分には、「地中火」という形で火種が残っていて、またいつ再びそこから火が発生するかわからない、といった姿によく似ていると思う。どうすれば根源的な問題解決が可能なのか、これからも思いを巡らせていかねばならないと思う。

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5月9日(金) 世界中に 分断・対立 広がる中で 新教皇には 「レオ14世」!

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 ローマ教皇庁で行われていた教皇選挙会(コンクラーベ)で、新たなローマ教皇が選出された。新教皇は、アメリカ・シカゴ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿。年齢が69歳というから、おそらく私と同年である。
 新教皇は早速に、バチカンのサンピエトロ大聖堂バルコニーから、信者たちに呼びかけを行った。その中には、今、分断と対立を深める世界に対して、「対話で橋をつなぐ」というメッセージも含まれていたという。
 その分断と対立は、ローマカトリック教会組織の内部にもあるという。新教皇が、今後、どのような新たな宗教思想を打ち出して、大きな統一と調和を生み出していくのか、強い関心を持って見守りたいと思う。
 今の世界に失われつつある「人類の精神世界」において、新教皇が大いなるご活躍をなされることを、心から期待したいと思う。

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5月8日(木) 政治には ソフトパワーが 大切と 力説されし ナイ氏も世を去る…

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 国際政治学者のジョセフ・ナイ氏が死去と報じられた。88歳であったという。
 彼は、私が松下政経塾で学んでいた頃に、カーター大統領やクリントン大統領などの民主党政権で、「ソフトパワー」の重要性を主張し、国際政治の舞台上で、ひときわ光彩を放っていた。「ソフトパワー」とは、武力などの「ハードパワー」によって状況を動かそうとするのではなく、多種多様な国家や人々との間に生まれる「共感力」に基づいて、問題を解決することを目指そうとする考え方である。
 当時、私はこの考え方に強い共感を覚えた。そしてその考え方に基づいて政治を理解しようとした。それは、今でも、そうである。
 そんな国際政治の師とも呼ぶべき人が、この世を去った。このしばらく、私の思想を形作ってくれた人たちが、次々にこの世を去っていくことに対して、心寂しさを禁じ得ない。

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5月7日(水) 東大の 目の前にある メトロの駅で… わけのわからん 切りつけ事件!

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 またも異常な事件が発生。この日の午後7時前に、数多くの通勤客で混雑した東京メトロ南北線「東大前駅」で、40代の男が、刃物を振り回して、見知らぬ20代男性の頭部などを切りつけたという。
 問題は、この犯人がなぜこのような事件を引き起こしたのかという動機である。今の段階では、まだ詳細がわからないが、人ごみの中でわざわざこのような事件を起こした背景には、何らかの主張があったに違いない。しかも、東京大学の目の前にある、この大学の名前が冠せられた駅で、このような乱暴な挙行に及んでいることを考えれば、日本の高等教育に対する何らかの批判が宿されていると考えるべきではないだろうか。
 今の日本には、漠然とした不平や不満が渦巻いているように思う。今回の事件も、そんな思いの氷山の一角だったのであろうか。

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5月6日(火) トランプさん 外国制作 映画にも… 関税だって…?? 何でもありだね!!

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 アメリカのトランプ大統領が、外国で制作された映画に対して、100%の関税を課す方針を発表。アメリカの映画産業が衰退する状況にあることに対して、「アメリカで映画を作る時代を、再び取り戻す!」と、アメリカ通商代表部に対して、早速関税導入の手続きを開始するように指示したらしい。
 トランプ大統領は、政権に返り咲きを果たしてまだ3か月半にしかならないが、世界中をスリルとサスペンスの世界にいざなっている。まるで、世界中を舞台として撮影される「ハラハラドキドキ映画」の監督を任じているかのようである。確かに映画の世界では、監督の思いに従って、自由自在に、現実離れした世界を描き出すことができるだろう。
 しかし、現実の世界は、映画の世界とは異なる。トランプ大統領は、それをどう認識しながら、世界を動かしていこうとしているのか。

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5月5日(月) 「子どもの日」… 昔と違って 静かだね… だって子どもの 姿が見えない…

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 今日は5月5日、「こどもの日」である。総務省が発表した外国人を含む15歳未満の子どもの数(4月1日時点)は、昨年より35万人少ない1,366万人であった。総人口に占める割合も、これまでの最低を更新して、11.1%となった。出生数の落ち込みに歯止めがなかなかかからず、日本は、少子化社会の下り坂をどんどんと転がり落ちているという印象である。
 そういえば、私が生活する地域でも、子どもの姿が見えなくなってきた。時々、登下校する子の集団に出会うことがあるだけである。昔は、もっと地域社会の中で、年の近い子たちが一緒になって遊び回っていたように思うが、今、子どもたちは一体何をしているのだろうかと訝しく思う。
 5月の空を泳ぐ「こいのぼり」の数も少なくなってきた。これからの日本、この少子化の面からも、どこへ向かっていくのであろうか。

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5月4日(日) トランプの 津波を受けた オーストラリアじゃ 「現職呪い」を はね返したって…

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 オーストラリアの総選挙が行われ、アルバニージー・現首相が率いる与党・労働党の大勝が確実になったという。しかも、全国的な勝利だという。実は、年初には、経済危機や政府への不満の高まりなどで、現政権支持率は過去最低を記録していた。オーストラリアでは、政権二期目を目指す政党が全国的に勝利するのは珍しく、現職首相が総選挙で続けて勝利するのは、20年以上ぶりなのだそうだ。
 その「現職の呪い」を破る力になったのは、アメリカの「トランプ政権の登場」だという。オーストラリアにも、津波のように関税圧力をかけてくるトランプ政権への反発から、トランプ政権と政策や手法がよく似ている野党に対する支持率が急落し、失速したのだそうだ。
 最近の選挙では、投票時の瞬間風速が大きな問題となる。一体何が追い風となり、逆風となるか、分かりにくい時代である。

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5月3日(土) 「無思想」が 日本人だと 言うけれど これこそ人間 らしい生き方?!

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 「フォレスト・トレンド勉強会」の日。今日取り上げたのは、ベストセラー『バカの壁』の著者・養老孟司氏の本『無思想の発見』であった。
 日本人はよく、「無宗教・無思想・無哲学」と言われる。確かに日本人は、思想や哲学といったものに関心を示そうとしない傾向がある。しかし著者は語るのである。「思想や哲学というものは空理空論であり、現実とは関係が薄いから興味がないと語る日本人が多いが、それこそが、日本人の思想ではないか」と。そして思想とは、「同じ」を強調する「概念世界」であり、個性を没却する。それに対し、日本人が尊重するのは、個性や違いを尊重しようとする「感覚世界」なのではないかと。
 そう言われてみれば、「無思想」と言われるような生き方の方が、よっぽど人間らしい生き方なのではないだろうかという気がしてきたのであった。いかがであろうか。

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5月2日(金) 方谷の 人生・偉業を 顕彰す フォーラム準備と 駆け巡りたり

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 昨日は、「山田方谷記念フォーラム」の準備のために岡山県庁で協議を行い、その後、高梁市に移り、夕刻からは、「山田方谷150年祭実行委員会」のメンバーとの話し合いを行った。そして今日は、高梁市役所で、石田市長や関係する部署の代表者たちと最終打ち合わせ。その後に、市内の若手の参加を呼びかけるために、高梁市内にある三つの高校を次々に巡って、協力依頼を行った。
 フォーラムの開催が5月11日だから、残り10日という段階での最終仕上げ作業であった。
 人生や偉業を顕彰する活動は、容易ではないと思う。とりわけ、その活動を通して、これから生きていく人たちの心に火を灯し、地域を動かしてゆくエネルギーを与えていこうとすると、とんでもない力を注がねばならないことを痛感した。しかし、そんな取り組みこそが、偉人顕彰の本質なのかもしれない。

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5月1日(木) 岡山の 植物園での 「祈りの日」… 萌える新緑… 溶けゆくワ・タ・シ…

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 この日は、10日後に岡山県高梁市で開催される「山田方谷記念フォーラム」の事前準備のために、昼過ぎに岡山県庁を訪れることにしていた。ただ、少し早い時刻に岡山市に到着したので、時間ができて、私は、月初めの「祈りの日」の思いを込めて、岡山市北部にある「半田山植物園」を訪れることにした。
 時ちょうど、新緑美しい季節であった。そして、園内には、ツツジの花が咲いていた。空は、「五月晴れ」と言うにふさわしい好天であった。園内で、約一時間を過ごした。
 いつしか私の心の中には、穏やかな響き合いが生まれていた。一体感と言った方がよいかもしれない。調和ある美しい自然、その中に存在する調和に満たされた私…。その自然に私自身が溶け合って、一つのものになってゆく感覚を、この場所で深く感じていたのであった。

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